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ブラジル・トルコ編
(2008年6月22日〜7月6日)

6月22日(日)長旅
日本から地球の裏側であるブラジルのサンパウロに行くには、航路は主に下記の二つ。

1.JALでニューヨーク経由
2.欧州便で欧州経由

ほとんどの日本人がJALを使うと思うが、これ成田発しかない。伊丹→羽田でシャトルバスで成田へ移動しなければならない。欧州経由なら関空から行ける。どっちも所用時間はほとんど変わらないので、どっちにしようかなぁと悩んでいたら、帰路トルコに寄らなければならなくなったので、必然的に欧州ルートに決定。

朝6時45分に家を出た。バスを乗り継いで関空に。バスの中と空港ではずっとDSのドラクエIVをやっていた。10時発のフランクフルト行きのルフトハンザ機に乗り込む。もちろんエコノミーシート。フランクフルトまで約12時間の旅だ。久美子から借りた「ハサミ男」を読み終える。これ凄い。2度読んでしまった。おかげで結構時間を潰すことができた。後は機内上映の「ライラの羅針盤」を観て過ごす。

さて、ここフランクフルトで7時間待ち。。。これが地獄だった。飛行機の中だったら、別にいつ眠っても安心だけど、空港だとそうは行かない。手荷物は心配だし、機内乗り込み時間に誰も起してくれなかったらえらいことになるっていう不安もある。サンパウロ行きの便は夜10時頃。これ、日本時間だと朝の5時である。DSでドラクエの続きをやってたら1時間ほどでバッテリーが切れた。。。。もう、何もやることがない。後はただひたすら、眠気との戦い。

なんとか無事、サンパウロ行きに乗り込んだ。さあ、寝るぞ。。。。横の席がガキ。まだオシメしてる男の子。ブラジル人かな。凄くイヤな予感。。。。的中。ぐずるは、寝たと思ったら足で蹴飛ばしてくるわ、最悪だった。このフランクフルト→サンパウロも約12時間の長旅なんだよな。

死にそうになりながら、サンパウロ到着。朝の5時過ぎ。寒い。。。。 ブラジルは冬なのはわかっていたが、気温が8度って聞いてないよ。ブラジルって常夏のイメージだよな。いくら冬とはいえ20度くらいはあると思ってた。完全夏服で来た。薄手のジャケットのみ。泣きそう。

タクシーでホテルへ。朝の7時だ。日本との時差12時間。日本は夜7時だな。ってことは、自宅を出てからホテル到着まで36時間。。。。とにかく、代理店が12時に来るので、それまで爆睡。そして、DSの充電。

6月23日(月)新聞
今回のブラジルでのスケジュールは1週間なのだが、これがまたハードで毎日移動でホテルもチェンジ。それは良いのだが、時差12時間ってのは想像以上に苦しいものだった。睡眠時間の体内時計のみならず、トイレの時間も変になる。ブラジル移民100周年の行事でブラジルへ来ている皇太子さんは今日、日本へ帰るそうだが、この人えらいわ。よくもまあ、到着翌日から帰国まで毎日分刻みの行事をこなせるもんだ。





現地で発行されている日本語新聞。インドネシアでも「じゃかるた新聞」ってのがあった。日本の新聞の国際版と違って現地の情報に強いから、こういう新聞は結構、仕事にも役に立つ。なお、「ニッケイ新聞」の「ニッケイ」は「日経」ではなく「日系」の方らしい。

夜8時に寝た。夜中の12時に目が覚めた。もう眠れない。眠れない時は無理して寝ないってのが私のポリシーなので、持ってて良かったDS LITE。ドラクエの続きをやる。やっと、トルネコ登場。

6月24日(火)ブラジル料理
ブラジル料理ってのは、基本は肉。とにかく肉。そして豆。代理店の兄ちゃんの話だと牛肉の輸出量はアメリカよりも多く世界一だとか。でも日本ではブラジル産牛肉なんて見たことがない。なんでだろ? という疑問は帰国後、ネットで調べてわかった。後悔先に立たずというか、なぜ、事前にネットで調べなかったのか。ドラクエやってる場合じゃなかった。ひたすら牛肉食べたぞ。口蹄病という牛の病気がある。これは人間にうつることは無いと言われているが、日本はこの病気がブラジル内で駆逐されていないとしてブラジル牛肉の輸入を禁止しているそうだ。大丈夫か?



ブラジルには、バーベキューの食べ放題の店が山ほどある。長い串に刺した牛肉、豚肉、鶏肉、駝鳥肉、次から次へとテーブルに持ってきては目の前で切ってくれる。後は生野菜のサラダバー。料金は店によるが1000円〜1500円/人。大食いの人にとっては安いんだろうな。



ビールはこんな風に温くならないように保温容器に入れて出してくれる。これは冷たくて美味しいし、良いアイデアだと思う。

6月25日(水)バイオエネルギー
ブラジルはアメリカよりもバイオエネルギーが進んでいる。サトウキビを原料にしたアルコール燃料である。田舎を走ると、見渡す限りサトウキビ畑。今やコーヒー畑より多いんじゃないかと言われている。



その価格だけど、ガソリンの半分。だいたい今のレートで90円/リットルくらいだった。アルコール燃料の燃費はガソリンに比べて2割ほど悪いらしいが、これだけの価格差があると当然、アルコール燃料の需要は伸びる。そのため、最近のブラジル製の車は外資も含め全てが「フレックス車」と呼ばれるガソリン・アルコールの両方が使えるタイプとなっている。しかし、ガソリンが無くなるかと言えばそうではない。アルコール燃料のもう一つの問題としてエンジン内に残る不純物があるらしい。だから、5回に1回はガソリンを給油してその不純物をガソリンと混ぜて燃やしてしまう必要があるそうだ。



これ、どう考えても地球の環境に良いとは思えん。なお最近の食料不足・価格高騰で、このバイオエネルギーが欧州から批判されているが、ブラジル政府の見解は、アメリカのバイオエネルギーはトウモロコシが原料だから、その批判は当たるが、ブラジルはサトウキビである。これは食料ではなく調味料だから欧州の批判は当たらないと突っぱねている。サトウキビの耕作地が増えて大豆やトウモロコシの面積が減るから間接的に食糧不足に関与しているという批判に対しては、ブラジルの食糧自給率は優に100%を超えており、ブラジルに食料を輸出しなければならない義務は無い、と。

6月26日(木)寒い
地方のホテルは冬でも暖房が無い。設備が無いんだから仕方ないのだが、寒くて寒くてシャワーを浴びたらメールもせずに即毛布をかぶってベッドインである。全く報告書も書いてない。

今日のホテルは最悪で、お湯さえ出なかった。シャワーも浴びられない。まさにドサ回り。さらに毎日ホテルを変える問題として洗濯物がある。通常、ホテルは洗濯物を頼むと翌日(24時間後)ってのが普通で、それを12時間とか6時間で依頼すると50%アップとかの特別料金になる。しかし、背に腹は代えられないので6時間のエクスプレスで頼んだら、パンツ3枚、シャツ3枚、靴下3足、ワイシャツ3枚で、なんと4000円以上取られた。。。スーパーで買った方が安かったような。。。
どうせ、持ってるのも中国製とかの安物ばっかりなんだし。

6月27日(金)ポルトガル語
田舎の町で1件しかない中華料理店に日系企業の人に連れて行ってもらった。「YAKISSOBA」という変なメニューがあった。この店は元は日系人が経営していたそうだが、今は中国系ブラジル人が経営しているとか。あんかけ焼きそばなんだが、日本だと「チャンポン」って言うんじゃないかって感じで、麺は焼いても揚げても無い。茹でただけ。このレストランも暖房は無く寒い寒い。他に玉子スープ、焼き飯、エビチリを頼む。日系企業の人が赴任5年目でポルトガル語がある程度喋れるので助かる。こんなの1人じゃ絶対にわけわからん。

ブラジルの公用語はポルトガル語。ブラジル人はブラジル語だって言うけど。結局、ポルトガル語で覚えたのは、「オブリガード(ありがとう)」「ボンジーア(こんにちは)」「チャオチャオ(さようなら)」だけだった。

この国で客を訪問した時に戸惑うのが、日系人の存在。どう見ても日本人だし名前も日本人の名字なのに、全く日本語が通じない。日系企業なんか行ったら、誰が日本人で誰が日系人か、名刺を交換しても全くわからない。しゃべってはじめてわかる。で、英語で代理店の兄ちゃんと会話しているのだが、日本人も日系人もどっちも「JAPANESE」なんだよね。ますますわけわからん。なお、代理店の兄ちゃんの知っている日本語に「DEKASEGI(出稼ぎ)」ってのがあった。ブラジルで社会問題化しているそうだ。日本に出稼ぎに行って金を稼いで帰ってきたブラジル人が、その金を使い果たした後もその生活が忘れられず犯罪に走ったりするそうだ。

6月28日(土)観光
今回、全く観光地に行ってない。ずっと田舎のサトウキビ畑を見て車で走っていたようなもんだ。火曜の朝、サンパウロを出発して、さっき戻ってきたのだが車の走行距離は1,990KMだった。1日平均400KM。腰が痛い。

ちょっとくらいは観光しないと、地球の裏側に何にしに来たのかわからん。ということで、ホテルのすぐ近くの「リベラダージ」へ行ってきた。アメリカのリトルトーキョーより大きく世界最大の日本人街と言われる地域である。



大きな鳥居があった。



寿司屋に入る。刺身と寿司のセットとビール小瓶2本で4,000円した。面白かったのは手巻き寿司。手巻き寿司を客に出すときはソフトクリームなんかのコーンに入れて出していた。直接手で触るのを嫌がる人のためだろう。日本では生まれない発想だな。

6月29日(日)お土産
ブラジルのお土産と言っても、コーヒーとサッカーグッズしか思い浮かばない。コーヒーは今回の旅で何度か飲んだが、エスプレッソというかめっちゃ濃い。飲みたくない。で、嫁さんに調べてもらった結果。

世界のネスレが買収を狙っているガロット社のチョコレート。セレナータ デ アモール。これは嫁さんのご指名。その食感と味が日本人に合うんだそうだ。とりあえず、自宅と会社用に2袋。そして、ハワイアナスのビーチサンダル。年間2
億足を生産し88カ国で売られているというブラジルの大ヒット商品。なにが良いのか全然わからん普通のビーチサンダルだけど、まあ家族全員分として3足購入。こんなもんかな。サッカー関連商品は高いからやめた。

トルコへ出発。

6月30日(月)乗り継ぎ
サンパウロ→フランクフルトは行きしと同じく12時間の夜間フライト。腰が痛くなってきた。で、フランクフルト→イスタンブールの乗り継ぎ時間が1時間しかない。行きしの7時間も問題だっただが、1時間ってのは別の問題がある。とにかく慌ただしい。というか、無理。

手荷物チェックが長蛇の列。チケットを係員に見せながら割り込みさせてもらおうとするのだが、同じように短時間の乗り継ぎで急いでいる人が多く、なかなか進まない上に、金属探知ゲートの前でグズッてしゃがみ込むガキとか、もう、イライラしっぱなし。離陸時間の15分前にゲートイン。疲れた。

3時間弱のフライトでイスタンブール到着。暑い。真夏だもんな。代理店の社長の出迎えを受けホテルへチェックインする前に日本料理店へ連れて行ってもらった。日本料理店と言っても現地のチェーン店の寿司屋さん。ブラジルと同じで高いのにびっくりした。2人で1万円以上してた。このトルコ、通貨がユーロにリンクしているようで物価がメチャクチャ高い。ガソリンなんて300円/リッター以上だよ。(日本がこの時 170円を超えたとかで騒いでいたが)

ビールも飲んで気持ちよくなったので、ホテルで爆睡。

7月1日(火)代理店の社長
仕事を終えた後、代理店の社長の別荘に夕食を食べに。「別荘」だって。優雅だなぁ。今は学校が夏休みというか進級前(新学年は9月から)の休みなので、毎年、この時期は家族揃って1ヶ月近く別荘で過ごすんだそうだ。しかも、住み込みの綺麗な若いお手伝いさんもいる。



これが社長とその子ども達(奥さんは写真はパスって言われた。奥さんの両親はマケドニアのコソボ出身だそうだ。)。息子は10歳でサッカー大好き。「日本=遊戯王カード」。。。。ってイメージだそうだ。もちろんポケモンやデジモンは有名。ベイブレードも有名だった。娘は4歳。この娘が可愛い。身長190p、体重120kgの親父の子どもとは思えん。カメラを向けると逃げる。しばらくすると、「ハーイ」と近づいてきて、カメラを向けると逃げる。この繰り返し。この子はハイジ大好きだけど、トルコでハイジが日本のアニメだって知っている人は皆無に近いそうだ。この社長も私の話を聞いてびっくりしてた。

バーベキューを楽しくいただいた。んだが、その中で間違った日本の話が出た。
外務省がんばれよ。

1.日本人が英語が苦手な理由
 広島・長崎に原爆を落とされたことに天皇が怒り、1990年代中頃まで日本では英語教育が禁止されていた。。。笑ってしまった。

2.沖縄はアメリカ領
 まあ、これはいろんな国で言われる。ほとんど事実だしね。

7月2日(水)イスラム
トルコはEU(欧州連合)への加盟を40年以上前から申請しているが未だに認められていない。まあ、ギリシャとの領土を巡る問題もあるのだが、実際はトルコがイスラム教徒の国だからだろうな。でも、この国のイスラムはある意味、インドネシアよりいい加減な気がする。いい加減というと失礼だけど、いわゆる日本人の多くがイメージするイスラムとは全く異なる。イスタンブールの街中ではスカーフをしている女性は1%にも満たない。ほとんどの人はモスクでお祈りなどしない。信仰とは「心の問題」って感じ。「モダン・イスラム」ですな。

インドネシアでも入ったことのないモスクが、この国では解放されており異教徒でも何も気にせず入ることができる。はじめて見たけど、中って凄く綺麗だった。



お祈りしている人の写真撮っても怒られないし。



7月3日(木)カッパドキア
イスタンブールから飛行機で1時間ほど(この飛行機の中で代理店の社長はずっと「SUDOKU(数独)」をやっていた)。お客さん訪問のついで(本当だよ)に行ってきた。

これは行く価値あり。「風化」のすごさと、なぞのキノコ岩。







7月4日(金)トルコ料理
肉、肉、肉。。。。 いや、これはおかしい。ブラジルでもそうだったが、毎日のように肉料理を食べるのは、ただ単に代理店の社長や兄ちゃんが肉が好きだからじゃないのか? 魚料理だってあるだろ? という疑問が生まれるくらい肉ばっかり食べていた。シシケバブ、アダナケバブ、イスカンダルケバブとか、「ケバブ」ばっかりだった。あ、何かの豆のスープは絶品だった。ジャガイモのスープみたいなやつ。名前知らない。
トルコ料理って、フランス料理、中華料理と並ぶ世界3大料理なんだよね。確かに同じ肉料理でもドイツやブラジルとは違うわ。




トルコアイスクリーム。なぜかお餅のように伸びる。



ラキという焼酎。これ不思議なんだけど、透明なラキに透明な水を入れると白くなる。これにレモン汁を絞って飲む。美味しいよ。



7月5日(土)イスタンブール
飛んでイスタンブール。アジアと欧州が交わった神秘の都市。ま、日本人にとってイスタンブールはこんなイメージでしょ。私もそんな感じだった。今日は休みなので代理店の社長が車で市内を案内してくれた。

このイスタンブールって都市は本当にアジア側とヨーロッパ側にボスポラス海峡で分かれている。まあ、どっちがどっちってことは無いんだけど。



グランバザール。ここはとにかくでかい。1日中でも買い物できるぞ。いろんな店を冷やかして、キャビア屋さんで味見してて、はじめて知ったことがある。キャビアは高級になればなるほど、その味はイクラに近づく。。。





あとは観光客の多いところで適当に写真撮影。




7月6日(日)何か忘れていませんか?
カッパドキアは行った。トルコ料理も食べた。イスタンブールも散策した。でも、トルコに来たら絶対に見ておかないとダメなものがある。そう、ベリーダンス。

3時間のディナーショーで1人 EURO 70-。1万円以上だよ。でも、その価値はある。ベリーダンス以外にトルコ各地の民族ダンス、いろんな国の言葉をしゃべる歌手の観客を巻き込んだエンタテイメント。本当に面白かった。



踊り子さんとの2ショット写真(有料)もあるんだけど、アップは自粛。

7月7日(月)帰る
フランクフルト経由大阪へ。遠いなぁ。トルコのお土産はピスタッチオ。2kgも買った。

総飛行時間57時間。もう2度と1回の出張で南半球と北半球の国は行かん。身体がもたん。

以上