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イタリア・スコットランド編
2010年11月24日〜11月30日



2010年

11月24日(水)テロリスト
朝5時半にドバイのホテルからタクシーで空港へ到着。眠いなぁ。ここから、英国のグラスゴーへ。出発ゲートで飛行機を待っていた時に何気なく財布の小銭入れを見て青ざめる。無い。無い。ズボンのポケットにも無い。上着のポケットにも無い。カバンをひっくり返すも無い。

預け入れ荷物のスーツケースのキーが無い。まずい、ホテルの部屋に忘れたようだ。予備のキーは自宅。ここで、私のスーツケースが「TSAロック」だということを思い出し、一安心。これ、米国の空港でのテロ対策用でTSA(アメリカ運輸保安局)の職員が特殊キーで開錠できるキーシステム。つまり、鍵屋さんに持っていけば、キーを壊さずに開けてもらえるんじゃないかと。グラスゴーについたら鍵屋さん直行だな。安心して空の旅へ。

グラスゴー到着。イミグレのおばちゃんから簡単な質問(訪問目的、滞在日数など)を受けていたら、突然、おばちゃんの目つきが変わった。漫画だと目がキラって光った感じ。私のパスポートをペラペラ捲っていて、イランのビザを見つけたのである。急に犯罪者扱いだぞ。イランへの訪問目的、イランからなぜグラスゴーへ来たのか、グラスゴーでの宿泊先と訪問先の電話番号・住所、イランで購入して持ち込むものは。。。。。 別に悪いことしてるわけじゃないので、どうってことなく粛々と答えていたのだが、ふと、不安が。。。。 もし、荷物を開けろって言われたら。。。 「鍵を失くしました」って言い訳が、いかにも怪しい。 このグラスゴー空港は3年前に爆弾を積んだ自動車が突っ込むテロがあり、犯人がイスラム教徒だったことに加え、今のイラン情勢だもんな。おばちゃんの気持ちも分からないではないが、イランに行ったことがあるだけで、この扱いはねぇ。

幸い、荷物検査には至らず無事入国。イラン入国時より緊張したわ。

英国人社長(うちの子会社)の出迎えを受け、鍵屋へ直行。15分で開錠してくれた。で、代替として簡単なダイヤルロック式のキーを購入。合わせて11.5ポンド(1,500円)。

ホテルへチェックイン後、事務所で打合せ。さあ、飲みに行こうってことで、グラスゴーのパブをはしご。明日はイタリアのミラノへ移動。

11月25日(木)格安航空
LCC(Low Cost Carrier)。いわゆる格安航空会社が、欧州は非常に充実している。日本にもアジアのLCCが羽田や地方航空への乗り入れを開始したようだけど、私にとってはこれが初搭乗。EASY JET って会社。

とにかく料金に驚いた。グラスゴー→ロンドン、ロンドン→ミラノ、ミラノ→エジンバラの3本に乗るんだけど、合計で84.9ポンド(11,130円)。大阪→東京の片道より安い。

で、特徴はと言うと、まず、座席指定が無い。順番に並んで好きなところに座る。預け入れ荷物は1 KGから有料。手荷物はサイズ限定が厳しく1個のみ。お土産用の紙袋やハンドバックも1個って数えられるから大変。お茶も新聞も有料(ビールとサンドウィッチで 10ユーロ=1,100円払った)。もちろん、機内上映など何も無し。でも、座席の広さは通常飛行機と何ら変わらない。これだったら、2時間くらいまでの飛行なら全く問題ないでしょ。

ミラノへ夜9時に到着。ここでもイミグレでイランのビザが引っかかったけど、とにかく荷物が手荷物のリュック一つだから、何事も無く入国。取引先の運転手の出迎えでホテルへチェックイン。夜10時だった。寝る。

そうそう、イタリアのことを英語では「イタリー(ITALY)」って言うけど、何も気にせず、「イタリア」って発音したら大丈夫。イタリア語では「イタリア(ITALIA)」だから。日本人だって、外人に「JAPAN」って言われるより、「NIPPON」って言われた方が親しみ持てるもんね。


11月26日(金)ミシュラン
ミラノはイタリア北部。で、取引先がそこからさらに北へ車で1時間。アルプスの麓だった。この向こうはスイス。






宿泊しているホテル

仕事は簡単に終わった。で、夜は先方の社長の招待で、イタリア料理店へ。ミシュランの1つ星だそうだ。


生ハム


アンチョビがトッピングされたカルボナーラ


トリュフの塊をはじめてみた。目の前でスライスしてくれた。


トリュフをかけた温泉卵と何か


何かと何かの何か


うさぎの肉


お酒はワインだったけど、食後にグラッパをちょっと。アルコール度数40%。それをストレートでちびちびと。さすがに中国の白酒と違って乾杯はしない。

食事をしながら雑談してる中で、日本のアニメの話になって(ま、私が好きだからなんだけど)、「アタックNO.1」がイタリアでバレーボールブームを起こした話は有名だけど、もうひとつ大ヒットした日本のバレーボールアニメがあるそうだ。題名は「MIRA & SHIRO」。MIRAがヒロインで、SHIROがボーイフレンド。なんじゃそりゃ? まあ、名前はイタリア風にアレンジされているとして、バレーボール漫画でボーイフレンド? コーチじゃないのか?って聞いたが、違うって言うし。その場でいろいろネット検索して出てきた絵を見せてもらったら、日本語で端っこに書いてあった。「アタッカーYOU」って。25年くらい前のアニメだな。日本に帰ってから調べたら、日本では全くだったが、イタリア・フランスで大ヒットし、フランスではバレーボール人口を2倍に押し上げたって話。

他にロボットアニメで「GOLDRAKE」ってのが超有名らしい。これがロボットの名前で主人公の名前は「ACTARUS」。これは質問してたらすぐにわかった。角の生えたロボットで飛ぶときはUFOみたいになって、主人公は実は宇宙人。はい、「UFOロボ グレンダイザー」ですね。

11月27日(土)ミラノ観光
今日は取引先社長のアテンドで市内観光とお買い物。




ドゥオモ


スカラ座


ダビンチ像


ガッレリア

さてと、嫁さんへの土産にGUCCIの財布を。久美子が20歳の誕生日に中国の代理店の若旦那からGUCCIの長財布をもらったので、嫁さんも欲しいと言い出した。ま、めったに無いことなので本場で買ってやろうって言ったら、白っぽいレザーで型番まで指定された。


お値段 320ユーロ(35,200円)。だけど、免税申請で12%返金されるから、31,000円くらいかな。さて、この免税申請。普通ならその国を出国する時に空港で申請するのだが、欧州はややこしい。EU圏から出国する空港で申請する必要がある。私はミラノからいったんエジンバラへ移動してEUから出るのはグラスゴーからなので、グラスゴーで申請ということになる。空港のDUTY FREEで買えば、こんな面倒な手続きは無いのだが、もし、指定の型番が無かったら何言われるかわからんので、GUCCI直営店で購入。


次に食材。変わったパスタとドライハーブってのが、嫁さんと久美子の希望。連れて行ってもらったは「EATALY」(EAT と ITALYを掛けている)という食材店(東京にもある)。なんでも揃う。ギザギザで平べったくて長いパスタや、くるくるスパイラルしているパスタなどを購入。ドライハーブは、ミックスしたやつで、卵料理用、肉料理用、魚料理用などを購入。

あとは久美子のマグネット。

さて、今回のイタリアで他に食べた料理は。


ピザ


リゾット


パスタ


スズキの何とか

なんか雪が降ってきた。強烈な寒波が欧州を襲うって話。。。。 

11月28日(日)ブリティッシュ ジョーク
朝、起きたら雪が積もってた。でも、たいしたことなくホテルからタクシーでミラノ空港へ。タクシー代が90ユーロ(9,900円)だった。飛行機代の方が安い。。。。

予定どおり飛行機はエジンバラへ向かって飛び立った。2時間ほどの旅なんだけど、あと15分くらいで着陸かな?って時に機内放送が。パイロットからのお知らせ。普通は目的地の天候や気温なんかを放送するのだが、ちょっと違った。要約すると、

「皆さんに良いニュースと悪いニュースが一つずつあります。まず良いニュースから先にお知らせします。当機は予定通り無事にスコットランド上空に到達しました。で、悪いニュースですが、エジンバラ空港が大雪のため閉鎖されましたので、目的地を変更して当機はプレストウィック空港へ着陸します。」

笑えねぇよ! プレストウィックってどこだよ? とりあえず、その空港から無料バスでエジンバラ空港まで責任を持ってお送りしますってアナウンスがあったので、あとはもう成り行きに任せるしかない。問題はグラスゴーからわざわざ車でエジンバラまで移動して出迎えに来てくれているはずの英国人社長だ。

着陸後、すぐに携帯電話のスイッチを入れたら、SMSと不在通知が。グラスゴーからエジンバラへ向かうハイウェイが雪で閉鎖されたので、列車で向かっている。遅れる。って連絡。いや、私の方がもっと遅れる。

電話したら、おじさんはまだ電車の中で、私の行き先変更を知らなかった。とりあえず、ホテルへチェックインしたら、そのままバーでビールでも飲んで待っててもらうことに。

のろのろ運転のバスでエジンバラ空港へ行き、そこからタクシーでホテルへ。到着したのは夕方5時半だった(当初の予定では昼の2時にはチェックインできる予定だったのに)。

飯食って、そのままパブをハシゴ。その途中で撮った写真。











しかし、今晩の気温は氷点下10℃とか。酔って道端で寝たら死ねる。その前にこけてケガする。英国では誰も飲まないって言われるホットウィスキー(ダブルで)を3杯飲んでホテルへ戻って寝た。

11月29日(月)ホワイトアウト
今朝のスコットランドの新聞。



明日のグラスゴーからの飛行機で帰国するので、何があっても今日中にグラスゴーへ移動しないといけない。エジンバラ空港はまだ閉鎖されたまま。列車で移動すべくエジンバラ駅へ。


運休と遅延でごった返す駅構内。

荷物をコインロッカーへ入れようと探したけど無かった。テロ対策でコインロッカーは全部廃止されていた。荷物預かり場所はあるんだけど、エックス線検査とかで長蛇の列。ま、リュックサック一つだし、そのまま背負ってエジンバラ観光へ。(昼からダイヤが正常化するって言われたので)


有名なお城へ歩いて向かう。吹雪で遭難しそうになった。電話が鳴った。会社からだ。。。。 電話に出られない。XPERIAって、画面タッチで電話に出るんだけど、手袋してたら出られないことがわかった。あわてて手袋を外すが、画面のロック解除が手がかじかんでうまく行かない。切れた。


仕方なく、アイリッシュパブで休憩。。。。 の予定が、ここでビール飲んでたら、出来上がってしまった。暖かい。外に出る気がしない。結局、ここで2時間ほど粘ってしまった。お城への到着は諦めて、久美子に頼まれていたスコットランド仕様のテディベアだけ土産物屋で買って駅へ。


ビール飲み過ぎでトイレが近い。駅のトイレは有料なんだよね。1回 40シリング(50円)。で、トイレの中には自動販売機が。てっきりティッシュペーパーだと思ってたら、なぜか、コンドーム。パブのトイレはどこにでもコンドームがあるが、それはそれなりにわからんこともないが、なぜ、駅のトイレに? エイズ対策の啓発だそうだ。

グラスゴー到着後、2人で「SUSHI EXPRESS」とか書いてあるファストフードのすし屋へ。何がファストフードだ。2人で72ポンド(9,500円)取られた。その後、パブ2軒ハシゴして寝た。「ハシゴ」と言っても日本と違って、1軒で飲むのは1杯か2杯。いろんなパブの雰囲気を味わうってヤツかな。

11月30日(火)帰国
グラスゴーからドバイ経由で大阪へ。長い。。。時差が9時間あるし。ブラジルよりマシとは言え欧州は遠いわ。

最後のお仕事は免税。ミラノで買ったグッチの財布の免税手続き。4,000円ほど返ってくる。んだけど、無い。REFUND POINTが無い。インフォメーションのお姉ちゃんに聞いてやっと見つけて行って見たら、誰も居ない。ポストがあるだけ。本来なら、そこで現金で払い戻しを受けるか、スタンプをもらって郵送して後日、CREDITカード口座への払い戻しを受けるかなんだけど、誰も居ないからなんともならない。貼り紙があって読んでみると、グラスゴー空港では払い戻しはできないので、免税書類一式をこのポストへ放り込め、って。それだけ? めっちゃ不安。

とかなんとかやってるうちに搭乗時間。1時間半遅れで離陸。ドバイの乗り継ぎ便は3時間あったので余裕。

日本に着いて、荷物検査。例によって例のごとく、イランのビザが。。。 でも、「イギリスで徹底的にチェックされましたから」って笑いながら言うと、荷物は開けずにパスさせてくれた。しかし、これから当分、このイランのビザで鬱陶しいんだろうな。

お終い。