ある意味ファンタジーな固有名詞が沢山出てくるファンタジーRPG。 ビタミーナというのはどうやらビタミンから来ているようで、固有名詞のほとんどが食べ物関係からになっている。 (例:キャビアレイピア、レバニラアーマー、ピロシキ村、魔法ショクヤスミン、天下仏) 最後までプレイすると理由がわかるかもしれないし、わからないかもしれない。テーマは環境問題。 ただ、攻撃力アップ魔法が「パワーホーレンソ」なのは間違いなくポパイからのネタだろうな! それで最近プレイしてクリアしたんだが、戦闘システムとセーブ周りが快適だった。 古いゲームしかもRPGなんてものは、正直システムが古臭くて今やるとやる気が起きないものが多い。 が、ビタミーナは違った。Aで攻撃、Bで防御、十字キー4方向でセットした魔法という 「ダイレクトバトルシステム」によりテンポ良く戦えた。操作するのが最初から最後まで主人公一人ってのもポイント。 それと、戦闘終了後にオートセーブされる仕様。油断して雑魚戦などで死亡しても、 ほぼ直後からやり直せるって言う親切設計。まあダンジョン内でもどこでも手動セーブ可能なんだけど。 あとサブイベントやテキストが変に面白かったりする。 例を抜き出すほど数は無いが、なにこれ…って感じのがいくつか存在する。 特にエンディングはマルチプルになってて面白い。 ああそれと、エンディング後にオマケでサウンドテスト、モンスター図鑑、ヒロイン紹介が楽しめる。 この頃の作品にしては抜け目ないなあと思ったり。 唯一の不満として、魔法が購入したり拾ったりして使えるようなるシステムなんだが、 手に入れた順番に並ぶので、終盤メニューを開いて回復魔法を使うのが面倒臭かった。並べ替えさせろと。 遊びをクリエイトするナムコット感が溢れる作品。 (2008/11/10) |