聖書のクリスマスの預言


神は天地を創造されたとき、人間をも創造され、
祝福して、エデンの園(楽園)におかれました。
しかし、人間は蛇の誘惑に負けて、神の命令を破り、
善悪を知る木の実を取って食べ、
神に対して罪を犯してしまいました。

神は罪の刑罰を人間に与えられましたが、
それと同時に罪の刑罰から人間を救うために
<救い主>を送って下さるという約束を与えられました。

預言者たちは、その<救い主>の出現を
イエスの誕生のはるか前から、聖書の中に書き記していました。

ダビデ、ソロモンの時代に栄華をきわめたものの、
次々と大国の支配下に置かれていたユダヤ民族は、
「救い主」の出現を待ち望んでいました。

そこへ、イエスが誕生しました。



@<救い主>が、「処女」から生まれる

見よ。処女がみごもっている。
男の子を産み、その名を「インマヌエル」と名づける。
(イザヤ書7:14))

A<救い主>は、イスラエルの国から出る

私は見る。しかし今ではない。
私は見つめる。しかし間近ではない。
ヤコブから1つの星が上がり、
イスラエルから1本の杖が起こり、

モアブのこめかみと、
すべての騒ぎ立つ者の脳天を打ち砕く。
その敵、エドムは所有地となり、
セイルも所有地となる。
イスラエルは力ある働きをする。
ヤコブから出る者が治め、
残った者たちを町から消し去る。
(民数記24:17〜19)

B<救い主>はダビデの子孫から生まれる


ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。
ひとりの男の子が、私たちに与えられる。
主権はその肩にあり、その名は
「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」
と呼ばれる。
その主権は増し加わり、その平和は限りなく、
ダビデの王座に着いて、その王国を治め、
さばきと正義によってこれを堅く立て、
これをささえる。今より、とこしえまで。
万軍の主の熱心さがこれを成し遂げる。
(イザヤ書9:6,7)

C
ベツレヘムで生まれる

ベツレヘム・エフラテよ。
あなたはユダの氏族の中で最も小さいものだが、
あなたのうちから、わたしのために、
イスラエルの支配者になる者が出る。
その出ることは、昔から、永遠の昔からの定めである。

(ミカ書 5:2)



イエスの誕生は、上記の預言どおりでした。

ヨセフとマリヤは、ガリラヤのナザレという町に住んでいましたが、
「住民登録せよ」というカイザルの勅令のため、
ヨセフはダビデの子孫なので、故郷のベツレヘムに戻っていました。
その時、マリヤは月が満ちて、「ベツレヘム」でイエスを出産したのです。

東方の博士たちは最初エルサレムのヘロデの王宮に行きましたが、
上記のミカ書の預言にもとづいて、祭司長や学者に
救い主の誕生はベツレヘムだと言われて、
ベツレヘムに行ったと新約聖書に記されています。




ヘロデ王は、救い主の誕生を知って、幼児虐殺を計画しました。
それを知ったヨセフたち3人はエジプトに避難し、ヘロデ王の死後、
ガリラヤのナザレに戻りました。

イエスは、30歳の時、ヨルダン川でバプテスマを受けられましたが、
その後ガリラヤに帰られて、ガリラヤ地方で活動されました。
救い主がガリラヤで活動されることも、預言されていたことです。


Dガリラヤで活動される

しかし、苦しみのあった所に、やみがなくなる。
先にはゼブルンの地とナフタリの地は、はずかしめを受けたが,
後には海沿いの道、ヨルダン川のかなた、
異邦人のガリラヤは光栄を受けた。

(イザヤ書 9:1)



ここでは、「救い主誕生」の預言だけを、書き上げましたが、
イエスの生涯も、また預言どおりでした。


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