強化クラッチ装着

度重なる純正クラッチの故障(レリーズベアリングの故障)により、強化クラッチを装着することになりました。強化クラッチを入れるとクラッチが重たくなり、街乗りには厳しい状況になるという思いから、今までなかなか装着に踏み出せませんでした。しかし、純正クラッチでのサーキット走行には限界があると認識、強化クラッチに挑戦してみることにしました。

強化クラッチ  ATS&ACROSS カーボンシングルクラッチ Pro-Spec
私が選んだ強化クラッチはATSのカーボンシングルクラッチです。カーボンクラッチにしたのは、少しでもクラッチ操作をしやすくするためです。シングルクラッチを選んだのはやはりコスト面です。クラッチひとつでもシングルとツインではかなりコストに違いが出ます。強化クラッチを使うのは初めてだったので、まだパワーを上げていない今のうちはシングルクラッチを使ってみて、もう少し車のパワーを上げて強度が必要になればツインへとステップアップするのもひとつの方法かなぁ。
サーキット走行を考え、圧着が1600Kg、フライホイールは軽量タイプを選択しました。


強化クラッチ装着の様子

エンジンはすべておろさなくても交換可能なようです。ミッションをおろすため、エンジンの上側のパーツのみすべて取り外しています。
下側から写したものです。ミッションがおろされようとしているところです。
無事にミッションが取り外され、純正クラッチが見えています。
純正クラッチの様子ですが、ミッション側のベアリングには異常はなく、クラッチカバーも問題ありませんでした。
クラッチの減りはそれほど無かったようです。純正のフライホイールは10Kg以上あるそうです。今回購入した強化クラッチの軽量フライホイールは7.5Kg程度なのでかなり軽くなります。
今回のパーツ装着には、NISSAN用のレリーズベアリング純正部品が必要です。レリーズベアリング自体が全く違うものに変わるので、今まで問題だった故障の解決につながるのではと思います。
さてついに強化クラッチの装着作業へ・・・ニコニコ
これがATSの軽量フライホイールです。
同時にパイロットベアリングも新しいものを装着しています。
カーボンのクラッチプレートです。純正のようにダンパー部分がないですよねぇ・・汗。
メーカーのホームページではわずか160gしかないそうですよ。
クラッチカバーはアルミでできているそうです。なのでこれも純正より軽くなるのでしょうか・・・謎。
強化クラッチ装着の感想 強化クラッチの装着といえば、クラッチが重たくなるんだなぁ・・・くらいしか考えていなかったのですが、装着後の変わりようにはビックリしました。全く違う車になったような感覚!今まで装着した数々のパーツの中でも、これだけの変化を感じたのは初めてです。
クラッチ操作は圧着を1600Kgにしたこともあり、かなり重たくなりました。レディスの足には少し厳しいですが、そのうちムキムキになるかもです(笑)。純正に比べると半クラの間も狭く、クラッチの踏みしろが短くなったような感じです。慣れるまでは半クラの操作には気を使います・・・汗。クラッチがカッチリつながるフィーリングは、純正とは比べ物になりませんね。しかし、一番ビックリしたのは発進後のレスポンスと、“音”です。純正と比べると、発進が速い!NAのふきあがりのような感覚で、アクセルの付が全く違います。いつものようにアクセルを踏むと回転が上がりすぎますね。そして純正の時とは全く違う音がマフラーから??とてもレーシーな音に変化しました。軽量フライホイールの効果は絶大です。
しかし難点は、クラッチ操作が難しい(慣れれば解決?)ことと、かなりの異音が発生します。特に2000回転付近でガラガラと大きな音が起こります。エンジンブレーキがかかった状態の方が異音は大きく発生します。全く問題はないとのことですが・・・誰もが振り向く脱ファミリーカーになっちゃいましたね・・汗