5.「バイオ骨壷」の特性



1.≪ 土の中で分解せれる様子 ≫
土中分解される様子

*最も条件のいい土(肥沃な土地、水分、地表から浅いところ)の中では、約1ケ月で、完全分解されるが、
「バイオ骨壷」は表面に漆を施し、分解速度を遅くして、2〜3年で完全分解するように設計されている。



2.≪ 土に埋めた時の肥料効果(実験資料) ≫
ブロッコリー
ブロッコリー


写真左:土(バーミキュライト)のみの場合

写真右:土+骨壷(土/骨壷=3000g/30g)


*写真比較から、骨壷を土に加えると、植物の成長が速いことが分る。

*最近、「樹木葬」が叫ばれていますが、単に地面にお骨を骨壷から出して空け、その上に植樹するの ではなく(あとで骨壷は廃棄している)、お骨を骨壷のまま土に還し、その上に植樹して、骨壷ごと植林の成育に寄与するのが本当の「樹木葬」だと考えます。




3.≪『土に還る骨壷』Q&A集 ≫

 Q:何で できてるの?
A:この商品は天然の植物性たんぱく質(グルテン)で出来ています。今までは難しかったグルテンの成形加工技術が完成されて、はじめてこのような硬さと深さのある商品が出来るようになりました。
永年の実験と、努力の積み重ねの結果、完成された技術です。

 Q:生分解性ってなぁに? なぜ、分解するの?
A:土の中にはたくさんの微生物が住んでいます。この微生物が体外に分泌する酵素によって、たんぱく質は分解されます。こうした自然界の微生物による分解作用を生分解と呼びます。この商品のような天然の植物性たんぱく質は、最も生分解性の良い素材なのです。
これに対し、永年の風雪による経年変化により、形が崩れるものを崩壊性と呼びます。生分解性のものは、形が残りませんが、崩壊性のものは、形の残骸が残り、これらは区別されています。

 Q:どれくらいで分解するの?
A:厳密には、微生物の数と水分によって左右されますが、土の中に埋めた場合1ヶ月〜2ヶ月半で、湿った土の上に置いた場合2〜3年で分解され、完全に形がなくなります。

 Q:なぜ、地球にやさしいの?
A:地球上では、人間も動物も植物も、みな共生しながら広い自然の生態系の中で生きています。人間が作ったものが、他の生き物に消化されなかったり、オジャマ虫になるようなものは全て環境にやさしくない商品といえます。一方、自然の生態系の中で他の生き物に吸収され、その生き物の成長を助ける効果のあるものは、環境にやさしいと言えます。

 Q:土の中でなくても分解するの?
A:海の中でも、湖の中でも分解します。それは海の中にも湖の中にも微生物が住んでいるからです。微生物の数は土の中が最も多いので、分解は土、海、湖の順に遅くなります。
また、同じ土の中でも、土の表面ほど微生物が多いので、土の深いところでは分解が遅くなります。従って、湿った土の上に置いておくだけでも、底面が土と接触していれば、底面から分解が始まります。

 Q:室内では分解しないの?
A:室内では何年たっても分解しません。なぜなら、室内では土の中や海・湖の中ほど微生物が多くないことと、空気が乾燥しているためです。分解には水分が必要なのです。一般に、湿った空気中に長期間放置すると水分を吸ってカビ(これも微生物の一種)が生えやすいものですが、本商品は、 高密度に高温で固めておりますので、湿った室内程度では、カビは生えません。

 Q:熱いお骨を入れても大丈夫なの?
A:グルテンを高温で高密度に固めておりますので、100℃以上の耐熱温度があります。 従って、、熱いお骨を直接入れても、溶けたり変形したりしません。既に人用の『お骨入れ』として、 公営斎場で使われており、耐熱性については実証済みです。

 Q:分解後、肥料になるってホントなの?
A:土の中の微生物は、体外にいろんな分泌物を出しますが、それが土を肥やします。化学肥料のように直接、植物の肥料になるのではなく、土を肥やすことによって間接的に肥料となるのです。我々人間が、点滴で栄養を取るのではなく、食事をして栄養を取るようなものです。

 Q:骨壷といっしょにお骨も分解するの?
A:「土に還る骨壷」は、土の中や海の中で分解しますが、1000度C近くの高温で焼かれたお骨は、リン酸カルシュームと言う無機質に変質しており、なかなか分解しません。これはリン酸カルシュームが水に溶けない性質のためですが、実は柑橘類に含まれるクエン酸(ミカンやレモンに含まれる酸です)には溶けるのです。
従ってお骨を骨壷といっしょに土に還すには、骨壷の中に、ミカンやレモンを輪切りにして入れてあげれば、骨壷の分解にやや遅れて、お骨の分解も進み、お骨が速く土に還ります。
《特許申請中》

 Q:環境にやさしい骨壷として、他にどんなメーカがあるの?
A:環境にやさしい骨壷をうたい文句にしている製品としては、プラスチック品(生分解性樹脂)、粘土品(年月が経てば風雪により形が崩れるもの)、石こう品(石膏は水につかればバラけて次第に形が崩れていく)、木製品(木の骨壷の内側にセラミックの粒を塗布して耐熱性をもたしたもの)などがあります。
しかし、100%天然素材品でしかも、分解後完全に土に吸収され、肥料となって植物の生育を助けるのは、この「グルテン蛋白質」でできた『バイオ骨壷』だけです。

 Q:『バイオ骨壷』が他の類似品と決定的に違うところは?
A:それは、生分解が必ず骨壷の底面から始まるように設計されているところです。グルテンは水を含みやすい性質を持っていますが、骨壷の表面に漆を塗って底面は塗らないことにより、生分解は底面から始まります。ご遺骨が「立ち姿」のまま「土に還る」のです。このような工夫がされている骨壷は他にはありません。
また、単に骨壷が生分解するだけでなく、中のご遺骨も同時分解するよう「遺骨の行方」にまで配慮されています。以上2点が、他の類似品との決定的差異なのです。



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