★ビタミーナ王国物語 RPG 1992年9月17日 ナムコット

ある意味ファンタジーな固有名詞が沢山出てくるファンタジーRPG。
ビタミーナというのはどうやらビタミンから来ているようで、固有名詞のほとんどが食べ物関係からになっている。
(例:キャビアレイピア、レバニラアーマー、ピロシキ村、魔法ショクヤスミン、天下仏)
最後までプレイすると理由がわかるかもしれないし、わからないかもしれない。テーマは環境問題。
ただ、攻撃力アップ魔法が「パワーホーレンソ」なのは間違いなくポパイからのネタだろうな!

それで最近プレイしてクリアしたんだが、戦闘システムとセーブ周りが快適だった。
古いゲームしかもRPGなんてものは、正直システムが古臭くて今やるとやる気が起きないものが多い。
が、ビタミーナは違った。Aで攻撃、Bで防御、十字キー4方向でセットした魔法という
「ダイレクトバトルシステム」によりテンポ良く戦えた。操作するのが最初から最後まで主人公一人ってのもポイント。
それと、戦闘終了後にオートセーブされる仕様。油断して雑魚戦などで死亡しても、
ほぼ直後からやり直せるって言う親切設計。まあダンジョン内でもどこでも手動セーブ可能なんだけど。

あとサブイベントやテキストが変に面白かったりする。
例を抜き出すほど数は無いが、なにこれ…って感じのがいくつか存在する。
特にエンディングはマルチプルになってて面白い。
ああそれと、エンディング後にオマケでサウンドテスト、モンスター図鑑、ヒロイン紹介が楽しめる。
この頃の作品にしては抜け目ないなあと思ったり。

唯一の不満として、魔法が購入したり拾ったりして使えるようなるシステムなんだが、
手に入れた順番に並ぶので、終盤メニューを開いて回復魔法を使うのが面倒臭かった。並べ替えさせろと。

遊びをクリエイトするナムコット感が溢れる作品。 (2008/11/10)


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