ヨセミテへ

最初の予定では、たぶんスケジュール的に無理だと思い、ヨセミテ観光はいれてなかったんですが、当初考えていた図書館での資料集めが、予想以上にスムーズに運び、1日ぐらい余裕が出来そうだったので、急きょ行くことに決めました。 

 

申し込みは、ホテルの宿泊などでお世話になったカード会社のパンフレットに現地のツーリストの名前が載っていたので、ここなら日本人向けのものがあるだろうと、あたりをつけて電話をしてみました。

 

始めに応対に出たのは、アメリカ人でした。 大変丁寧な英語でゆっくりと話してくれますから、十分応対可能です。 途中で、ツアーの説明を聞いているとき、バレーツアーの意味がいまいち、ピンときませんでしたので、聞き返していると、突然日本人に変わりました。 そこから先は、日本とかわりません。

 

時間と場所、それにコースを確認して終りです。 朝割合に早く、確かバートに乗って、ピックアップ地点まで、行きました。 オークランドの何とかホテルの前だったと思います。

 

バスに乗り込む際に、運転手のおじさんに切符の確認と支払をすませると荷物があるかどうか、きいてくれます。ほとんどの人が、宿泊をするので、皆大きなスーツケースを持ってきていました。

 

私は、日帰りコースでしたので、荷物はなし。 身軽です。でも、こんな客は珍しいのか、「えっ、荷物はなし? 日帰りなの?」と聞いていました。

 

乗り込んでみると、全員が日本人客だったので、びっくり。 まあ、カード会社のツアーに乗り込んだから当たり前か、などと妙に納得しましたが。

 

でも、面白い事に運転手は、アメリカ人で、彼がガイド役も兼ねていましたので、ずっと英語で説明をしていました。 ゆっくりとわかりやすい英語でしたので、とてもたすかりました。 でも、私は一人だったので、説明に耳を傾ける気もしましたが、連れがいたらきっと聞かないだろうな、と思ったものです。

 

案の定、他の乗客たちは、自分たちの間でのおしゃべりを楽しんでいるようでした。

 

ヨセミテまでは、オークランドから約4時間バスに揺られて行きます。快適なバスの旅ですが、やはり日帰りコースではありません。 わたしも、翌日にボストンに発つのでなければ、きっと泊まったと思います。

 

でも、ここまで来て1日の余裕が出来たら、迷わず行くでしょう。 何と言っても、研究対象がジョン・ミュア―なのですから。 彼のこもっていたヨセミテに行くのは当たり前のことです。