★おさわり探偵 小沢里奈 シーズン2 1/2 里奈は見た!いや、見てない。 アドベンチャー 2007年5月24日 サクセス/ビーワークス

パッと見、タイトルとパッケージ絵で敬遠してしまうゲーム。
しかしその中身は、ちゃんとした良作推理アドベンチャーだった!
自分は「おさわり」ってとこと主人公が女の子なとこから、ちょっとエッチなゲームだと思っていた。
「おさわり」は普通に画面タッチで手がかりを探す意味だった。紛らわしいわ!
というか、パケ絵を見ればエッチも糞も無いよね…。SDキャラだしシュールだし。
 
5話構成で、自分のクリアタイムは7時間半。私は特にボリュームを求める方ではなく、
いやむしろ手軽に終わってほしいタイプだが、えっ?もう終わりという感じ。
それだけ面白かったんだな。程良くやり応えのある謎解きと、独特な世界観が秀逸だった。
セリフ回しが素晴らしい。絵柄的に子供向けと見せかけて、全然おっさん向けだと思う。
2作やる気が無かったんで、1を飛ばして操作性が改善されたという2からやったんだが、
これなら1からやっとけばなと少し後悔した。そして続編も欲しい。もっとおさわりしたい。
 
ちなみに、「さわり心地図鑑」や「調査報告書(おまけシナリオ)」というコレクション要素があるので、
実際のプレイ時間はもっと増やせるぞ! 俗にいうやり込まされ要素だな!
 
世界観が秀逸と書いたが、特にキャラクターが個性派ぞろいで見ていて楽しい。
そして大体そう言うと脇役が濃くて、主人公が薄くなりがちだが、里奈はそんな事がない。
上画面で里奈の心境(本音)や表情が見れて面白い。可愛い。このゲーム一番のウリ。だと思う。
だから一番好きなキャラは里奈。次はダリア警部かな。言動が可愛い。
 
操作はおさわり探偵と言うだけあって、移動も含めて全編タッチペンで進行。
が、一応十字キーで矢印カーソルを動かして探索するという原始的な方法も可能。
 
アイテムを組み合わせて使うシステムが意外と良かった。よくありそうでない感じ。
常識に捕らわれない、そんな使い方するのかよ!という感じ。
 
あとは音楽が良かったな。曲数は少ないが、穏やかな日常から急展開に盛り上がる曲まで。
1の使い回しが多いらしいが、2にはサウンドテストがあって良心的。 (2010/11/28)


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