written on : 2007/06/24 
>> 「司馬と恋愛」

いきなり汚らしい出だしで申し訳ないが猛烈な便意に襲われそうだ

いや、なに、司馬にとってそれぐらい難しいお題である、と言いたいのだ。だって恋愛って!そんな!そんな!アナタ!2メガしかない司馬の脳みそがフリーズしそうな難解な単語であるよ!It's difficult for me to write about it.なんつって、中3で習う形式主語の基本文っぽいのが浮かんだよ!それについて書く事はわたしにとって難しいです、まさしくその通りだ!中2で習う動名詞で書き換えなさい。Writing about it is difficult for me.だ!!!ちなみに不定詞だと、To write about it is difficult for me.だ!!!!ビックリマークが大量すぎてウザイから落ち着け自分!!!!!!


いやぁ、テンション高いねぇ司馬さん。
こんなけテンション高い人が側にいると絶対に引く。でも予想もしなかったお題だったんで何を書こうかパニクッてる訳で。例えて言うなら、ゲットしたロトの剣とロトの鎧とロトの盾を装着して「おりゃどっからでもかかって来い!」と悪の大魔道士にさらわれた王女様を救う為に意気揚々とダンジョンへ突入したらソイツと王女様がラブラブになっててアラまあどうしよう馬に蹴られて死んでまうがな、ってぐらい予想外な展開。

例えが長い。蹴られてしまえ。




えーと、アホな事かいてたらちょっと落ち着いた。
恋愛……と言うと恋愛歴について?えーとえーと、何ソレ?食べられるの?っつう感じで誤魔化したい。下手したら3行で終わっちゃう予感…どころか五七五の俳句レベルで書き終わりそうよ?

……アアン、もう限界だス…こんなアホ文ですら色恋沙汰について書くのはものすごく恥ずかしい。アホ司馬によるアホサイトでむせ返るほどのアホを延々と垂れ流し続けてきたこの空間になんともうふふでピンクでときおりレモンなムード(なにそれ)を持ち込むのが司馬にはたとえようもなく恥ずかしいのだ。ウン●の話なら喜色満面でいくらでも書けるがピンクな話は恥ずかしいのだ。そんないささかトンがってる年頃なのだ。

そういった訳で、恋愛……恋愛感ならどうだろうか。司馬が相手に求めるもの、それなら多少書けるぞ!

【外見】 曹丕みたいなサド臭いのがいい。
【趣味】 三国志好きでゲーマーが好ましい。
【重要】 労働が嫌いで散財が好きだから金持ち希望。

【結論】 寝言は寝てから言えよ。



あら、もう終わったよ。ううム…こうなったらもうアレしかないよ。アレしかあるまいよ。
でえい!いでよ!曲解メガネ!
(装着するだけで物事を多角的に捉える ― つまり都合よく解釈する ― 事の出来るフシギなメガネ)
ううム…?ほうほう、そうかそうか、そうである…か。司馬がいかに恋愛と程遠い位置にいるのかを書くべきなのか。ふーん……なんつうか、ちょっと自分が可哀相。だからもうちょっとメガネしてみる……ほうほう、ふムふム、そうきたかッ!ええと、恋愛=ピンクでウフフ=ちょっとアハン=ウン●ネタ以外のシモネタ、と出ました!(マジか)




と言う事で、いつにも増してアホで下品なネタをお送り致します。
…そういう露骨なネタはちょっとね、な方は読まないに越したことはないような気がする。でもさ、ホラ、やっぱそこは司馬さんだからさ。取り扱いテーマがシモネタでもフランス文庫みたいなノリじゃなくて、苦笑と失笑に満ちた感じのアホ文で行きまっせ!






さて。
いきなりドン引きされそうだけど初めてのエロビデオ観賞体験を綴ってみようかな。

司馬さんが初めてエロビデオなるものを観賞したのはなんてこった、ジーザス!花も恥じらいうな垂れる乙女な年頃、中2の春であった。中2っつたら14歳な訳で、その年頃のオンナの子ってオトコの子の事ばっか考えてるんだよね。でも中途半端に耳年増なだけで実際は具体的ビジョンなんぞない。だから誰と誰が付き合ってる、だの、誰が好き、だの、いつ告る、だの、そんな淡さと青さと甘さがはじけるファンタオレンジな感じ。いいなァ、そんな頃に戻ってみたいな。今なんてお茶の出がらしみたいな、渋柿みたいな、煮詰めた味噌汁みたいな感じだもんな。明日は初デート…何着てこかしら…きゃ!じゃなくて、お…やべ…明日までにスネ毛の処理しとかな…ア!昨日ニラレバ食っちゃったじゃんか!臭ェ!みたいな感じだもんな。誰かオラにちょっとだけじゃなくて大量にそこはかとないウブい恥じらいを分けておくれ。

とにかく、まだ熟してない桃みたいな初々しい年頃にエロビデオを観たのですよ。
しかもよりによって海外無修正版を。ええとですね、部活の友達が父親の部屋を漁って発見したそうです(漁るなよ)。まだお付き合いもした事のないウブいオンナの子ばかり5人ほど集まってました。どうするどうすんのワシら?とライフカードのごとくドキドキ。観てみたいんだけどいのいちばんに「イエッス!」と声を出すと、こいつエロ、と指摘されそうで嫌だ。そんなお互いを牽制するような、相手の出方を窺うようなモンモンとしたムードが漂う。ピリピリとした異様な緊張感…だけど明らかに「観たい!誰か言いだしっぺになれよ!」と顔に書いてある。そんな中、エロビデオ発見者であるMちゃんが「週末は両親いないから観ようよ」と鶴の一声を発した。たいした勇者だ。ちなみに彼女は一浪したのち国立大学に行って今や2児の母である。今でもこの時の事を覚えているのか聞いてみたい。


そしてその週末にMちゃん家に集合。
リビングでポカリスエットを飲みつつみんなソワソワ。Mちゃんがタイトルの書いてない至って普通のビデオを持ってきた。ここまで来たら「こいつエロ」とか言われたらどうしよう恥ずい、なんていう感覚はブッ飛んでる。ちょっと悪いことをしちゃうワ、みたいなドキドキ感で満腹状態。そしてビデオセット、うぃーんがちゃがちゃ、と映像が始まりました。


「オーイエース!オオオオオーイエース!カマーン!」

一瞬にして固まる我々。いきなり始まっちゃってるし!!
なんて言うか、生々しすぎる。愛し合うカップルがついに……みたいな展開じゃなくて、オーイエー!とはっちゃけてるカップルと廊下から盗み見しながらハァハァとひとりでいたしてる男。なんで昼間のリビングで全裸ではっちゃけておるのだ!とか、アンタ覗いてんの見え見えでんがな!とか、そもそもアンタこのカップルとどういう関係よ!とか、今思えばつっこみ所が多彩。さすがエロビデオだ。


想像以上の生臭さに固まったのち、みんなで「ぎゃあああ!」と悲鳴をあげてテレビの電源を落としました。
わずか数分しか観れませんでした。かわゆい14歳の乙女にはきつすぎ。今は漬物石並みの鈍重で頑丈でぬか臭いハートだけど、当時はへこみやすいアルミ缶なハートだったもの。「ああオスカル!愛している!」「おお私のアンドレ!」ってな感じで肝心なところはなぜか舞い散るバラの花で隠れていますよ…そして暗転して次のコマではもう朝ですよ、みたいなのが好ましい年頃だったもの。全くもう、これのせいでエロビデオにトラウマが出来ました。





そして時は過ぎ、ハタチになった司馬が再びエロビデオと向かい合う事に。
しかもなんでかこれまた海外無修正版。人生第1回目&2回目のエロビデオが海外無修正版ってどうよ…と思います。ハタチの頃、司馬はアメリカの片田舎で冴えない大学生をやっておりました。大いに怠けて遊び、そののち罪悪感にかられてちょっと勉強をする日々。冴えないどころか最低。まあまあ、それはまた別の話ですので今はホラさあエロビデオ。

卒業する日本人の男のセンパイがおりまして、帰国に際して寮の片付けを手伝う事に。
3才年上で話しやすくてノリの良いセンパイ。友達多いくせになぜか司馬だけ手伝いに呼ばれたので「きゃ!どうしよ!」とちょっとドキドキしてた司馬さん。要らないだろうと思われるものを許可無くドカドカと廃棄してせっせと荷造り。ドキドキしてたはずがA型人間な司馬なので夢中で片付けしてました。大方終わったところでセンパイがもういいよ、ありがとう、と。

先輩「いやー、助かったわ。司馬ちゃんサンキュ」
司馬「………ほとんど私がやってたような気が…」
先輩「んー?ま、いいじゃん!」
司馬「……はァ…」
先輩「まじでサンキュ。これあげるし」

爽やかな笑顔で差し出された手には真っ赤なビデオが2本…タイトルは「ソドマニア」

司馬「…………あの…これって」
先輩「えー?エロビデオ」
司馬「いやいやいや!それは解るけど何で…!」
先輩「だってオレもう要らないじゃん?」
司馬「じゃん…じゃねぇですよ!私も要らねぇですよ!」
先輩「男連中みんなもう観たしさ」
司馬「………(使用済みかい!)」
先輩「だから司馬ちゃんにあげるよ」  (爽やかな笑顔で)
司馬「日本に持って帰ったらどうですのん(空港で捕まっちまえ)」
先輩「ダメダメ!エロビデオはやっぱ和物がいいわ。オレって日本人だなーって再確認
司馬「……そんなんで再確認すなや…ですよ…」


散々要らんと突っぱねたんですが↑な調子で会話が通じませんでした。
悪気はないって解るんだけどさ、A先輩がちょっとアホな子だって解るんだけどさ、でもちょっとぐらいは女の子扱いしてくれてもバチはあんま当たんないと思った。ドキドキしてた司馬の心意気をどうしてくれるんだチクショウ。なにが「ソドマニア」だチクショウ。


押し付けられた「ソドマニア」2本をリュックに入れてホテホテと寮に戻る司馬。
帰路で捨てる訳にもいかず、しょうがないからトラウマ克服も兼ねて観てみました(観たんか)。やはりオーイエス!でアクロバティックなエキササイズだ。女性はシリコン大注入なダイナマイトバディで男性はボディービルダー丸出しのマッチョ体型で新庄みたいに日サロ通いな肌の色合い。オーイエースイエァー!って、アクロバティックすぎてもはや服を着てない雑技団みたいなレベル。
うーん…エロくない。和物がいいと言ったA先輩の気持ちが解ってしまいました。すっかりピュアさのなくなった司馬さんはきっちり最後まで観て処分しましたとさ。



結論:海外の無修正エロビデオはエキササイズだ。




エロ繋がりでもう一丁、今度はエロ本のネタを。
同じくアメリカでアホ全開な大学生をしていた頃。夏休みに一時帰国をする事になって、後輩の日本人の男の子に何か買ってきて欲しいモンある?って聞いたところ。タバコとエロ本!と即答されました。待ってよ、ねぇ、オイ待てやコラ。アンタらは年頃の女性をつかまえて何ほざいてんのよ。額がピクピク引き攣ったけどとりあえず後輩相手なのでちょっと我慢してみる。

司馬「……あのさ、Y君も日本帰るんだから、そういうの、男に頼みなよ」
後輩「え、でも司馬さんって何か頼みごとしやすくて」
司馬「何それ、パシリやん。つーかもうこっちのエロ本でいいじゃん」
後輩「ダメダメ!こっちのエロくないんですもん!」
司馬「………まァ、エキササイズだもんね」
後輩「そうっす!アレじゃ起たないっす!」
司馬「………そーですかいな…」

その後渋る司馬に散々和物の良さを語ってくれた2人。
断ったら末裔まで恨まれそうな勢いだったのでぐったりしながらも承諾してやりました。物分りの良い…って言うより諦めの良い先輩だ。

後輩「あ!オレらに1冊ずつお願いしますね!」
司馬「…何でさ、面倒臭い。貸し借りしなよ」
後輩「ダメっす!色々と不都合があるんです!」
司馬「何でよ」
後輩「だって、他のヤツのシミとか付いてたら萎えますから」
司馬「付けんなよ!てか、生々しい事言うなよ!」
後輩「そんな事言ったって、飛び散るのはしょうがないんですよ!」
司馬「ぐわ、何アンタら…ちょっとしばいていい?」
後輩「男は大変なんですから、理解して下さいよ!」

その後は延々と男の生理について語られた挙句、好みのタイプを聞かされました。何でもいいデショ和物なら、と言おうものなら「先輩は解ってない!」と延々とまた語られました。そんなモン知るか。



んで、日本で夏休みを満喫してアメリカに戻る当日。
空港へ行く道すがら本屋に寄りました。あんなけ語られたのにあやうく忘れるところだった。うな垂れつつアダルトコーナーに足を踏み入れる。アイツらの好みのタイプを思い浮かべつつチェックしてみるがエロ本ってやたらめったら種類がある。ひとつひとつ手にとってチェックするのも面倒だし、なにより女の司馬がアダルトコーナーにいると周りの男たちから明らかにウザそうな視線が飛んでくる。すんませんねェ…って、司馬だって買いたかねぇよ!だんだん腹が立ってきたので平積みの「デラべっぴん」を2冊手に取った。違うの買って「俺もこっちがいい!」とかぎゃんぎゃん文句言われたら切れそうだし。


ぐったりしつつレジに並ぶ。
店員さんに「2冊とも同じですけどいいですか?」等と聞かれて泣きそうになりました。後ろにもお客さん並んでんのに営業スマイルで聞かないでよ。もうヤだ。手荷物で飛行機に乗るの嫌だから空港でスーツケースに押し込みました。放り投げるようにして後輩に渡したら犬コロのように喜ばれる。「和物ー!」ときゃっきゃと喜んでチラ見する後輩たち。あの、自分の部屋に帰ってやってくれますかね。ここでおっぱじめたらベルリンの赤い雨をお見舞いすんぞコラ。今日が命日だぞコラ。そう言って睨んだら「まじありがとうございました!」と爽やかな笑顔で去って行きました。



結論:海外に住まう男への日本土産はエロ本が喜ばれるようだ。

>> THANK YOU
182000のお題でした。

すんません、もう原型を留めないほどお題を曲解してます。しかもひたすら下品なテキストになってしまいました…。頭の悪い司馬さんですが、印象的な出来事はものすごく鮮明に記憶しています。中途半端な脳みそで大変難儀。このエロビデオとエロ本の思い出もくっきり覚えててビックリ。ソドマニアのロゴが赤字に白抜きだった事とかデラべっぴんの表紙の女の子が黄色いビキニを着てた事も覚えてます(アンタすげぇ)。

ええと、こんなテキストになってしまいましたがキリ番もどきを踏んで下さってありがとうございましたァ!どえらく遅くなった&ムダに長文ですが、暇つぶしにでもなれば幸いでありますッ。


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