現時点で最高峰の3Dアクションゲーム(個人的にね)、NINJA GAIDEN(ニンジャガ)がDSに登場! ただし全編ほぼタッチペンオンリーの意欲作よ。って作品。 賢明なDSユーザーにとってタッチペンオンリーは諸刃の剣。無理矢理タッチ要素を入れて駄作化したゲームを 幾度となく見てきたであろう。でも、今作は違った。結構上手いことニンジャガになってた。 (DS発売から3年が経過して、ほとんどのメーカーがタッチパネルを活用できるようになっただろうけどね。) タッチペンをスライドさせるだけで、縦横斬り、連続斬り、ダッシュ斬り、斬り上げ、飛燕、兜割り、飯綱落としと、 据置機で出来たメイン攻撃はほぼ全て出せる。(残念ながらジャンプ中の横斬りと首切り投げは無し) 敵に対してスライドすると狙って攻撃してくれるんだが、画面を大きく適当に縦横スライドしてるだけでも、 ホーミング性能が良すぎるのか勝手に敵を攻撃してくれる。このせいで殲滅戦は結構大味。 最初の方は上手く動かせなくて面白いんだが、進むにつれ単調になる。武器が龍剣しか無いせいもあるかも。 それと、スライドではなく点タッチする事で飛び道具を放つんだが、今回は飛び道具が結構面白い。 手裏剣はもちろん、弓矢に弾数制限が無いのでガンガン放てて爽快。ジャンプして放つことも出来る。 最初に選べる難易度「忍びの道」での感想だが、据置のシリーズに比べると簡単だった。 ところどころ死ねるんだが、比較するとやっぱ簡単。雑魚が本気で殺しにかかってこない。ガードや回避も甘い。 強敵を倒す事で得られるカタルシスは無い。2周目を始めて自分の腕が上がったという実感も湧けない。 DSだから仕方ないのか、ニンジャガの面白ポイントがこと随分削られた感じを受けた。 ちなみに、高難易度「悟りの道」「超忍の道」が存在するので、それらをやってみたらまた違うかも。 ステージは13個あり、初回プレイは4~5時間ほどでクリア可能。全編通してテンポ良く進める。 プレイタイムが記録されるのでタイムアタックが熱い。なんでwifiランキングはタイムアタックにしなかったんだ。 時間をかければカンスト可能のスコアアタックなんて何にも面白くないわ。 タッチペンオンリーだという事に問題はなかったが、それ以外で微妙さを感じた。 駄作や凡作ではもちろん無いが、良作には及ばず。佳作かな。 (2008/6/3) |