2000.05.28up

ブルーの勝負パンツ 

illast: 山吹 春 さま

novel: 上郷 伊織

 知ってるんだぜ
 お前がいつも見てるモノ
 知ってる
 熱を帯びた瞳
 いつからだろう?
 ああ、そうだ・・・あれは去年の夏
 海に行ったよな?
 仲間5人と
 あの時だ
 みんなで旅行に行った時
 淳(あつし)だったかな?
 海を見て嬉しくなって、到着早々、裸足で海岸を駆け回った。
 服のまま海岸で最初に転んだ。
 自分が転んだ癖に、俺まで巻き込んで・・・・。
 冷たい水に尻餅をつかされた。
 悔しいから、手を貸そうとしたお前も引きずり込んで
 ガキみたいに水をかけあって、みんなではしゃいでた。
 でもさ、お前の動きが止まっているのに気がついた。
 横目で見ながら、疑問に思ったんだ。

 あれからも、お前は同じように見てた。
 同じモノを見てた。映画館で、学校で、街角で・・・・・・・。

 俺が気付かないと思ってた?

 お前の視線に晒されて
 瞳に語りかけられて
 俺が何も感じないなんて思ってた?

 そんな視線、シカトしてやろうと思ったさ

 いつだって俺は平気な振りをしてるだけ
 何も言わないで見てるだけなんて、卑怯だろ?
 俺はお前の瞳に犯されているんだ
 お前が仕掛けた事だろう?

 もう、今日は勘弁なんてしてやらない
 お前の視線に気付く度、心を揺すぶられる俺の身にもなってみろ。

 お前が言い出すまで待とうと思ってた
 でも、今日だけは容赦しない。

 知ってるか?
 今日は誰も来ないんだ。
 仲間が合流するなんて、全部嘘。
 今日も、明日も、明後日もココは俺達二人きり

 今日こそ、お前を見てやるよ
 心の隅々まで見てやるよ
 全てをさらけ出せ
 俺の心はお前のモンなんだから

 その為なら、何だってしてやるさ
 誘うように微笑ってやる。
 俺がココまでしてるんだ。
 本音を出せよ

 困った顔をして見せたって無駄さ
 お前の瞳は正直なんだ。

 もう、俺に釘付けだろ?


 鮮やかなコバルトブルー。

 お前の好きな色だろう?

                             

 おしまい


 

ハルさんちでレア番を踏むと、
リクエスト・イラストを描いて貰えるという特典がある。
んで、ミラバンと言うモノをGETしたのです。
なぜリクエストが「勝負パンツ」かって?
他のサイトでも見た事が無かったから。(単純)
でも、無茶苦茶なリクエストなのに、
こんな素敵に描いてくれてありがとう!!

涼しげな表情と、潔い足の開き具合が・・・・・(燃焼)
まさか、正面の こーんな潔いポーズの色っぽい兄さんだとは!!
ハルしゃんたら、
もう、ハルしゃんなんだからぁ〜♪♪
大好き!!
んで、はるしゃんからのリクエスト返し、
ヘボなショートショートを書いてみました。
名前も「輝(あきら)くん」に決めたのに、
出す余裕が無かった。(涙)

ね? こういうのって反則?

格好いいイラストの横だと、凄く格好良い文章に見えたりして・・・・。(ふふふ)

【研究熱心なHさんの一面】

ビキニがわからなくっなったHさん、
友達に電話して聞いちゃったそうです。(爆笑)
そのレアな会話をメールに書いてくれたので、
許可を頂いた一文を見てね♪♪


H  「ねーっ!ビキニってどんな感じ?」
友人 「は?」
H  「ちょっとしゃべってみ?取材だよ、取材!」
友人 「俺はホモのネタになりたくねー。」
H  「や、ってか、ワンショットだし、絡みなしだよ?ダメ?」
友人 「おまえあほかーっ!何考えてんだーっ!!」
H  「いや、何も・・・」
友人 「・・・あ、そう。 で?」
H  「ビキニ!!」
友人 「水着?」
H  「下着!!」
友人 「はー?下着ぃ?何で俺がお前にそんな姿を見せなきゃならん?」
H  「いや、見せてくれなくてもいい。どんな感じか聞かせてよ。」
友人 「ビキニ・・・って、俺Tバックしか持ってねーよ。」
H  「うっへーっ?Tバック??くいこんでるの??」
友人 「あーっ?(嫌そうな声)だってお前、Gパンでパンツの線透けたらカッコ悪いだろーが。」
H  「・・・男もそんなトコ気にするんだ?」
友人 「で?(更に嫌そうな声)」
H  「うん!もういい!ありがとう!!」
友人 「って、おい?」
***** ガチャン。ツーっ ツーっ *****

ぶははは!!↑ちょっと脚色してあるけどね?
こんな感じで取材しましたーっ!
それが実を結んだかどうかは謎だけど、喜んでいただけるととても嬉しいです。

やっぱり、愛すべき人
ハルしゃん、でした♪♪

 

NOVEL ハルさんのサイト