★天空弐-tenku2- スノボー 2004年2月26日 マイクロソフト

SSXや1080°とは違い、レース要素が無く、一つの山を好きなようにまったりと滑るフリースタイルスノボゲー天空の続編。
前作1は、その時点でベストスノボゲーだったが、この2は前作を軽く凌ぐ出来。
まず今作になっての一番見所が新システム「スタイルボーナスシステム」である。
普通今までのスノボゲーで回転系のトリックをするなら、回れば回るほど得点は稼げるシステムだった。(トリックの難度が高い為)
しかし、このシステムではスティックを中途半端に倒し、ゆっくり回る事によってスタイルをキメる。
そのパフォーマンス、カッコ良さによりボーナスポイントが入るのだ。これまでのスノボゲーとは全く違う。
別にクルクル回りまくる事もできるのだが、このスタイルボーナスを取ったほうが点数が高くなるである。
それに、このスタイルをするための微妙な指使い、ボーナスが入る時の効果音が程よく織りなって、かなりの気持ちよさ。
筆者はアドレナリン出まくり。他の人にも是非体験して貰いたい。
ちなみにスティックの倒しは左右どちらにも対応しており、どちらもスタイルするほうがボーナスは高くなる。
モチロン2本も自由にスタイル決めるようになるのは困難だが、出来た時は快感。

それと、他の新要素として平地トリック"バター"が出来るようになり、これによってコンボが繋げられるようになった。
まるで、雪上のトニーホークのよう。頂上から下までコンボで繋げる事が出来たら点数が凄い事に。。。
ただ、こちらはスタイルを決めるより難しい。自分はあまり繋げられません・・・。
あとスノースケートを使ったプレイも可能。こっちのがトニーホークっぽい。キックフリップもできる。

一人用はミッションのようなモノをこなす事により新しい山がアンロックしたり、キャラクターの性能が上げ
250位から1位を目指していく。カメラマンが撮りたいように滑るphoto、スポンサーの見たいトリックをするsponsor、
プロと勝負するPRO、トニーホークのようなGAPがあるのだが、所々難しいミッションもありやり応えはある。
何度もやってクリアできた時は感動。筆者はガッツポーズが出る場面もあった。いやマジで。
しかも、1位になった後も更に高難易度のモードが出現。鬼だろうか。

前作より良くなった事は、レールグラインドが時間ではなく距離になったこと。これにより馬鹿みたいな点数は出なくなった。
馬鹿みたいな点数と言えば、着地により点数に変動が。下手糞な着地だと点数が半分に・・・恐ろしい。
それと、マイキャラのカスタマイズがかなり自由になった。ビキニ女キャラとかも作れる。寒すぎだろ。
ロードがかなり速くなった。ていうか前作遅すぎ。 雪の質感良すぎ。リアル。
HDDから好きな音楽を流すのは今作も可能。曲が途切れなくなった事により快適。お気に入り機能もある。

しかし悪くなった事も。それはリプレイ。視点が変えられない。しかも糞視点。せっかく凄いメイクしても台無し。

とまあ、悪い所もあるんだが、現時点で個人的に最高のスノボゲー。
ボゲー好きなら買って損は無い。つーか買え。 (2004/6/10)

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