・映画・舞台評  

     にじみ出る小さな流れをつかまえようとした二人・・・映画「伽耶子のために」をみる-1985.1.12
      どこかで起こっていたはずのもう一つの物語・・・映画「がんばっていきまっしょい」をみる-1999.2.5
      「そうだったら、どうだっていうの」・・・ 映画「東京夜曲」をみる-1999.5.5
      演劇的空間と映画的リアリティ・・・映画「12人の優しい日本人」をみる-2000.1.2
      手玉にとられるという快感・・・ 「神谷徹の不思議なストロー音楽会」をみる-2000.10.1
      リアリティがないということのリアリティ・・・映画「毎日が夏休み」をみる-2001.3.20
     掟破りの故郷の「歓迎」・・・ PONTABOX specialguest吉田美奈子をみる-2001.9.23
      めぐりあってしまうと忘れることのできない映像詩・・・ ドラマ「四季・ユートピアノ」をみる-2002.2.3
       (そして、音楽は残る ・・・ドラマ「川の流れはバイオリンの音」をみる-2002.5.23) 
      女神は大地を踏みしめて立つ・・・ 李政美コンサート「ありのままに響きあう」をみる-2002. 2.22
           <李政美の世界(李政美公式サイト)に転載されています。>
      スチュアート・リトルはネズミか?・・・映画「スチュアート・リトル」をみる-2002.7.26
      あるアメリカ白人の個人的物語・・・ 映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」をみる-2003.4.25
       (ムーアは奥崎謙三になりたかったのか・・・映画「華氏911」をみる-2004.8.31)
      みんなが幸せになれる映画・・・ 映画「THE有頂天ホテル」を組!目線でみる-2006.2.12
      「世界のササキ」のドラマを(ほぼ)すべて見ることができる慶び ・・・日本映画チャンネル「RESPECT佐々木昭一郎」をみる-2006.6.25-7.23
      「神」が「人間」になるまでの物語・・・ 映画「太陽」をみる-2007.1.20 
      「現実」と「幻想」の出会いと別れというファンタジーの王道・・・映画「借り暮らしのアリエッティ」をみる-2010..8.23   
        (イギリス階級社会のお金持ちの物語だった原作・・・メアリー・ノートン「床下の小人たち」を読む-2011.5.21)
      原作ファンが懸命に作った好感度の高い映画化・・・ 映画「大奥」をみる-2010.12.5  
        (記憶に新しすぎるシリーズ物は、なかなか大変だ・・・映画「大奥〜永遠〜右衛門佐・綱吉篇」をみる-2012.1.2.29)
      「阪急電車」という気分を再現しようとした映画・・・映画「阪急電車」をみる-2011.5.15   
        (もともと「阪急電車」が主人公だった小説・・・有川浩「阪急電車」を読む-2011.5.21)
     成功すればするほど、 宮崎駿が大きく見えてくる宮崎吾朗作品・・・ 映画「コクリコ坂から」をみる-2011.9.4
        (宮崎駿は、原作を読んで憤ったのかもしれない・・・高橋千鶴「コクリコ坂から」をみる-2011.9.23)
      実写版・ルパン三世のような大泉洋の取扱説明書・・・映画「探偵はBARにいる」をみる-2011.10.2
        (実写のドタバタは楽しいが、痛快アクションは痛い・・・映画「探偵はBARにいる2」をみる-2013.6.6)
        (「寅さん」のように心待ちにしている探偵たちのお決まりの活躍・・・映画「探偵はBARにいる3」をみる-2018.1.18) =新作=
      「りりこ」が本当にいたというだけでも、十分に傑作だ・・・映画「ヘルタースケルター」をみる-2012.8.19  
        (笑い飛ばす存在だったのかもしれない「りりこ」・・・岡崎京子「ヘルタースケルター」を読む-2012.8.14)
      人生の確かな手ざわりを感じさせてくれる映画・・・映画「舟を編む」をみる-2013.5.19  
        (豊かな語彙で正しい日本語を当たり前に話すという苦労・・・三浦しをん「舟を編む」を読む-2013.7.4)
      「構想40年」の人物造形が生み出す「会議」という戦場・・・映画「清須会議」をみる-2013.12.8  
      大ヒットはしなくても、アニメーション史に残る名作・・・映画「かぐや姫の物語」をみる-2014.1.13  
      小学生の芦田愛菜が小学三年生を演じるという幸運・・・映画「円卓〜こっこひと夏のイマジン」をみる-2014.1.7.31 
        (騒がしいまでに過剰な情報に彩られた小学三年生こっこの夏・・・西加奈子「円卓」を読む-2014.8.26)
      あからさますぎる性的暗喩を使った少女の成長物語・・・ 映画「思い出のマーニー」をみる-2014..9.3 
      懐かしさのあまり長話になってしまった19年ぶりの同窓会・・・ 映画「ミンヨン 倍音の法則」をみる-2014..9.3  =新作=
      オーダーメイドの夜会服にリアリティを持たせる神戸という街・・・映画「繕い裁つ人」をみる-2015.2.18  
        (とことん地味で頑固で面倒な市江のような物語・・・池辺葵「繕い断つ人」を読む-2015.2.22-2015.6.9)
      ゆったりとした古民家で繰り広げられる大人のゆるい恋・・・映画「娚の一生」をみる-2015.3.16  
        (30代女子が50代男子に、というよりリアル関西人に出会う恋物語・・・西炯子「娚の一生」を読む-2010.2.6-2012.10.21)
      死を身近に感じさせる鎌倉の海と街の美しさ・・・映画「海街diary」をみる-2015.7.26  
      警鐘さえもひっそりと鳴らさねばならないやっかいな世の中・・・・・劇場版中島みゆき「橋の下のアルカディア」をみる-2016.3.9 
      東日本大震災が生んだ満腹感のある危機管理エンターテイメント・・・映画「シン・ゴジラ」をみる-2016.10.1  
      ラブシーンのように粘っこい村山対羽生の対局シーン・・・映画「聖の青春」をみる-2017.1.18  =新作=
        (同じエピソードを大胆に再構成できる物語の優位さ・・・映画「3月のライオン・前編」を読む-2017.4.16)
      原作そのままと感じさせるために必要なとてつもない手間と時間・・・映画「この世界の片隅に」をみる-2017.1.29  =新作=
        (原作の世界観を大切にしつつ、なめらかに再構成した良作・・・TBSドラマ版「この世界の片隅に」を読む-2018.7.22-9.13)
        (ありがとう。最後の最後に「しあはせの手紙」を綴ってくれたすずの右手・・・ TBSドラマ版「この世界の片隅に」を読む-2008.2.3-2009.5.9)
     無機質な団地に抵抗し、自主的な雑木林を作るという暮らし方・・・ 映画「人生フルーツ」をみる-2017.4.19  =新作=
     苦労と工夫の末に生み出されたスピード感と満腹感・・・ 宝塚歌劇団「ポーの一族」をDVDでみる-2018.5.8  =新作=
      季節や天候にあわせて道具や軸や建具を変えるという豊かさ・・・ 映画「日日是好日」をみる-2018.10.24  =新作=
      緻密でスキがなく描かれるギリギリの家族の痛々しい犯罪・・・ 映画「万引き家族」をみる-2018.11.24  =新作=
      あのイントロを聞けば心が震えるように出来てしまっている・・・ 映画「ボヘミアン・ラプソディ」をみる-2019.1.7  =新作=
      沖縄出身者が演ずる「埼玉解放」という幸せな物語・・・ 映画「翔んで埼玉」をみる-2019.3.9  =新作=



・少女 まんが論ほか    ・まんが評    ・展覧会評    ・書評    ・おりおりのはなし    ・茶飲みばなし

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