西宮 夙川 苦楽園 甲陽園 よしかい動物病院 西宮市相生町6-31 電話 0798-73-8110 本文へジャンプ

治療例(ブログにいろいろな症例を紹介しています。)
 

 歯石の蓄積と歯周病になっている高齢のワンちゃんです。
本来の歯の白さは、歯垢と歯石でかくれてしまい、歯肉の炎症がひどく上方に向かって歯肉はやせてしまっています。
口臭も、とてもひどい状態になっています。
歯周病は、歯そのものはダメージを受けていることは少なくいのですが、歯の周りの歯茎が炎症が原因でやせてしまったり、歯を支える歯槽骨が溶けてしまい、歯がぐらつき始めます。
処置としては、全身麻酔で寝ている間に、超音波スケーラーなどで歯の表面と、歯と歯茎の間の歯周ポケットもきれいにおそうじします。
汚れを落としたあとは、歯の表面をきれいに磨き上げます。
歯周ポケットがひどく深くなってしまっていたり、レントゲン検査で歯槽骨が溶けてしまっているような場合は、抜歯をすることがあります。
処置後は、重症度にもよりますが、しばらくバイ菌を抑えるために抗生物質を与え、数日してから歯科用のペーストを使っての歯茎のマッサージ、一週間後くらいからは歯磨きを始めます。

   

上の写真は、処置後です。
犬歯の歯茎の本来のラインは、矢印の先です。かなりやせてしまっています。
奥歯は根っこが2つ、また3つあるのですが、根っこの分かれ目の所が少し見えています。
歯磨きなどの、歯のケアを習慣づけていれば防げたかもしれません。

       


このワンちゃんは、何歳だと思いますか?

11歳のチワワちゃんです。
まるで、子犬のような真っ白いきれいな歯をしています。
歯茎もしっかりしていて、とてもきれいです。
なぜこんなにきれいなのでしょう?

そうです。
毎日、歯みがきの習慣がついているからです。

恥ずかしながら、我が家の犬も歯磨きの習慣がついていなかったので、2012年10月に全身麻酔をかけて歯石の除去と歯周炎の治療をし、その後、一日一回の歯磨きを続けました。
今でも、上の写真のワンちゃんのようにきれいな歯をしています。
もちろん口臭もしません。(一度見に来てください。)
歯磨きの効果は、絶大です。

 歯石が付いていなくても、ハァーハァーすると口がなんとなく生臭いなど心当たりがある方は、歯と歯茎のためにも、早めの受診をお勧めします。

       

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