<最新情報> 韓国の「散骨禁止令」について

最近、韓国では、大統領令で「散骨禁止」が公布され、
違反者には罰金刑が課せられることになりました!!


韓国のお墓事情は日本より厳しい。

韓国は儒教の国として、永年土葬が行われてきましたが、その結果、首都道路脇の山肌は土葬の柩で埋まり、このまま土葬を継続したのでは、韓国の山がお墓で埋まってしまうことを危惧して、最近は火葬が推奨されております。
1984年16%だった火葬率は、首都ソウルでは2002年にはほぼ50%にまで達した。
国民感情として、今なお火葬については根強い抵抗感が残っているとのことですが、政府指導のもと、 また、政府要人が自ら率先して模範例として火葬を実践し、墓地面積の縮小に努力している状況にあります。


  ※下の写真は、韓国を旅行した人には見慣れた風景でしょうが、ダンダン畑のように見えるのは、遺体を土葬した土盛り跡です。

韓国の土葬墓地



人気の公園墓地

火葬率の上昇につれ、土葬のように墓地面積を取らないで遺骨を埋蔵できる芝生形式の「家族墓」 が、韓国では大きな人気を呼んでいる。
これは、韓国が日本より、家族意識,夫婦意識が強く家族墓が一般的で、一円周を一族で使用する場合もあるとのことです。
いずれにしても、国策として墓地問題を取り上げ、環境に悪いとして「散骨」を禁止した 韓国政府の決断力と実行力は、日本も見習うべき点があるのでは?。 日本は、火葬率では世界一 を誇るものの、墓地行政に至っては、昭和23年に制定されたままの「墓埋法」をグローバルに 見直す時期にきていることは間違いない。


※下の写真は、円周の芝生墓地に夫婦カップルで12組、24柱の遺骨を埋蔵する設計となっている。

韓国最新式家族墓


※資料及び情報提供:国立民族学博物館、民族社会研究部、朝倉研究室、韓国研究員:金香来氏

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