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フーバーダム


昼のラスベガスを見た後、そのままレンタカーでグランドキャニオンへ向かいます。予定では、5時間。
途中、広い湖と、ダムを通るので、そこを見学します。
ハイウェイ95号線

ラスベガスを出ると、USハイウェイ95号線を30キロメートルほど南東に進みます。すると分岐点に来ます。実はこの道路は93号線と共有していて、ここに来て93号線単独に分離します。左に分かれた93号線を15キロメートルほど東へ行くと、湖に着くはずです。そこに行く途中、分かれ道を発見。まあとにかく果てしもなく1本道が続いていました。写真の左下から分かれて真中より少し右まで行った道路は、湖みたいなところの左側をかすめて山の方まで続いています。広大すぎてよくわかりませんが数十キロメートルは見えているでしょう。
ミード湖

分岐点から15キロメートルほどのところにあるはずの湖を、ミード湖(Lake Mead)といい、そこに建てられたのが表題のフーバーダム(Hoover Dam)です。
小さな丘を越えると突然視界が開けるようにして、真っ青な湖が見えてきます。今日は天気が非常によく、湖の青さと空の青さがとてもきれいに見えます。この写真は、道路から見た湖のほんの一部で、岸に立っても全部を見るのは不可能です。この湖は、逆T字形で、写真は、横棒の西の端を見ています。大きさは東西50キロメートル、縦棒に相当する南北が30キロメートルです。実はこの湖、これから向かうグランドキャニオンを作ったコロラド川の下流に当たります。
フーバーダム フーバーダム

初めて湖が見えてから、さらに20分ほど走るとやっとフーバーダムにつきます。左のダム全景は私のページを見てくれた人から提供してもらったものです。季節も時間帯も違うので少し暗く見えますが、ダムによってせき止められた水がよくわかります。右は私が撮った川の上流方面です。
観光地にしては、これといったものがありません。でもアメリカにしては珍しく、結構道路が混んでいます。日本の山道のようにぐにゃぐにゃ曲がっていてなおかつ細いため、スピードを出せないのが原因です。
フーバーダム フーバーダム

左は、上の全景写真に写っている道路から見たダム。右が全景写真の左上の方から見たダムの下流。
ちょっとした駐車場があって(全景写真の左上の茶色い建物)車を止めたはいいが、外に出られない暑さです。このページの一番上の写真でもわかりますが、このあたりは砂漠のまっただ中なのです。温度を測っていないのが残念ですが、吹いてくる風が、日本で夏にドライブをした後、車のボンネットをあけたときの感じといえばわかると思います。たぶん50度近くあったと思います。今回は赤ん坊連れなので、歩いてダムのそばまで行くことができず、5分ほどで退散です。それでも赤ちゃん、ぐったり。
さてここからは、時間帯が変わって山岳時間(Mountain time)となり、シカゴと1時間の時差になります。州もネバダからアリゾナ(Arizona)にやってきたことなります。
さらに南東方向に93号線を120キロメートルほど、ひたすら砂漠の中を走ります。分かれ道もなく、人家もなく、ここでエンストすると、生命に危険を感じます。さっき言ったとおりの温度、車なんてろくに走っていないし、もし止めようと思ってもアメリカは拳銃をぶっ放される危険があるので誰も止まってくれません。エンストがガス欠のせいだったら、自分が馬鹿だとののしるしかありません。どこまで走っても延々とガソリンスタンドなんてないので、アメリカを走るときはタンクが半分になったらガソリン補給する必要があります。いずれにしろここでのサバイバルは、私たち日本人には不可能と思います。
1時間ちょっと走ると、キングマン(Kingman)という町に着きます。ここからはインターステートハイウエイ40号線(日本でいう高速道路ですが、アメリカではごく一部の道路を除いて無料です。)を、東に向けて走ります。ここで初めて私が運転します。日本では運転したことのないミニバン(アメリカのは結構でかい)、左ハンドルに右側通行。高速道路だから大丈夫と思っていると、後ろからライトをちかちかさせたパトカー、スピードメーターがマイル表示なのでどのぐらいのスピードかもわからず、もうパニックです。追い越し車線を走っていたのですが、右側の走行車線に移るとパトカーはひゅーんと行ってしまいました。ほっ。


200キロメートルほど、2時間たらず走るとウィリアムズ(Williams)という町に着きます。いよいよグランドキャニオンが近づいてきました。
Data Data その1
アメリカの距離の単位は、ヤードポンド法。未だに自分の国が世界標準と思っている、おのぼりさんの国だと馬鹿にしていたんです(国連はメートル法を使うと決めているぞ。国際規格もISOといってメートル法だぞー。まるで尺貫法を使っているぐらい陳腐だぞー。)が、メートル法に変更できないなと思うことがありました。それはハイウェイの入り口の呼び方です。入り口は、方角と数字で表します。何のことかわからないと思いますが、まず、自分がどの方向に走って行くのかがすぐにわかるというのが方角です。つまり、東へ行きたければEASTという看板の入り口に行けばよいということです。そして入り口の数字というのが、どこかを基準に1から順番に並んでいるわけではないのです。目の前のインターチェンジが50だとすると、次は51ではなく、68だったりするわけです。なぜかというと、高速道路は、インターステートハイウェイというぐらいですから、州と州を突っ切って走っています。まずはその州境を基準とします。そこから何マイルかというのが、入り口の番号なわけです。当然同じ場所にある入り口でも、南行きと北行きでは全然違う番号が付いているわけです。これで方向と番号で表すという意味が分かったと思います。で、最初に戻りますが、なかなかメートル法には換えがたいと思ったのでした。

Data Data その2
アメリカの厳格さというか、なんか変だということを1つ。レンタカーを借りるのは当然ながら兄です。兄が運転するなら問題はないのですが、長丁場の運転になりますから、私も運転者として登録しておこうということになりました。で、カウンターに申し出ると、まずはじめに聞かれるのが私のクレジットカードの番号。日本で暮らすのにクレジットカードが不可欠ということはありませんからは私は持っていません。するとカウンター嬢、だめというのです。国外免許を持ってきていると言っても関係ありません。クレジットカードが契約のすべてなんです。おそらく事故を起こしたときの金の支払いができるかどうかだけが問題なんです。兄弟ですから、兄のクレジットカードから引き落とせばいいんですが、だめの一点張り。日本では、まず免許証を確認すると思うんですが、アメリカは免許を持っていなくて事故を起こしても、それは本人のせいであってレンタカー会社としては関係ないということです。弁済能力があるかどうかだけです。ということで運転者として登録はしてもらえませんでした。ですからよけいに事故を起こしてはならないと緊張した次第です。