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やるぜポケスタ

1998年
8月26日(水)目的
このコーナーの目的は任天堂のNT64用ソフト「ポケモンスタジアム」のLV1〜30クラスで、最強のチームを作ることにある。LV30では、ミュウ2もカメックスも登場しない。また、HPが低いためLV50〜55クラスとも違うポケモンがメインを張るかもしれない。巷にあふれる攻略本やホームページも参考にしながら科学的・理論的に最強のチームを作り上げて行く。また、相手によってどのような作戦が必要なのかについても言及して行く予定である。
ノミネートできるポケモンは6匹であるが、実際にバトルできるのは3匹であり、しかも「虫取り少年」や「火事場泥棒」と違い、対戦相手は普通は各種ポケモンを取り揃えてくる。ピカチュウを使うやつなどまずいない。つまり、どんなポケモンが出てこようが対応できる最強の3匹を選び育て上げ、そして必勝の対応パターンを作りあげる。

8月27日(木)種別能力値
まず全てのポケモンは種別の能力値(ステータス)を持っている。例えば、同じLV30のラッキーとマルマインを比べてもらえばすぐにわかる。どんなマルマインよりもラッキーは必ずHPが高い。逆に絶対にマルマインが先制攻撃を仕掛ける。(麻痺している場合はその限りではない。)この差は、ポケモンの種別の固有の能力値からくる。(なお、同じポケモンであっても、その能力値はある範囲内において差がある。つまり、強いマルマインと普通のマルマイン、弱いマルマインが存在するということである。この個別の差については次回以降に持ち越す。)今回は種別の能力値について分析したい。
能力値は5つある。HP、すばやさ、攻撃力、防御力、特殊能力の5つである。この5つの能力はいったい何に影響するのだろうか?

HP:まあ誰にも分かるが「命」そのものである。
すばやさ:この値が高い方が先に攻撃できる。
攻撃力:物理的攻撃の威力に影響する。
防御力:物理的攻撃を受けた時の防御に影響する。
特殊能力:特殊攻撃の威力と防御に影響する。

HPとすばやさについては、はっきり言ってこれ以上の説明は不要だが、残りの3つについては後日、その影響度に関し別途説明する。
さて、LV30クラスにノミネートできる33種のポケモンの能力値の比較だが、ここに絶好の資料がある。HIWASA氏の「ポケモン研究所」に記載されているLV100時点での比較表である。この数値は、最高の条件下(詳細はここでは触れない。)においての数値であり、固体別の差を気にしなくて良いため、そこらへんに出回っている「攻略本」より貴重なデータである。(LV30でのデータは無いが、基本的には同じ序列と考えられる。)

それぞれの能力値と総合力(5つの値の合計)のベスト6を下記する。

HP
すばやさ
攻撃
防御
特殊
総合
1位
ラッキー
マルマイン
ブースター
カイリキー
パルシェン
フーディン
ギャラドス
パルシェン
2位
カビゴン
サンダース
プテラ

イワーク
ナッシー

3位
ラプラス

カイロス
ギャラドス
ゴローニャ
レアコイル
ナッシー
ウィンディ
4位
シャワーズ
ダグトリオ
フーディン

カイロス
ゲンガー
スリーパー

5位
ガルーラ


ケンタロス
レアコイル

ケンタロス
ラプラス
6位
ギャラドス
ナッシー
スターミー
ストライク
ウィンディ
カビゴン
ゴローニャ

シャワーズ
ブースター
サンダース


(重複ポケモンは黒字で表示。実質25匹である。)
ここに全く出てこない8匹のポケモン(ピカチュウ、メタモン、スピア、ルージュラ、オニドリル、ニドクイン、ニドキング、オコリザル)は、能力値が全般的に低く間違いなく使えない。(6匹の中にはノミネートしても良いが、使わないほうが良い。催眠技と冷凍技の両方を使えるルージュラについては異論もあると思われるが、この事についても後日述べる。)
では、総合1位のギャラドスが最強かというと、これがはっきり言って使えない。ポケモンの強さを考える上でかかしてはならないのが、次回に述べる「属性」である。ギャラドスには属性において致命的な欠点があるのである。

8月28日(金)属性
ご存知のように、全てのポケモンには属性がある。属性は全部で15種類(水、炎、地面などなど)あり、ポケモンによっては2種の属性を持つものもある。また、技も全て属性がある。(常識中の常識)
では属性とは戦闘において、どのような意味を持つのであろうか?
簡単に言うと、攻撃の時に自分のポケモンと技の属性が一致する場合、その技の威力は1.5倍になる。しかし、逆に敵の技の属性が自分のポケモンの属性に強い場合、そのダメージは通常の2倍になる。しかも、2つの属性を持つポケモンが共に弱い技をくらった場合、そのダメージは4倍にもなるのである。
つまり、属性は攻撃よりも防御に影響が大きいので、属性は弱点なのである。2つの属性のあるポケモンは、不利なのである。
ただし、属性にもいろいろある。苦手とする属性の数が問題なのである。
苦手が少ないのは、ゴースト(1種)、ノーマル(1種)、電気(1種)、エスパー(1種)
逆に苦手が多いのは、草(5種)、岩(4種)、虫(4種)である。
草と岩と虫ポケモンは使えない。苦手が多い分だけ、大きなダメージを受ける敵・技が多いからである。
これにより、前回残ったポケモン25匹のうち、ナッシー、イワーク、ゴローニャ、プテラ、カイロス、ストライクの6匹が消え去ることになるが、カイロス以外の5匹は2つの属性をもつので、そう単純にはいかない。
カイロス以外で前回残った24匹のポケモンのうち、2つの属性を持つのはギャラドス、ゲンガー、パルシェン、ラプラス、スターミーの5匹と先ほどの5匹である。この10匹のポケモンの苦手とする属性の数は、それぞれ相殺(水攻撃を受けた時の炎と草のように、弱い+強い=0)した後は、ギャラドス(2種)、ゲンガー(3種)、パルシェン(4種)、ラプラス(4種)、スターミー(3種)、ナッシー(5種)、イワーク(5種)、ゴローニャ(5種)、プテラ(4種)、ストライク(6種)である、よって、4種以上苦手のある7匹は脱落である。
さらに2種の属性が共に弱い属性がある場合、そのダメージは4倍になることを思い出してほしい。電気攻撃は、水と飛行の両方に強い。つまり、水と飛行の両方の特性を持つギャラドスは電気攻撃にとてつもなく弱いのである。これが、ギャラドスの致命的弱点である。ここで、ギャラドス脱落。残り16匹の戦いとなった。
我ながら意外な展開に驚いている。ギャラドス、ナッシー、ラプラス、パルシェンを使っている人は多いと思うからである。総合力上位6匹のうち、はやくも4匹が消え去った。
次回は、再びHIWASA氏のデータをもとにダメージについて検討したい。

8月29日(土)ダメージ
まず次の式を見てもらいたい。これは、HIWASA氏の推測したダメージに関する公式を簡素化したものである。LV30での戦いにおいては、敵から受けるダメージはこの式で計算される。(簡素化してあるので正確ではないし、もともとの式においてもランダム値というものがあり、±10%程度の公差があるものと思われる。)

物理攻撃:(技の威力x0.28)x(相手の攻撃値/自分の防御値)x(技と相手タイプの属性)x(技と自分タイプの属性)

特殊攻撃:(技の威力x0.28)x(相手の特殊値/自分の特殊値)x(技と相手タイプの属性)x(技と自分タイプの属性)

注意:
物理攻撃(ノーマル、格闘、飛行、地面、岩、毒、虫、ゴースト)

特殊攻撃(炎、水、電気、氷、草、エスパー、ドラゴン)

技と相手タイプの属性:属性が同じ場合は「1.5」、違う場合は「1」

技と自分タイプの属性:苦手の場合「2」、得意の場合「0.5」、それ以外「1」、属性が2つあり2つとも苦手の場合「4」、ともに得意の場合「0.25」、苦手+得意の場合「1」、苦手+それ以外の場合「2」、得意+それ以外の場合「0.5」となる。(ノーマル→ゴースト、電気→地面などのように、攻撃の効果が全く無い場合は、「0」となる。)

わかりにくいと思うので、ここで具体例を少し記す。
敵:マルマイン(特殊値:60、属性:電気)が、10万ボルト(威力:95、属性:電気)の攻撃をしてきた時に、下記ポケモン(特殊値は全て60とする。)はそれぞれの次のダメージを受ける。

ダグトリオ(属性:地面)→0
マルマイン(属性:電気)→20
カビゴン(属性:ノーマル)→40
シャワーズ(属性:水)→80
ギャラドス(属性:水+飛行)→160

このダメージ値がそのままHPから減少するのである。さらに、攻撃が急所に当たった場合は、技の威力が2倍になるので、ダメージも2倍になる。また、特殊値や防御値が、敵ポケモンの半分以下の場合も、当然、受けるダメージは2倍以上になる。つまり、能力値のうち「特殊」と「防御」が極端に弱いポケモンは、受けるダメージが大きいため、属性の多いポケモン同様に、バトルには適さないということである。

私は、ポケモンを選ぶ基準を攻撃より防御においているが、これは攻撃力の強いポケモンは、すばやさが低いため攻撃する前に敵から攻撃されることが多いからである。敵の一撃でやられたら、攻撃力がいくら高くても意味がないのである。
残っている16匹のポケモンのうち、防御値の低いWORST3は、ラッキー、フーディン、ダグトリオである。また、特殊値の低いのは、ガルーラ、カビゴン、カイリキーの3匹である。この6匹もここで退場である。(ラッキーはHPが他に比べ2倍近く高いが、防御は1/3であり使えない。早々と脱落したルージュラにしても、その防御値はダグトリオ以下である。)
残った10匹は能力値・属性とも、防御に関しては欠点が相対的に少ないそこそこバランスのとれたポケモンである。全データ(LV100)は下記である。

属性
HP
すば
攻撃
防御
特殊
合計
マルマイン
電気
323
378
198
238
258
1395
サンダース
電気
333
358
228
218
318
1455
レアコイル
電気
303
238
218
288
338
1385
ブースター

333
228
358
218
318
1455
ウィンディ

383
288
318
258
258
1505
シャワーズ

463
228
228
218
318
1455
スターミー
水・エスパー
323
328
248
268
298
1465
ゲンガー
毒・ゴースト
323
318
228
218
358
1445
スリーパー
エスパー
373
232
244
238
328
1415
ケンタロス
ノーマル
353
318
298
288
238
1495

次回は、チームのコンビネーションを考えてポケモンを6匹に絞り込みたいと思う。

8月30日(日)コンビネーション
何度も書くが、バトルにおいてもっとも重要なのは属性である。当然、バトルに参加する6匹の属性はバラバラな方が良い。例えば3匹とも電気を出した場合、敵に地面がいたらお手上げである。
この観点からすると、ゲンガーとケンタロスは文句無しに決定である。後、電気から1匹、炎から1匹、水・エスパーから1匹選ぶ。残りの1匹については後述する。

電気:総合力のサンダースか、すばやさのマルマインか、特殊力のレアコイルか。ここで、すばやさについて述べたい。すばやさは他の能力値と異なり、とにかく1でも相手より高ければ圧倒的に有利なのである。1でも高い方が先に攻撃できる。短期決戦において、いかに先攻が有利かは誰にでも分かることだと思う。マルマインのすばやさは151匹の全ポケモン中、最高のスピードなのである。あのミュウ2より早い。しかし、サンダースも早い。ミュウ2と並んで2位なのである。しかも、攻撃力・特殊ともマルマインより高い。サンダースを買う。

炎:ブースターの攻撃力の高さはピカ1である。しかし、とにかく遅い。たいがい先手を取られる。ウィンディは総合力3位(33匹中)のポケモンであり、ここは先程サンダースを選んだことだし、同じイーヴイ進化系ではなくウィンディに決定する。

水・エスパー:今まで属性は防御面での不利を取り上げてきた。このため、2種の属性を持つポケモンは攻撃において有利にもかかわらず、ほとんどが落選してしまった。しかし、スターミーはここまで残っている。水攻撃とエスパー攻撃の2つの攻撃の威力が1.5倍になるスターミーを選ばない手はない。スターミーに決定。

ついにゲンガー、ケンタロス、サンダース、ウィンディ、スターミーの5匹に決定した。では、残りの1匹はどうするのか。この1匹はダミーとして使う。対戦のたびに違うポケモンを選べば良い。それも、5匹とは異なる属性である虫・草・氷・格闘・飛行・地面・岩から選べば良い。相手のポケモン選びを間違わせるのも大事な作戦である。

さて、ここで最初に書いたことを思い出してほしい。バトルに出ることができるポケモンは3匹だけなのである。しかも、相手がどんなポケモンを出してくるか、また、どんな技を覚えさせているかもわからないので、相手を見て出すポケモンを決めるというようなことは現実的ではない。世間には、虫取り少年も理科系の男もいない。読みが外れたらどうするのか。
最初から3匹のみで戦うべく準備すべきである。

いよいよ次回は、最終3匹を決定する。ポイントは技マシンである。

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