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1.♪ぞ〜さん、ぞ〜さん♪
しんちゃんと言えばこれ。「象」はネシア語では「GAJAH」。だから、コミックでも「♪SI GAJAH, SI GAJAH♪」って歌ってる(「SI」の意味については別の機会に触れる)。もちろん、この単語には男性のおちんちんの意味は無い(日本語でも無いけどね)。一般的に使われる(?)のは「BURUNG」。これって「鳥」のこと。なんで鳥なのかって言うと、鳥が羽を広げて首を伸ばした姿に似てるからって話し。

もちろん、性器そのものを指す言葉はある。「TITIT」(男性)、「NONOK」「MEMEK」(女性)、けど、こんな言葉は絶対に日常会話では使われることがないので、コミックにも出て来ない。日常会話で、それらを指す場合は「ANU」を使う。意味は日本語でいうなら「あそこ」って意味。ここインドネシアでも、直接的な言葉は「汚い」表現として使われない。

で、日本人が注意する必要があるのが、この「TITIT」。というのは、「TITIP」(預ける)、「TITIK」(点)という利用頻度の高い単語によく似ているので間違ったら大変。

2.お前のせいだろ!
「GARA GARA KAMU」。「KAMU」は「お前」とか「君」って意味。この「GARA GARA」は言葉のニュアンスが日本語に似ていて覚え易い。「誰のせいだ?」は「GARA GARA SIAPA?」で良い(「SIAPA」=「誰」)。

さて、この「KAMU」だけど、インドネシア語学習の教科書なんかでは、「丁寧で無いので使わない方が良い」と書かれてて、訳は「お前」になっている。確かに、丁寧な「あなた」という単語は「ANDA」ってのがあるけど、友達同士や親しい仲では「KAMU」が一般的に使われる。まあ、初対面の人や年上の人には使わない方が良いが、けっして「汚い」言葉ではない。

それと同じく、「私」は「AKU」とも言う。「SAYA」だけではない。インドネシアのローカルテレビで外国映画を見ればわかるが、インドネシア語字幕は100%、「AKU」「KAMU(「KAU」ってのもある)」が使われている。

3.不倫
「SELINGKUH」。この単語、辞書でひいても「こすい、不正直」としか載ってない。だから、最初、しんちゃん読んでも意味がわからなかった。が、どうもマンガのシチュエーションから「不倫」とか「浮気」の意味かなと思って代理店の兄ちゃんに聞いたら、そうだというお返事。
 普段は使う事が無い(普通の人は)。で、こちらで「愛人」のことは「PACAR」と言う。この「PACAR」は「恋人」の意味もあるので、あえて「愛人」と強調する場合は「PACAR GELAP」と言う。「GELAP」は、辞書などでは「暗い」になっているけど、「陰に隠れた」という意味があり、「IMPOR GELAP」(密輸入)など、仕事上でもよく使う単語である(何の仕事だ)。

4.シロ
「SI PUTIH」。犬のシロは、そのまま直訳されて「PUTIH」(白い)という名前になっている。が、例えば、「シロの散歩に行きなさい」なんて言う時に、犬の名前が「PUTIH」だと「白い」という意味があるのでわかりにくくなる。そのため、そういう時は「SI」をつける。
「象さん」の「さん」って意味もあるし、人間にも使える。この場合は「○○ちゃん」ってな感じになる。「怠ける」って意味の「MALAS」に「SI」をつけると、「怠け者」って意味にも使える。(普通は「PEMALAS」と言うが)・・・。

ちなみに、「ORANG PUTIH」(白い人)というのは、中国人や日本人を指す。日本で言う白人は、「ORANG BULE」と言う。この「BULE」は「髪の毛が黒くない」って意味だって言う人と、英語のBLUEから来てるんじゃないか(目が青い)って人がいるので、語源不明。。
インドネシア人は自分の肌の色は「COKLAT」(チョコレート色)と言い、けっして「HITAM」(黒い)とは言わない。黒人は「ORANG NEGRO」と言う。英語のニグロから来ている。なお、「KANBING HITAM」(黒いヤギ)は、「のけ者」という意味になる。やっぱりヤギのイメージは万国共通で白いみたい。

5.オカマ
「BANCI」。しんちゃんでは、オカマみたいな訪問販売女性が出てくる時に使われていた。今の日本だと、「性同一性障害・・・なんたら」って言うのかもしれないけど、そういう固い話しは無しね。

「オカマ」=「BANCI」
「オナベ」=「TOMBOI」

インドネシアには、オカマがいっぱいいる。テレビにも出てるコメディアンもいれば、街中で踊りながら乞食みたいなことをやっているのも多い。なかには、「マジですか?」って言いたくなるほど綺麗なのもいる。インドネシアではこれと言って差別されている様子もなく、代理店のLIAの行き付けの美容院の担当はBANCIだそうだ。

ここで言う「オカマ(BANCI)」とは女装した男性(含む性転換)、「オナベ(TOMBOI)」は逆なんだけど、ボーイッシュな女の子をこう呼ぶこともある。だが、ペチャパイの子を「TOMBOI」と呼ぶと怒られる(^.^)。ちなみに、「ホモ」とか「レズ」はインドネシア語でも同じ。「ホモ」「レズビアン」で通じる。

6.下着泥棒
「PENCURI PAKAIAN DALAM」。これはそのまんま。「PENCURI」(泥棒)、「PAKAIAN」(服)、「DALAM」(中)。
しんちゃんには、下着泥棒の話しがよく出てくるのだが、インドネシアにはこんなのいない。こういう倒錯的なやつってのは、やっぱり先進国が中心だよな。こっちでは、どうせ泥棒するなら「金」を取るってのが常識。なんせ、泥棒でも現行犯なら警官に射殺されても文句の言えない国なんだから。

その下着だけど、「パンツ」は「CELANA DALAM」(「CELANA」はズボン)、「ブラジャー」は「BEHA」。ちなみに、「DALAM CELANA」と単語をひっくり返すと、「パンツの中」となり、変な意味になるので注意。

このブラジャー。カラオケネタの一つになっている。インドネシア語で「勉強する」は「BELAJAR」(ブラジャール)なので、「SAYA MAU BELAJAR BAHASA JEPANG」(私は日本語を勉強したい)って言うインドネシアのお姉ちゃんの言葉が、インドネシア語がちょっとしかできない日本人には「私、欲しい、ブラジャー、日本」とわけわからんように聞こえる。けっして日本製のブラジャーが欲しいわけではない。

7.おしっこ
「PIPIS」(おしっこ)、「KENCING」(小便)かな。
で、よく似た単語に「PIPI」(ほっぺ)がある。「TOLONG CIUM PIPI SAYA」(私のほっぺにキスして)を間違えて、「TOLONG CIUM PIPIS SAYA」と言うと、キスどころか、ほっぺにビンタを喰らうことになる。なんせ、「私のおしっこにキスして」だもんな。
また、「KENCING」も注意。よく似た言葉に「KENCAN」ってのがある。これは、デートって意味。「KENCAN DENGAN SAYA YA」(私とデートしよう)ってのを、間違えて「KENCING DENGAN SAYA YA」と言うと、「私とおしっこしよう」・・・・・どんな返事が彼女から来るからは知らない。

で、丁寧な言い方。

BUANG AIR KECIL (小さな水を捨てる)=おしっこ
BUANG AIR BESAR (大きな水を捨てる)=うんち
BUANG ANGIN (風を捨てる)=おなら

なお、トイレのことは、「KAMAR KECIL」(小さな部屋)と言う。もちろん、「TOILET」でもOKだけど。本当に「小さな部屋」のことを言いたい時は、「KAMAR YANG KECIL」と関係代名詞(YANG)で繋ぐ。
インドネシアでは、トイレとお風呂(水浴び)は同じ部屋なので、トイレのことを「KAMAR MANDI」(浴室)とも言う。
日本の自宅に来たインドネシア人に、「DI MANA KAMAR MANDI?」(浴室はどこですか?)と聞かれて、本当に浴室を教えてはダメ。マジでお風呂でおしっこされちゃうよ。

8.他人のフリ
「PURA PURA TIDAK KENAL(他人のフリをする)」。「KENAL」ってのは「知り合う」って言う意味の基本単語。「PERKENALKAN」で「初めまして」って挨拶に使う。
今日の勉強は、「PURA PURA」。普通、単語を繰り返すと、「ANAK」(子供)、「ANAK ANAK」(子供達)といった感じで、複数形を表すことが多いのだが、インドネシア語は単語の数が少ないので(英語・日本語に比較して)、繰り返すことによって元の意味と異なる意味になる単語が結構ある。この「PURA PURA」もそう。「PURA」だけだと、ヒンズーの寺院を指すんだけど、繰り返すと「〜のフリをする」になる。

どういう時に使うかと言うと、家族とデパートなんか行ってる時に、よく行くカラオケのお姉ちゃんが来てて、目が合った時とか。心の中で「TOLONG PURA PURA TIDKA KENAL YA」(他人のフリしてね」と使う。

 この繰り返し語だけど、インドネシア在住日本人でも意外と知らないのが、「JANGAN JANGAN」。「JANGAN」は基本中の基本で、「してはいけない」という禁止命令文。だから、それを繰り返すと、禁止を強調していると思っている人が多い。が、この場合、「ひょっとして」という全然違う意味になる。

9.ペチャパイ
「DADA RATA」。「DADA」(胸)、「RATA」(平ら)。
他にも、「SUSU(乳) RATA」、「SUSU KECIL(小さい)」など、いろいろ言い方があるようだが、しんちゃんでは、この「DADA RATA」がよく使われる。ちなみに、巨乳は「SUSU BESAR(大きい)」。

この「SUSU」だけど、女性の胸という意味以外に、日本とおなじように母乳とか牛乳の意味もある。飲む乳をはっきりと区別して指す場合は、「AIR(水) SUSU」と言う。

牛乳=「AIR SUSU SAPI(ウシ)」
母乳=「AIR SUSU IBU(母)」

この母乳を略して、「ASI」とも言う。しんちゃんでは、ママの「ASI」と、グラビアアイドル(巨乳)の「ASI」のどっちが品質が良いかって話しの時に出てきた(^.^)。

うちの代理店の女の子達は、みんな「DADA RATA」である。社長が「DADA RATA」なので、面接の時に自分のおっぱいより大きな子は選ばないと、代理店の兄ちゃん達はブツブツ言っている(^.^)。

10.ジャンケンポン
「SUIT」。インドネシアのジャンケンは、日本と違って、ぐーの状態から、

親指だけを立てる=「GAJAH」(象)
人指し指だけを立てる=「MANUSIA」(人)
小指だけを立てる=「SEMUT」(蟻)

象は人に勝つけど蟻に負ける。人は蟻に勝つけど象に負ける。蟻は象に勝つけど人に負ける。

なお、日本のジャンケンも知っている人は多く、「SUIT JEPANG」と呼ばれている。子供達でもやっている。

ぐー=「BATU」(石)
ぱー=「KERTAS」(紙)、あるいは「KAIN」(布)
ちょき=「GUNTING」(はさみ)

しんちゃんでは、ジャンケンの掛け声は「HOM PIM PAH」とか、「BATU KAIN GUNTING」と表現されていた。

11.バーゲン
「OBRAL」。他にもいろいろ言い方がある。「DISKON BANJIR」(洪水のような値引き)。「CUCI GUDANG」(倉庫を洗う=在庫一掃セール)

この「CUCI GUDANG」だが、街の中で初めて広告を見た時、意味不明だった。「CUCI GUDANG DISKON 70%」(倉庫洗い値引き70%)だもん。倉庫を洗う商売って?掃除代行業か何かかと思った覚えがある。

インドネシアでも日本と同じく女性達はバーゲンが大好き。イスラム教徒なのに、みんなクリスマスを楽しみにしているのは、その時期がちょうどデパートやスーパーの年末バーゲンセールだから。どこもクリスマスツリーを飾り付けて雰囲気を盛り上げている。

こちらでも、スーパーやデパートのポイントカードは流行っており、私も日本食材店のカードを持っている。日本と同じく、だいたい、金額の1%のポイント還元かな。で、週に1回ポイント2倍の日があって、ついついその日に買い物してしまう私は小市民。

12.ままごと
「MAIN IBU-IBUAN」(お母さん遊び)。ご存知、ねねちゃんの大好きな遊び。なんだけど、しんちゃんなんだから、当然、普通のままごととは違う。こんな言葉が飛びかってます(^.^)。

「HAMIL」=妊娠
「RASA MUNTAH」=吐き気
「SURAT NIKAH」=結婚届
「SURAT CERAI」=離婚届
「IBU MERTUA」=姑

13.生理
「HAID」。これは表現がきついので、「DATANG BULAN」(月に来た)とも言う。古今東西、生理=月だね。

 イスラム教徒は断食が年に1度、約1ヶ月間ある。この間、日の出から日の入りまで、食事はもちろん水を飲んでもいけないし、タバコを吸ってもいけない。しかし、妊婦や幼子、病人は断食を免除される。で、生理中の女性も免除されるのである。
 そのため、うちの事務所でも断食中に昼食取ってる女性がいると、私はついつい会話に気を使ってしまうのだが、こっちの若い女性はアッケラカンで、「Sedang aku haid, jadi tidak apa apa deh」(今、私は生理中だから大丈夫よ)などと、意味深なことを言うので、こっちが赤面してしまう(^.^)。

14.ワンワン
動物の鳴き声。代表的なのだけを紹介。

イヌ=GUK GUK( グッグッ)
ネコ=NGEONG(ンエオン)
ニワトリ=KOKOK(コッコッ)
ネズミ=CITCIT(チッチッ)

この動物の鳴き声だけは、国によって全然違う。念のために書くけど、けっして、日本のイヌが「ワンワン」と鳴いて、インドネシアのイヌが「グッグッ」と鳴くわけではない。人間の耳って、それだけいい加減ってことだよな。

15.ただいま〜
う〜ん、ぴったりの言葉が無い。とにかく、こういうのって一言で表す言葉って無いんだよな。しんちゃんでは、次のような言葉が使われている。

ただいま=「SAYA PULANG」(私は帰る)
おかえり=「SELAMAT DATANG」(いらっしゃい)
いってきます=「SAYA PERGI」(私は行く)
いってらっしゃい=「HATI HATI DI JALAN」(気をつけて歩いて)
いただきます=「SAYA MAKAN」(私は食べる)
ごちそうさま=「TERIMA KASIH MAKANANNYA」(食べ物をありがとう)
乾杯=「MARI KITA MINUM」(いっしょに飲みましょう)

この「ただいま」の「SAYA PULANG」を、「SAYA PULANG DULU」とすると、「私は先に帰る」となって、会社などでの「お先に失礼します」って意味になる。
「いただきます」は、イスラム教徒は「BISMILLAH」って言うんだけど、これはアラビア語で「神様の思し召し」って意味の言葉だから、インドネシア語とは言えない。「乾杯」にいたっては、酒飲む習慣が無いから、当然、そんな言葉も無い。

16.なぞなぞ
「TEBAK-TEBAKAN」。

しんちゃん「BENDA APA YANG PUNYA SATU KAKI DAN TIGA MATA?」(足が1本で目が3つあるものって何だ?)

ママ「Ummm, ya LAMPU LALU LINTAS」(う〜ん、あ、信号だ)

しんちゃん「SALAH! JAWABANNYA, HANTU」(はずれ。答えは、お化け)

ところで、この「信号」だけど、日常会話では「LAMPU(ランプ) LALU LITAS(交通)」などとはまず言わない。なぜか、「LAMPU MERAH」(赤いランプ)と言う。青や黄色の付いている3色信号でも。たぶん、昔、インドネシアの信号は「赤」しかなかったんだと思う。

多くのインドネシア人は「幽霊(HANTU)」の存在を信じている。まあ、イスラムにしろ何にしろ宗教ってのは、基本的に死後の世界を信じるものだからね。

17.ドキドキ
今日の勉強は擬音。こんなこと載ってる教科書やホームページはまずないだろ(^.^)。

ドキドキ=「DEG DEG」(心臓の高まる音)
ハックション=「HATCHI」(クシャミ)
ブーン=「NGUIIING」(蚊の飛ぶ音)
シーシー=「SRRR」(おしっこの音)
モグモグ=「NYAM NYAM」(食べる時の音)
ワイワイガヤガヤ=「HORE HORE」(大勢で騒いでいる様子)
ビクッ=「GLEK」(ドキっした時)
モジモジ=「PSST PSST」(恥ずかしい時のしぐさ)
グーグー=「ZZZ」(寝てる様子)
シーン=「HENING」(静かな様子)
ザーザー=「ZRRRSSS」(雨の降る音)

きりがないので、このへんで。ホンマに何の役にも立たんだろうな。

18.ねぇ、彼女!
「HAI CEWEK!」これ、女の子をナンパする時の呼びかけ。今日のお勉強は、間違いなく本コーナの中で一番役に立つトピック(^.^)。

「PEREMPUAN」=女性
「WANITA」=淑女(LADY)
この2つが、女性全般を指す時に使われる。一般的には「PEREMPUAN」。

「NONA」=未婚女性
「NYONA」=既婚女性

「IBU」=子持ち女性、母親。それ以外に、MRSの意味がある。

ここまでは、どんな教科書にも載っている。ここからが本題。

「ANAK PEREMPUAN」=女の子。赤ちゃんから12歳くらいまでの幼女ですな。ただ、これには「子供で、性別は女性」つまり、一般的な「女の子」って意味もある。親にとっては、いくつになっても子供は子供だから。

「GADIS」=13歳から25歳くらいの若い女性(20歳くらいまでだとの意見もあるが)。タイトルにある「CEWEK」は、この「GADIS」のくだけた呼びかけ表現。

「ABG」=17歳から19歳くらいの女性。「ANAK BARU GEDE」(大人になったばっかりの女の子)の略。昼間使うことは無い(^.^)。

「KAKAK」=兄とか姉って意味。だけど、自分より少し年上の親しい女性に使っても良い。日本語でいうところの、「お姉さん」ですな。

「TANTE」=おばさん。親族の叔母さん・伯母さんの意味だけど、日本語と同じように、中年女性にも使える。けど、使うと怒られる。

「NENEK」=おばあさん。なんだけど、日本といっしょで、中年女性やちょっと年上の女性にも使える。もちろん、「TANTE」以上に怒られる。

19.バカ
いろんな言い方があるんだけど、これ、翻訳が難しい。

一般的に使われるのは「BODOH」。これを基準(バカ)とすると、「大バカ」は「BEGO」で「KONYOL」は「おバカさん」かな。他にも「TOLOL」=「まぬけ」ってのもある。

で、翻訳が難しいのが「DASAR BODOH」。これ、しょっちゅう使われるのだが、この「DASAR」の訳が難しい。本来の意味は「基本」とか「基礎」なのだが、こういう場合は別の意味で使われている。一言で何と訳したら良いか、考えてたんだけど、難しい。「バカの基本=本当のバカ」って意味ではない。

関西便で言うなら、「ほんまにもう、アホなんやから」って感じかな。で、私は「この」って訳している。「このバカ」って使うでしょ。と言うのは、しんちゃんでは「DASAR ANAK」とかってのも出てくる。この場合も、「このガキ」と訳すと、すんなり行く・・・・と、1人で悦に入ってます。

20.二日酔い
「MABUK SAMPAI DUA HARI」。「MABUK」が「酔う」で、これは日本語と同じように乗り物酔いの時も同じ単語が使われる。
 で、インドネシアでは酒を飲む週間が無いので、二日酔いは造語のようなもの。「SAMPAI」=「〜まで」、「DUA HARI」=「2日間」。

アルコール飲料のことを、「MINUMAN KERAS」(固い飲み物)とも言う。。ビールは「BIR」、日本酒は「SAKE」。問題はこの「BIR」。英語の「BILL」(請求書)と、発音が似ている。このため、ヘタに英語で「BILL PLEASE」などと、お勘定を要求すると、お姉ちゃんがビールを持ってくる。実際、ホテルで白人が朝食時に、それを言って、ビールが届いて場内大爆笑になった(そのおじさん、笑いながらそのビール飲んでたけど)。

お勘定の時は、「MINTA BON」と言う。この「BON」(伝票)と「BOM」(爆弾)の発音の違いも難しいんだけど、さすがに、料理店で「爆弾」が出てきたことは無い。

21.天気予報
「RAMALAN CUACA」。「CUACA」は「天気」なので、これは良い。面白いのは「RAMALAN」。

「予報」「予言」「占い」・・・全部、インドネシア語にすると「RAMALAN」(^.^)。「天気予報」だと科学的な響きがあるけど、「天気占い」とか「天気予言」だとねぇ。それだけ、この国の天気予報はいい加減ってことなんだけど。

インドネシアでは、天気予報はどうでも良い。というのも、年間を通して気温はほぼ一定。さらに、季節は2つしかない。雨季「MUSIM(季節) HUJAN(雨)」と乾季「MUSIM PANAS(暑い)」(教科書では「MUSIM KEMARAU(乾く)」とあるが、日常会話では「MUSIM PANAS」が一般的に使われる)。雨季は毎日、雨が降るし、乾季は毎日、晴れ。天気予報を見るまでも無く、私でも明日の天気はわかる(^.^)。

22.幼稚園
幼稚園=「T.K.」=「TAMAN KANAK-KANAK」(小さな子供達の公園)
小学校=「S.D.」=「SEKOLAH DASAR」(基礎の学校)
中学校=「S.M.P」=「SEKOLAH MENENGAH PERTAMA」(初級中等学校)
中学校=「S.L.T.P」=「SEKOLAH LANJUTAN TINGKAT PERTAMA」(初級継続学校)
高校=「S.M.A」=「SEKOLAH MENENGAH ATAS」(上級中等学校)
高校=「S.M.U」=「SEKOLAH MENENGAH UMUM」(総合中等学校)
専門学校=「S.M.K」=「SEKOLAH MENENGAH KEJURUAN」(中等専門学校)
大学=「UNIVERSITAS」

教科書なんかでは、高校は「S.M.A」としか書かれていないが、何年か前に「S.M.U」に名称変更するってことになって(専門学校ってのが増えてきて、普通科の高校を「上級」と呼ぶのはおかしいってことで)、名称変更が進んでたんだけど、また方針が変わって名称変更が中断している。だから、今は、「S.M.A」と「S.M.U」が並存している。

公立学校は、制服がある。全国、どこ行っても同じで、小学生は「白いワイシャツに赤い短パン」(女の子はブラウスとスカート)。中学生は「白いワイシャツ(ブラウス)に青い長ズボン(スカート)」、高校生は、下が灰色になる。だから、制服を見れば、中学生(青)か高校生(灰)かの区別はつく。あと、白いズボン(スカート)ってのがあって、これは、中高共通で、国旗掲揚の当番(週初めと週末)に当たっているクラスの子供達は、この制服になる(このことを知っている日本人は少ない。普通、そんなことに興味無いわな)。

また、女子高校生のスカートは2種類あって、足首まで隠れる長いのと、ひざ下くらいまでの短い(普通)の。もちろん、長いのはジルバブ(スカーフ)をかぶっている敬虔なイスラム教徒用。個人的経験から言うと、都会の子のスカートは短いのが多く、田舎に行くほど長いスカートを穿いた子が多い。だから田舎は嫌い(^.^)。

23.♪もしもし、カメよ♪
「HALO KURA-KURA」。これ、インドネシア人には意味不明のギャグ。しんちゃんは、電話に出ると、「♪もしもし、カメよカメさんよ♪」と歌うことがある。それをインドネシア語に訳したもの。
インドネシア語の「もしもし」は「HALO」。もちろん、英語の「HELLO」から来ている。でも、今日のお勉強は電話ではなく、カメ(KURA-KURA)の方。

KUPU-KUPU(蝶)
CUMI-CUMI(イカ)
LUMBA-LUMBA(イルカ)
UBUR-UBUR(クラゲ)
LABAH-LABAH(蜘蛛)

言語学的には、こういう繰り返し語は、未発達言語に多いらしい。確かに、幼児語には繰り返しが多いから、それはうなずける。のだが、インドネシア語では、この繰り返しが非常に重要であり、繰り返すことによって意味の変わる言葉がかなりある。

JALAN (歩く)→JALAN-JALAN (散歩)
JANGAN(してはいけない)→JANGAN-JANGAN(ひょっとして)
PURA(寺院)→PURA-PURA(ふりをする)
OLEH(〜によって)→OLEH-OLEH(お土産)
HATI(心)→HATI-HATI(用心する)
KIRA(思う)→KIRA-KIRA(だいたい)
TIBA(到着する)→TIBA-TIBA(突然)

ちょっと覚えるのが大変だと思ってきたでしょ。

24.だいたい
「KIRA-KIRA」。これは前回に出てきたけど、今日のお話しは、こういう「いい加減」な言葉。インドネシア人は何かって言うと、すぐに、「KIRA-KIRA(だいたい)」とか「MUNGKIN(たぶん)」を使う。「納期はいつだ?」って聞いても返事は「たぶん、○○日」。
仕事の関係で、どうしても今日中に書類を作成しなければならないときでも、「COBA(試す)」とか「USAHAKAN(努力する)」って返事で、「PASTI(必ず)」とは言わない。
赴任当時は、これで何度もイライラさせられた。

その極めつけが、「±」。世界共通だと思うが、これは「プラスマイナス」と読んで、公差を表すと思う。例えば、ある部品の寸法で、41.0mm ±0.1mm ってな具合に(40.9mm - 41.1mm)。
それがこの国では、「KURANG LEBIH」と読んで、意味は「だいたい」になる。「KURANG(足りない)」「LEBIH(多い)」。道の標識なんかでも、「市役所まで±100 M」とか書いてあるんだもんな。

25.しまった
今日のお勉強は、とっさに口に出る言葉。で、教科書にあんまり載ってないやつ。なお、訳はかなり適当。こういうのは雰囲気と口調次第で、いろいろ意味が変わるので。

しまった=CELAKA
なんてこった=ASTAGA
この野郎=AWAS KAMU
信じられん=SUKAR DIPERCAYA
すっご〜い=GILA BETUR
半端じゃない=BUKAN MAIN
あやうく死ぬとこだった=SATU LANGKAH LAGI MATI
喰らえ!=RASAKAN KAMU!
よく言うよ=ENAK SAJA
くそったれ=KURANG AJAR

実際問題、上記のような言葉がとっさに出ることはない。「APA? (何?)」くらいかな、とっさに出るのは。

26.納豆
日本食をインドネシア人と食べに行く時に、メニューを見ていかに料理内容を説明するか。これが難しい。しんちゃんでも、納豆は「NATTO」って書いてあるし。「餅」は「KUE JEPANG(日本のお菓子)」って注釈だったもんな。

で、私の説明。

納豆=KACANG SETENGAH BASI(半分腐った豆)
刺身=IKAN MENTAH SEGAR(新鮮な生の魚)
スルメ=CUMI-CUMI KERING BAKAR(乾燥したイカを焼いたもの)
海苔=RUMPUT LAUT KERING(乾燥した海草)
卵焼き(ダシ巻き)=TERUL GORENG GELING(巻き卵焼)
カラシ明太子=TERUL IKAN RASA CABE(唐辛子味の魚の卵)
カニかまぼこ=BASO IKAN RASA KEPITING(カニ風味の魚のすり身団子)
アン肝=HATI IKAN YANG PUNYA LAMPU(ランプを持った魚の肝臓)

笑うなかれ、十分通じるんだから。でも、誰も「納豆」と「アン肝」は食べようとしないけど(^.^)。

ちなみに、コミックには、「納豆にネギ入れる方?」ってのは出て来ない。納豆に玉子を入れるかどうかでケンカする話しは出てきたけど。

27.明けましておめでとう
「SELAMAT TAHUN BARU」

とにかく、挨拶するときは、いかなる状況でも、「SELAMAT」と言えば良い。意味は「安全」って意味なんだけど、挨拶で使うと「おめでとう」って意味になる。ほとんどの挨拶に使う。これはインドネシア語会話の基本中の基本。

SELAMAT PAGI = おはよう
SELAMAT SIANG = こんにちは
SELAMAT SORE = こんにちは(夕方3時頃〜6時頃)
SELAMAT MALAM = こんばんは
SELAMAT TIDUR = おやすみ
SELAMAT HARI ULANG TAHUN = 誕生日おめでとう
SELAMAT MENEMPUH HIDUP BARU = 結婚おめでとう
SELAMAT DATANG = いらっしゃい
SELAMAT HARI NATAL = メリークリスマス
SELAMAT JALAN = さようなら(相手が去る場合)
SELAMAT TINGGAL = さようなら(自分が去る場合)

「こんにちは」が2つある。日本だと、朝・昼・晩と3つにわけて挨拶があるが、インドネシアでは、朝・昼・夕・晩の4つの挨拶となる。おおまかな時間分けは下記。

日の出〜11時頃= 朝
11時頃〜3時頃= 昼
3時頃〜日没= 夕
日没〜日の出= 夜

「さようなら」も2つある。いいかげんな国だけど、挨拶だけは細かいんだよな。

28.東西南北
インドネシアのジャカルタに住んでると、東西はよく使うが南北はあまり使わない。これは、やはりこの国が東西に細長い島国だからだと思う。

東=TIMUR
西=BARAT
南=SELATAN
北=UTARA

で、面白いのが、北東とか南西って言葉。これ、インドネシアでも小学校で習うらしいのだが、日常ではまず使うことがないようで、代理店のお姉ちゃん達、全然、覚えてない。凄い国だよ。確かに、その単語も変なんだけど。
この単語、代理店の社長に小学校の娘さんに電話してもらって確認したのだが、もしかしたら間違ってるかも(^.^)。

北東=TIMUR LAUT (海の東)
北西=BARAT LAUT (海の西)
南東=TENGGARA (意味不明?)
南西=BARAT DAYA (ちからの西)

いったい、どこを基準にしてるんだろうか? 

29.ダーリン
嫁さんが自宅で旦那のことを何て呼ぶか。日本だと「あなた」かな。まあ、普通は名前で呼んだり、「お父さん」って言ったりするんだろうけど。

で、しんちゃんでは、みさえはひろしのことを「SUAMIKU」と呼んでいる。意味は「私の夫」。これって、どう考えても変だよな。と思って、インドネシア人にいろいろ聞いたけど、絶対に「SUAMIKU」なんて呼ばないって。これは、テレビのドラマや本の中だけだそうだ。

では、何と呼ぶか。答えは無い。(「SAYANG(愛情)」と呼ぶ人もいるが、これは若い恋人同士だけみたい。) というのは、インドネシア人と言っても、ジャワ人(ジャワ島中南部土着)、スンダ人(バンドンなど西ジャワ土着)など200を越える民族の集合体で、たいがい、ジャワ人はジャワ人同士、スンダ人はスンダ人同士で結婚するので、自宅では、インドネシア語は使わず、ジャワ語やスンダ語を使っている。ジャワ語やスンダ語には、ダーリンのような夫婦の呼称があるかどうかは知らないが、こちらでも、名前で呼ぶことが多いらしい。

最近は別民族との結婚も増えているらしく、代理店のLIAも母がブタウィ人(ジャカルタ土着)で父がジャワ人。その場合、LIAは何民族かというと、「ORANG CAMPUR」(まざった人)と呼ばれる。これは結構、差別的な言葉になるので、混血の場合、母親の民族を名乗り、自宅では母親の民族の言葉が話される。だから、対外的にはLIAはブタウィ人となっている。

多民族国家ってのは、大変だな。ちなみに、ジャワ語やスンダ語はインドネシア語とは全然違う。数字の数え方からして違うので、私は全然、わからない。うちの代理店にはジャワ人が多く(なんせ、ジャワ島って言うくらいだから)、彼らは私の前で私に聞かれたく無い話しをするときは、ジャワ語で会話してる。

30.18禁
クレヨンしんちゃんのコミックはインドネシアでは「15禁」。15歳にならないと読んではいけないというポルノ並の規制を受けている。性表現よりも、親や先生に対する言葉使いや態度が問題にされている。でも、子供達は大好きだったりする。

コミックの表紙には、「UNTUK (〜のため)15 TAHUN (年)KEATAS(上)」って書いてある。で、これが15歳を含むか含まないか。一般的に、この用法の場合は15歳を含む(慣用的に)。「15歳以上」って意味ですな。

ところで、「18歳以下」は18歳を含んで、含まない場合は「18歳未満」って言うってことはほとんどの人が知ってるけど、18歳を含まずにそれより大きい場合は何て言うか知ってる? 法律用語では、「超」って言うんだよ。「18歳超」って言うと、「19歳以上」って意味になる。

話しがそれたので、インドネシア語の話しに戻して、算数の式は下記のとおり読む。

A > 15 : A lebih besar dari pada 15 「 A大なり15」
A ≧ 15 : A lebih besar (atau) sama dengan 15 「A大なりイコール15」
A < 15 : A lebih kecil dari pada 15「A小なり15」
A ≦ 15 : A lebih kecil (atau) sama dengan 15「A小なりイコール15」

インドネシアでは、「≦」や「≧」の読み方を知らない人も多い。ま、日本でもそうかもしれないけど。

31.ソース
「ソース出せや、( ゚Д゚)ゴルァ!」の「ソース」ではなく、調味料の「ソース」の話し。

インドネシアでは、「ソース」のことを「ケチャップ(KECAP)」と言い、「ケチャップ」のことを「ソース(SAOS)」と言う。ややこしい。

KECAP ASIN(塩辛い)= 醤油
KECAP MANIS(甘い)= ウスターソース
KECAP INGGURIS(英国)= ウスターソース
トンカツ食わないので、トンカツソースは無い。

SAOS TOMATO(トマト)= トマトケチャップ

インドネシア人ってのは、辛いものが好きだとか、甘いものが好きってんじゃなくて、とにかく、どちらでも味の濃いのが好き。薄味はダメみたい。マクドナルド、ピザハット、ケンタッキー、どこの店にも、SAMBAL(唐辛子のペースト)とトマトケチャップが常備されている。

32.常識
無い。いや、インドネシア人に常識が無いと言っているのではなく、インドネシア語に「常識」を意味する言葉が無い(-_-)。

まあ、200を越える多民族国家なので、民族間で「常識」は大きく異なるだろうから、インドネシア全体としての「常識」が無いと言えば聞こえが良いけど、実際のところ、やっぱりこっちの人、常識無いわ。勤務時間中に副業は公然とやってるし、借りた金は返さないし、上は大統領から下は工場の守衛さんまで「MINTA UANG(お金ちょうだい)」だからね。

仕事中、代理店の兄ちゃんらに、「お前ら、そんなん常識やぞ。」って言う時、何と言うか。私は、次のように言っている。

「Semua orang tahu deh, anakku juga udah tahu.」
(誰でもそんなん知ってるぞ。うちの子でも知ってるわ。)

33.ピーマン
しんちゃんの嫌いな食べ物だけど、インドネシア語では「PAPURIKA」。そう「パプリカ」です。で、「PIMAN」は何を意味するかというと、不二子アニメの「パーマン」。なんで、「パーマン」が「ピーマン」になったかって言うと、「PAMAN」はインドネシア語で「おじさん」の意味だから。

日本のマンガやアニメの登場人物の名前は時々、こっちでは変更されている。

ねね(しんちゃん)→「NANA(ナナ)」(NENEK は、おばあさんの意味だから)
ビビ(ワンピース)→「VIVI(フィフィ)」(BIBIは、おばさんの意味だから)
魔人ブー(ドラゴンボール)→「BHU(ブフ)」(BUは、IBUの省略形で、おかあさんの意味だから)

34.痴漢
「ORANG JAHIL」。この言葉、本来の意味は、「人の邪魔をするのが好きな人」。これから、派生して「痴漢」も意味するようになったらしい。
イスラム国とは言え、インドネシアにも痴漢はいる。満員のバスの中などが危ないんだって。ちなみに、「レイプ」は「PERKOSA」って言う。これに似た言葉が、また多いから注意。

「PERIKSA」(調査する)
「PERKASA」(力強い)

「TOLONG PERIKSA DONG.」(調査してちょうだい)。を間違えて、「TOLONG PERKOSA DONG.(レイプしてちょうだい)」と実際に言ってしまったことがある(^.^)。また、「PERKASA(力強い)」は現地企業の社名によく使われており、これも要注意。

こういう話しを現地スタッフとしていると、こう言われた。「PERKOSA(レイプ)なんて単語を知ってるのがおかしい」。確かに、知らなくても日常生活に何の支障の無い単語まで覚えるから、肝心の基本単語が覚えられないという問題がある。

35.精力剤
「OBAT KUAT」(強い薬)。
 
実はインドネシア人は、精力剤が大好きなのである(^.^)。というか、中国の漢方に対抗するかのごとく、こちらでは、「JAMU」と呼ばれる飲み薬が異常に多く売られている。男性には精力剤、女性には痩せ薬が人気。この精力剤は、テレビでコマーシャルしているものある。

有名なのが、「KUKU BIMA」という商品。「BIMA」はインドネシアの人形劇(WAYUN)に出てくる英雄の名前で、「KUKU」は「爪」。日本と同じように、「爪の垢でも煎じて飲め」って感じかな。で、この「KUKU BIMA」の言葉遊び。

 KUrang KUat BIni MArah = 強くないと奥さんが怒る。

精力剤、避妊を否定するイスラム教、乏しい娯楽、多い停電、豊富な食料・・・・・この国、人口爆発の要素を全て兼ね備えている(^.^)。

なお、人口爆発を警戒するインドネシア政府は、「KB」と呼ばれるキャンペーンを10年以上前から実施している。「KELUARGA BERENCANA」(計画家族)。2人っ子政策。しかし、公的年金という制度の無いこの国では、老後は子供に面倒を見てもらうために、若い頃は苦労してでも子供は多く育てた方が良いと言う考え方が支配的で、あまり効果は無いようである。

36.干支
「SHIO」
なぜかイスラム国インドネシアでも「干支」があり、自分の干支を知っているインドネシア人も多い。まあ華僑の影響だと思うんだけど、性格判断とか占い遊びに使われている。でも、日本とちょっと違うのもある。

ねずみ TIKUS
うし  KERBAU →水牛
とら  MACAN →ひょう
うさぎ  KELINCI
りゅう   NAGA
へび  ULAR
うま   KUDA
やぎ  KAMBING
さる  MONYET
とり  AYAM →にわとり
いぬ   ANJING
いのしし  BABI →ぶた

イスラム教徒にとって、やっぱり「ぶた年(SHIO BABI)」生まれはイヤだろうな。

37.運転免許
「SIM」 (シム)って言う。「Surat(手紙) Ijin(許可)Mengemudi(運転する)」の略なんだけど、インドネシアに住んでると、こんな3文字略語のオンパレード。銀行名なんて、ほとんど全部じゃないかと思われるほどだよ。
実際、何の略かなんかは覚える必要は無いんだけど、意味は知ってると便利。代表的なのを思いつくままに。
 
BBM= BAHAN BAKAR MINYAK (ガソリンとかの石油燃料)
PHK= Pemutusan Hubungan Kerja (解雇、クビ)
P3K= Penyelamatan Pertama Pada Kecelakaan (救急箱)
KPR= Kredit Pemilikan Rumah (住宅ローン)
DPR= Dewan Perwakilan Rakyat (国会)
MPR= Majelis Permusyawaratan Rakyat(国民協議会)
KTP= Kartu Tanda Penduduk (住民カード=IDカード)
PPN= Pajak Pertambahan Nilai (消費税)
KPM= Kredit Pemilikan Mobil (自動車ローン)
ABG= Anak Baru Gede (若い女性)
SMP= Sekolah Menungah Pertama (中学校)
SMA= Sekolah Menungah Atas(高校)
SMK= Sekolah Menungah Kejuruan(専門学校)
THR= Tunjangan Hari Raya (イスラム大祭前帰省手当て)
UMR= Upah Minimum Regional(地域別最低賃金)
KKN= Korupsi Kolusi Nepotisme (汚職、癒着、縁故主義)

なお、ガソリン代値上げの時に「BBM」 は、「BERATNYA BADAN MEGAWATI」(メガワティ大統領の体重)とジョークのネタにされていた(下がることが無いと)。

「KKN」 は、インドネシアの代名詞と言われている。イヤ、ほんと、インドネシアを一言で表せって言われたら、私、「KKN(カー・カー・エヌ)」って答えるもん。

38.痔
「WASIR」。しんちゃんで最もよく登場する病名がこれ。病気は「SAKIT」、風邪は「MASUK ANGING」・・・・・・っと、これじゃ、「役に立つインドネシア語講座」になっちゃう。ということで、あまり教科書に載ってない病気中心に(私の罹ってる病気というわけではない)。

便秘=「SEMBELIT」 
ノイローゼ=「GANGGUAN SARAF」
精神病=「SAKIT JIWA」
高血圧=「TEKAN DARAH TINGGI」
リュウマチ=「PENYAKIT ENCOK」
インポテンツ=「IMPOTENSI」

自殺は「BUNUH DIRI」(自分を殺す)って言うんだけど、インドネシアでは、年に100名も自殺しないんじゃないかな。なんせ、自殺者が出ると必ずニュースになってるから。これはイスラム教が自殺を禁止していることもあるけど、日本で多い生活苦の自殺なんかしてたら、数千万人が自殺する水準にあるからってのもある。
日本では毎年、3万人以上が自殺するって言うと、100人中100人が驚く(5人くらいにしか言ってないけど)。確かに、異常だわな。

39.ぶりっ子
日本語と同じようにインドネシア語にも、動物を使った比喩的表現がある。この「ぶりっ子(エッチな話が出たときなどに、知ってるのに知らないフリをするような女性)」ってのは、「MALU MALU KUCING(恥ずかしがりのネコ)」って表現になる。他にも面白いのがあるので、ちょっと紹介。

「LINDAH DARAT(ヒル)」=高利貸し
「JINAK JINAK MERPATI(慣れた鳩)」=近づくと遠のき、遠ざかると近づいてくる女性(自分に気があるのか無いのかよくわからない女性を指す)
「MUKA BADAK(サイの顔)」=厚顔無恥(面の皮が厚い)
「MANDI BEBEK(アヒルのお風呂)」=カラスの行水
「AYAM KAMPUNG(田舎の鶏)」=田舎から都会へ出てきて水商売やってる女性
「AYAM KAMPUS(キャンパスの鶏)」=夜の仕事をアルバイトでやってる女子大生
「MATI KUTU(シラミの死)」=犬死(ムダな死)
「KUTU BUKU(本のシラミ)」=本の虫(本ばかり読んでいる人)

他にも「MANDI KUCING(ネコのお風呂)ってのも教えてもらったけど、意味は自分で調べてください。なお、ジャカルタのカラオケの女の子は「AYAM KAMPUNG」が多くて、バンドンのカラオケの女性は「AYAM KAMPUS」が多いんじゃないかな。

40.しゃぶしゃぶ
インドネシアで有名な日本料理と言えば、これ。たいがいの観光ホテルのレストランのメニューにある。んだけど、「日本の鍋料理=しゃぶしゃぶ」と思っているようで、ほとんどが寄せ鍋になってる。田舎のホテルなんかでは、スープにニンニクや生姜が入っているし、ヤングコーンや大根も入れる。
他に有名な日本料理は、刺身(SASHIMI)、寿司(SUSHI)は当然として、鉄板焼き(TEPPAN YAKI)ってのがある。これはインドネシアに来たら、ぜひ食べて欲しい。大きな鉄板で専任のコックさんが直接、ステーキやロブスターを焼いてくれる。日本だと○万円しそうなのが、こっちだと○千円で十分だし。

さて、この「SYABU SYABU」。隠語で、麻薬(NARKOTIKA OBAT=NARKOBA)を指す。もちろん、日本語で麻薬のことを「しゃぶ」って言うからなんだけど、これは語源の混同だね。

しゃぶしゃぶ=肉を「しゃぶしゃぶ(擬音)」とつけて食べるから。
しゃぶ=麻薬をやると暴力団なんかに骨まで「しゃぶ」られるから。

41.あちし
なんじゃそりゃ?と思った人もいるだろうけど、今日はおかま言葉。しんちゃんに出てくる、おかまみたいなセールスレディやスーザン小雪の言葉は、普通にインドネシア語に訳されている。で、ワンピースのMR.2(ボンクレ)はどうかっていうと、ちょっと違った言葉が使われている。

私=SAYA, AKU が通常だけど、「DAKU」(あちし)ってのが使われている。あなたはANDA, KAMU, KAU ではなく、「DIKAU」(あんた)。

この「DAKU」や「DIKAU」は本来、おかま言葉じゃなくて(だいたいそんなもん無い)、おかまがよく使う言葉とのこと(代理店のLIAに教えてもらった)。本来の意味は、AKU の前にNで終わる単語が来た場合に、DAKUとなり、同じく、ENGKAUの前がNで終わる単語なら、DIKAU になると、辞書には載っていた(日常生活においては聞いた事が無い)。

余談だけど、日本のアニメやコミックが世界に進出するにつれて、翻訳で困るのが、日本語の一人称・二人称の多さだそうだ。英語なんて、I とかYOUだけだから、大変らしい。「私」「ぼく」「おれ」「自分」「あたし」「あたい」「あちし」「俺様」・・・・・・とくにコミックは音声が無いので、言葉の使い方で人物を描き分けることもあるから大変みたい。

42.訛(なま)り
「LOGAT」
インドネシアは多民族国家なので、インドネシア語にもそれぞれの出身民族の訛りがあるらしい。LOGAT SUNDA(スンダ訛り)やLOGAT JAWA(ジャワ訛り)など。私にはわからないが。
で、インドネシア人から見ると、日本人、韓国人、中国人の区別が外見だけからだとつかない。カラオケのお姉ちゃん達が言うには、外見では区別がつかないけど、インドネシア語をしゃべればわかるという。訛りがあるんだと。

どんな訛りか。
日本人:YA(や)、KAH(かぁ)を語尾につける。
中国人:LAH(ラー=了)を語尾につける。
韓国人:NIDA(ニダ)を語尾につける。

ってな、わけではない。

言葉のイントネーションやLとRの発音などが違うんだそうだ。久美子もこっちに来た時に言ってた「何か、お父さんのインドネシア語は、インドネシアの人のとは違うんだよね。日本語みたいに聞こえるんだよ。」って。

43.日本
「JEPANG」

英語といっしょだったり、ちょっとだけ違うやつ。中国「CINA」、インド「INDIA」、米国「AMERIKA SERIKAT(連邦)」、韓国「KOREA SELATAN(南)」、サウジアラビア「ARAB SAUDI」、などなど。

なんとかわかるのが、フランス「PERANCIS」、オランダ「BELANDA」、アイスランド「ESLANDIA」などなど。

で、全然わからんかったのが、次の二つ。答えは反転させてます。

「YUNANI」=ギリシア
「MESIR」=エジプト

44.くじら
「IKAN PAUS」

イスラム教徒は食べてはいけないものがある。豚肉だけでは無い。水と陸地の二つの自然(DUA ALAM)で生活可能な生き物はダメ。これは両生類という意味ではない。カメとかワニもダメになる。ややこしいので、簡易的な覚え方は下記。

野菜(SAYURAN)・海草(RUMPUT LAUT)などは良い。
魚(IKAN)と鳥(BURUNG)は問題無し。海老(UDANG)とか貝(KERAN)もOK。
卵(TELUR)・ミルク(SUSU)も良い。
爬虫類(BINATANG MELATA)・両生類(BINATANG AMPHIBI)は不可。
昆虫(SERANGGA)は食べても良いけど誰も食べない。

問題は哺乳類(BINATANG MAMALIA)なんだけど、牙(犬歯)があるとダメと覚えれば良い。つまり草食動物はOKで、雑食は不可。だから、ブタ(猪)や犬、猫、サル、人などは食べてはいけないということになる。

なお厳密に言えば、鳥や哺乳類は殺すときにお祈りをしてとか、頚動脈を切る(苦しまないように)とか、いろいろ厳しい。四足(よつあし)は、机と椅子以外は全て食べると揶揄される中国人とはえらい違いだ。

「HALAL」という認定システムがあり、このマークがあると、聖職者団体によって認められた食品ということになる(本来の意味はイスラム教で許された物、行為)。レストランでよく見かけるのが、「HALAL 100%」の宣伝。逆にダメな食べ物は「HARAM」(これも食べ物だけでなく、行為もさす)と呼ぶ。

では、鯨はどうか? 鯨にも歯鯨ってのがいるが、これは問題なく食べても良い。なぜなら、鯨は魚(IKAN)だから(^^♪。イスラム教のコーランが書かれた時代、鯨が哺乳類だなんて誰も知らなかったんだろう。

あとややこしいのが「蟹」。これ海底でずっと生きているのは食べて良いんだけど、時々砂浜に上がってくるのはダメってことになる。だけど、蟹に詳しくないと、どれがどれやらわからない。で、どうするか?多くのインドネシア人はこう言う「よくわからないものは食べて良い」って。

45.楽観主義
「OPTIMISME」
インドネシア人って、しんちゃん以上に楽観主義だ。将来どころか明日のことも考えてないやつがいっぱいる。仕事やってるとイヤになってくるんだけど、時々癒されることもある。

仕事の注文が激減して「注文が無い」って騒いでいたら、事務所の女の子が一言。

「BUKAN TIDAK ADA, TAPI BELUM ADA AJA」
 (無いんじゃない無い、まだ無いだけ。)

さて、この文章にはインドネシア語の基本否定単語が3つ入っている。最初のころ、この使い分けが咄嗟にできなかった。

BUKAN = 名詞の否定、(この場合は"TIDAK ADA"という文章を否定)
TIDAK = 動詞・形容詞の否定
BELUM = まだ〜無い

まあ、彼らが言うように、楽観的(OPTIMIS)でないとこの国では生きていけないのかもしれない。貧富の差の激しい発展途上国はどこもいっしょかな。もらえるかどうかわからん将来の年金を心配している日本人は、彼らから見たら「変な人」なんだろうな。「生きているかどうかわからないのに、考えたって仕方ないじゃん」って言われた。

46.痺れる
正坐して足が痺れる。辛いものを食べて唇が痺れる。この「痺れる」って状態を、インドネシア語では、「KESEMUTAN」という。
なんでこんなのを取り上げたかと言うと、「KESEMUTAN」は抽象名詞で「KE-AN」という接頭語・接尾語を取ると、語幹は「SEMUT」。これ、インドネシア語の基本単語のひとつで、「アリ(蟻)」。
つまり、インドネシア人は痺れた状態は、蟻が体を這い回っている感覚らしい。

この「語幹」という考え方。これはインドネシア語の特徴とも言える。例えば、「BAKAR」これは名詞でも動詞でもなく(名詞でも動詞でもあるとも言える)、「炎・燃える」というイメージ。
これを名詞形にしたのが「KEBAKARAN」(火事)、「燃やす」という他動詞だと「MEMBAKAR」、「燃えいている状態」は、「TERBAKAR」と、接頭語・接尾語で、どんどん派生する。
会話では、一般的に語幹がそのまま使われるが、文章ではほとんど接頭語・接尾語が付く。だから、インドネシア語の文章を読むときは、語幹を見つけなければならない。語幹がわからないと、辞書も引けない。

47.駄洒落
しんちゃんに限らず、ギャグ漫画には「駄洒落」がつきもの。なんだけど、これほど翻訳の難しいものは無いだろ。ってか、しんちゃんでは、全く解説無しで「駄洒落」をインドネシア語に翻訳してあるから、インドネシア人には全く意味不明だろうし、日本人は元ネタを考えながら読む必要がある。

ねねちゃん: DIA SUNGGUH, SUNGGUH. (彼は本気なのよ)
しんちゃん: INI PISAU TERBANG (これは投げるナイフ)

これは、次のような元ネタだと思う。

ねねちゃん:彼は真剣なのよ。
しんちゃん:これは手裏剣。

こうやって考えると、翻訳技術ってか語学力が増すよ。いい勉強になる。

パパ:YANG BENAR SAJA ! (本当なのか!)
しんちゃん: YANG PISANG SAJA !(バナナだけ!)

これは、他に訳しようの無いバナナから考えるしか無い。ってんで、

パパ:そんなバカな!
しんちゃん:そんなバナナ!

なお、インドネシア語で駄洒落は「PLESETAN」で良いと思うけど、「布団がふっとんだ」のようなのは定番は無い。「PERMAINAN KATA KATA」 と言って、言葉遊びの一部とされている。

48.サムライ
インドネシアで通じる日本語。 「段取り」「改善」などの工場用語は別にして、一般人でも知っているのが「NINJA」「SAMURAI」「GEISYA」など。で、日本語とは知らずにインドネシア語だと思っているものに、「TUNAMI」がある。そう津波。インドネシアでも地震で発生する大波を津波と言う。さすがに地震大国日本ですな。

で、このサムライ。間違った意味で使われている。ラジオのニュースなんかでも間違って使われていたりする。インドネシア人は、「日本刀」のことを「SAMURAI」と言う。毎回、訂正してやらなきゃならんのだが、本来の侍の意味は、「昔の軍人」と説明してやる。忍者は「昔のスパイ」。芸者は昔の「カラオケのお姉ちゃん」(^^♪

しかし、本当にインドネシアには、未だに日本には侍や忍者がいて、スーツ着てラップトップ持ってるのは都会のサラリーマンだけだと思ってるヤツも大勢いる。日本はもっと、情報発信をしっかりしなきゃね。

49.OK
インドネシア語では、「OKE」と書く。最後に「E」が必要。インドネシア語はアルファベットが使われているけど、だからと言って英語ではない。「OK」をインドネシア語で読むと、「オー・カー」となる。だから、英語の「OK」は「OKE」あるいは「OKEY」と書かないと「オー・ケー」とは読まない。

日本語だと外来語はカタカナで書くという便利な手段があるけど、普通の国は文字は1種類しか無いので、外来語の表示がややこしい。中国でアメリカ人なんかの名前を見ると、わけがわからんよ。漢字で書いてあるから。マクドナルドも「麦当労」だもんね
インドネシアでも外来語はインドネシア語と同じくアルファベットで書くしかない。もともと語彙の少ないインドネシア語にはいっぱい外来語が入っている。例えば、COMPUTERって英語は、KOMPUTERとなる。(読み方はいっしょ) 「C」は「チャチチュチェチョ」なので、外来語で「C」で始まる単語は、大概、「K」に書き換えられる。

COKA-COLAのような商標は、さすがにこのまま。インドネシア語読みだと「チョチャチョーラ」だけど、みんなちゃんと「コカコーラ」って読んでるし、KOKA-KOLAとも書かない。

50.間違い電話
「SALAH SAMBUNG」 

「SALAH(間違い)SAMBUNG(繋ぐ)」。なんだけど、この言葉ちょっとおかしい。通常、電話を繋ぐ(かける)場合は、「HUBUNG」が使われる。「SAMBUNG」はヒモも結んだり、ワイヤを溶接したりするときの「繋ぐ」に使う。ちなみに「手を繋ぐ」とか「電車の連結」とかは「GANDENG」になる。

なぜ、「SALAH HUBUNG」じゃないのか? これ、インドネシア人は「私が間違った番号にかけたんじゃない。電話会社が接続を間違えたんだ。」と思ってるんじゃないかな。「接続間違い」なら「SALAH SAMBUNG」が正しいもん。

だから、この国の人は間違い電話しても謝らないんだ。