このホームページを作るうえでの小話や失敗談などです。

手づくり顕微鏡

 虫眼鏡(むしめがね)、ルーペ、顕微鏡(けんびきょう)などの道具を使うと小さな物を大きく見ることができます。

 虫眼鏡は1つのレンズで作られています。虫眼鏡を2つ重ねて置くと、1つだけの時よりも下のものが大きく見えました。 そこで、レンズ2つで顕微鏡を作ることができるんじゃないかと、試しに作ってみました。

 道具は写真屋さんで買ったフィルムを見るためのルーペ2つと塩ビパイプ(ホームセンターなどに売っています)、空になったペットボトル、色塗り用のラッカーなど。全部で¥1,600ぐらい。

 できた顕微鏡もどきは30倍ぐらいの倍率でちゃんと見ることができました。 しかし、ピントを合わせるのはとてもむずかしく使うのは大変だったので、捨ててしまいました。

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安い顕微鏡を買ってみたけれど

 手作りがダメならと、あちこちのお店を探していたら、「倍率は300倍! 値段は¥1,980 で新品!」の顕微鏡を見つけました。

 さっそく買って帰りましたが、実際に使ってみるとがっかり。 ぜんぜん、期待するように見えません! 写真を撮るのは手づくり顕微鏡よりも大変です。 なんとかトンボの脚(あし)を撮りましたが、疲れ果てました。

 「不思議なプラナリア」では一部、顕微鏡を使った写真があります。 そのときは顕微鏡を持っている知り合いに頼んで使わせてもらいました。

顕微鏡の見る部分にコンパクトカメラを手で押さえつけて撮影しましたが、それでも全部で8,000枚ほど撮影した中で、使える写真は数十枚でした。

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自動撮影装置をセット

 アゲハチョウは朝の5時ぐらいに羽化することが多いです。 朝が苦手の私は、そんなに朝早く起きるのはとても大変です。

 しかし、羽化の瞬間はやっぱり撮影したい。 そこで、パソコンにつなげるカメラを¥1,500で買ってきて、自動撮影装置を作りました。

 ところが、カメラがあまりに安ものだったからか、何が写っているのかよく分かりません。

 朝5時といえばまだ真っ暗。 真っ黒な写真が明るくなってくる頃には、さなぎは羽化してカメラの写る範囲外で羽を乾かしていました。

 しかも、安ものカメラではさなぎが羽化する前なのか、羽化して空っぽなのかすら分かりません。 しかたなく、朝早く起きることにしました。

 何も変化しないさなぎをじっと確認しつづけるときはつらいし、羽化すると思っていたのに結局何も起こらなかったきはショックですが、羽化する瞬間を見れたときはとても感動です。

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水槽にメダカを入れて撮影

 わが家にやってきた最初の生きものはメダカ。 そのメダカの写真を撮ってみよう!というわけで、虫の飼育用のプラスチック水槽を買ってきて、メダカを入れていざ撮影。

 あれれ〜、昼間に撮影したら水槽の反対側にある棚やら窓が写るし、夜に撮影したら電灯やストロボが光って白くぼやけた写真になってしまう。 なかなかテクニックがいるようだ。

 なんとかきれいに写った写真を1枚撮ったところで、目が疲れてきたのでやめました。

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水中写真に挑戦

 水槽にメダカを入れて外から撮影しようなんて、私は根本的に考え方をまちがえていました。 水の中に住んでいるメダカ。 メダカの写真を撮るなら水の中にカメラを突っこんで撮影すればいいじゃないですか。

 なんでも水中ハウジングというものをカメラにつけたら水中写真が撮れるそうだ。 とは言っても、水中ハウジングなどと聞くと、水の中に家を建てて窓から水中を見るような、すごいことをするように思えてきます。 おそるおそる水中ハウジングの実物を見てみると、単なるカメラのカバーで値段は1万円程度でした。

 想像していたのとずいぶん違いましたが、水中に家を建てるよりもはるかに安かったので、買ってくるとデジカメにつけて、プランターの水槽に沈めてシャッターを切りまくってみました。

 しかし、プランターの中に自分自身は入れないので、カメラのファインダーや液晶画面を見ることはできず、どこを撮影しているのかまったく分かりません。 しかも、水中ハウジングをつけるとカメラがかさ張り、小さなプランターの中を思うように方向転換できません。

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手づくり魚眼レンズ

 草についた夜露を見ると、丸い小さな水玉の中に周りの風景が写りこんで見えます。 それなら、丸い玉をルーペで拡大して写真を撮れば、周りいったいを写せるレンズ(魚眼レンズ)を作れるはずです。

 さっそく「昔のオモチャ」を売っているデパートへ行って、直径1cmぐらいのおはじき玉(プラスチック製の20個入りで200円)を買ってくると、ルーペと合わせてレンズを作りました。

 撮影してみると風景から目の前の物までちゃんと写りましたが、安すぎるレンズのためか少しかすんで写るのが玉に傷です。

photo ←ナナホシテントウ

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手づくり超広角レンズ

 「ピンポーン、お届け物ですよ〜。」。はい、と答えて玄関ドアののぞき窓(ドアスコープ)を見ると、ドアの前に立っている雨にぬれた宅配便のお兄さんの全身が見えた。 おおっ、すごく広い範囲が見える。 これをカメラの前につけると、すごく広い範囲を撮影できるレンズができるはずだ。

 というわけで、日曜雑貨店へ行ってドアスコープを買ってくると、カメラの前に付けてみました(¥650ぐらい)。 ちゃーんと写るじゃないですか。 ただし、ピントを合わせるのは至難の業(しなんのわざ)です。

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不思議なプラナリア