大技林って何ぞや!?




さて、アクセスログを見ていると結構大技林でサーチをかけている人が多いので、
老婆心ながらここでは大技林について少し説明することにしました。

大技林とは、今はなき徳間書店発行の「ファミリーコンピューターマガジン」に年一回で付録として
ついてきたハード別にあいうえお順で裏技のみが網羅された小冊子で、正式名称は「ウル技大技林」です。
(どうやら姉妹雑誌のPCエンジンマガジンにはPCエンジンとPC-FXの大技林があったようですので、
他にもメガドライブやネオジオもあったかもしれませんが良くわかりません。ゴメンナサイ)

※ここからは、大技林はファミコン版のもののみについて話を進めていきます。

始めはハード数も少なかったこともあり、ファミコン・スーパーファミコン・ゲームボーイと
すべてを掲載していたのですが、だんだんとスーパーファミコンのソフト数の増加とともに
比例して裏技数も増加、さらにファミコンの新作が出なくなったこともあり、
97年頃、とうとうファミコンはラインナップからはずされてしまいました。

その後も続いたかどうかは私も購入をやめたためよくわかりませんが、ある年、それを補って
余りある大冊子が徳間書店インターメディアから登場します。 それが「超絶 大技林」です。

この超絶 大技林、なんとファミコン・スーパーファミコン・ゲームボーイに飽き足らず、
メガドライブやPCエンジン、ネオジオといったどちらかというと少し側面的なハードはもちろん、
セガサターンやプレステといった、(当時)最新のハードまですべての裏技だけでなく、
裏技のないソフトも紹介されているという一大データベースとなりうるに足るものでした。
(つまり、姉妹誌の大技林が集まって一冊の本になったということですね。)

そしてこれは概ね季節刊ということで数年続き、途中で名前も新たに「広技苑」になりました。

ところが、すべてのハードのすべてを掲載するとなるとページ数もバカになりません。
そのため、2000年秋を最後にソフト発売のない、いわゆる旧世代のハードは姿を消してしまいました。
その2000年秋号の広技苑は、ゲーム創世記から現在までの歴史をカラーでつづったりと、
まさにゲームに思春期の半分以上を費やして来た者にとっては必携の一冊でした。

そして今、広技苑は現行のハードのみを対象にして、発刊され続けているというわけです。


つまり、今ファミコンの裏技等が載っている本は入手不可能というわけです。
どうしても欲しいならば、オークションや古本屋をあたってみるしかありません。

私がこの本の存在を偶然にして気付き、入手できたのはまさに幸いといったところなのですが、
もうこのような素晴らしいものが手に入らないのもまた悲しい事実ではあります。 ご意見・ご質問等ございましたら、こちら のページから送信できます。ご利用ください。



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