番外ー山之辺の道

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天理から桜井へ

日本最古の神話の道、奈良県の山之辺の道を紹介いたします。この地には神話や万葉集に出てくる地名や旧跡があり、道中には歌碑・石仏・古寺・神社などが沢山あり大変楽しい道です。ここではその一部をご覧頂きます。今回歩いたのは近鉄天理駅から近鉄桜井駅までの約19kmのコースです。

近鉄天理駅からしばらくはアーケードのある商店街を通り抜けます。商店街を過ぎますと左に大きな天理教本部があります。ここは内部を拝観できますし、信者さん達が親切にお世話してくださいます。

天理教本部を通りすぎ、石上神宮前バス停を右へ曲がりしばらく行きますと左に世界最古のお寺といわれる石上神宮(いそのかみじんぐう)があります。

石上神宮は物部氏の総氏神として健康長寿・病気平癒・除災招福・百次成就の守護神として信仰されて、いまでも多くの人が参詣しています。画像は石上神宮本殿。
境内には多くのが放し飼いになっています。
石上神宮の布留の森を抜けるところにナショナルトラストという、奈良発祥の地があります。案内板が草の影に隠れて見えにくくなっています。
その先には永久寺廃寺跡がありますが、昔の姿の看板があるだけです。さらに進みますと夜都伎神社の鳥居が立っています。
鳥居をくぐり左の奥に入りますと萱葺きの屋根を持った夜都伎神社の本殿があります。
道は乙木町を過ぎビニールハウスの横を通り、竹之内環濠集落の入り口にさしかかります。環濠集落は外敵の侵入を防ぐために集落の周りに濠を張り巡らしたものであり、室町時代のものとされています。
その先右には波多子古墳があり
さらにその先には西山塚古墳があり、そのほか多くの古墳や御陵があります。この辺りが昔栄えていたことを物語っています。
萱生町に入っても環濠集落があります。水に空や家並みが映り、素晴らしい景色です。
衾田陵への道を通りすぎますとお墓のたくさんあるところへ着きます。そこに念仏寺があります。

念仏寺を過ぎますとのどかな田園風景の道がありますが、左の道脇に柿本人麻呂の歌碑があります。

「衾道を 引手の山に妹を置きて

    山路をゆけば生けりともなし」

妻を亡くした人麻呂の悲しい心がしのばれます。

その先に長岳寺があります。そこには江戸時代の初期に描かれた狩野山楽の大地獄絵があります。空きにご開帳され、丁度拝観することが出来ましたが善行をしてあのようなところへは行きたくないものです。
この楼門は平安時代の作で日本最古の鐘楼門です。

長岳寺のすぐ先にはトレイル青垣という休憩所があり、ここまでの疲れを癒すに最適の場所です。そこを過ぎると崇神天皇御陵があります。

ここから西へ国道を渡って行きますと卑弥呼の鏡?三角縁神獣鏡33面が発掘され邪馬台国との関係が注目された黒塚古墳があります。

さらに進みますと昔水車のあった民家があります。

その先すぐに上に登ることになりますので、道を間違えないように注意が必要です。

 

 

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