★ファントムクラッシュ ロボットアクション 2002年6月20日 元気

近未来の廃墟と化した東京を舞台に、スクービーと呼ばれるロボットを操るメカアクションゲーム。
この世界ではランブリングと呼ばれる戦闘ゲームが流行している。
ランブリングは毎日行われており、主人公もマイスクービーを駆り参加していく。

さて、まずはスクービーについて語ろう。スクービーにはまず母体としてホーリー、フォトン、アーロンの3種類がある。
ホーリーが汎用、フォトンが軽量、アーロンが重量と性能差があるのだが、カスタマイズでどうにでも出来るので
軽くも重くもできるホーリーが最初はオススメだろう。俺は最初から最後までホーリーだった。
ていうか、操作感覚は足パーツによって変わってくるんだよね。ずっとホバー系でやってたんだが、
多足系や車輪系にすると勝手が全然違う。まあ、そこが面白いんだが。
カスタマイズは体、腕、足、肩、チップ、オプション、カラー、ステッカーがある。体は3種類の事で、足は上記の通り。
腕、肩に武器を付ける事が出来る。合計4個。重さの概念があるので、4個付けると動きは遅くなるが
全発射出来るので攻撃力は最高。俺はスピード系だったので2,3個に抑えて1個は近接武器を装備し、
バルカンで牽制しながら接近、切り刻んでいくプレイをしていた。人によって自由にできるのが楽しい。
武器には近接、バルカン、ミサイル、バズーカ、レーザーがある。
パーツの取替えのカスタマイズだけでなく、パーツ自体を強化するカスタマイズもある。
これが絶妙で楽しい。弾数を増やすか単発の攻撃力を上げるか、スピードを上げるか、ガードを固めるか、などなど。
チップは動物を模しており、プレイヤー達のパートナーのようなもの。スクービーの性能を上げるだけでなく、
戦闘中はアドバイスしたりで喋りまくる。中には皮肉ばっかの憎たらしい奴も居るが・・・
カラー、ステッカーはそのまま。で、オプションもそのまま補助的なパーツを付けるだけと言いたい所だが、
ここではこのゲームの醍醐味とも核心とも言えるシステム"光学迷彩"があるのだから外せない。
オプションでパーツを付ける事によって、ランブリング中に光学迷彩が出来るのだ。
1ボタンでいつでも発動可能で、これを展開してる間はロックオンされない(ホーミングミサイルなど)
ゲージが切れるまで展開可能(任意に途中で解く事も可能)で、切れるとゲージMAXまで使えないのだが、
展開20秒に対し、回復は3秒とかなのでドンドン使っていくべき。というか、使わないと危険。
雑魚だと展開中はロックオンどころか、こっちの存在にほとんど気付かないので思うがままに破壊可能。爽快。
ただ、後半になってくると、やはり気付かれやすいので注意。ロックオンは出来ないと言っても
弾が当たらないわけではないので。ちなみに攻撃を食らうと迷彩は強制解除される。
それに、敵もモチロン光学迷彩を使ってくるので、
目の前を通られても気付かずに、後ろから狙い撃ちされる・・・なんて怖い場面もある。よく見れば歪みが見えるけど。
とまあ、こんな感じで、操作方法なんかはかなり独特。全ボタン使いまくり。特に白黒ボタン。これで左右移動が出来るのだが、
上手くなって来るとコレがかなり重要。俺はこのゲームで白黒の位置を覚え、押せる様になったと言っても過言ではない。
自由に操作出来る様になると動かしてるだけで楽しい。アクションゲームには重要な事。

パーツやチップを手に入れる方法は、店での購入しかない。もちろん金がかかる。カスタマイズも同様。
そこで、主人公はランブリングに参加するのだ。ランブリングとは6人が同時参加でき、他スクービーを倒したり、
マップ上にある障害物を破壊すると、お金が入る。この時の"チャリーン"って音は良い。お気に入り。
ランブリングはエンドレスで、一人減れば、自動的に一人入ってくるシステム。倒せば倒す程儲かるわけ。賞金だな。
もちろん強い奴ほど賞金が高いが、自分がやられると修理費がかかるんだよね。機体に金をかけていればいるほど。
だから、死ねばもろともーみたいなプレイは出来ない。これが良い緊張感を生んでくれる。
ランブリングには、ランクや種類があり、そこのランカー=要するにボスキャラを倒すとそこのゲームはクリアした事になる。
ちなみに、クリアしたら終了ではなく、撤退するか、自分が倒されるまでエンドレスでゲームは続く。
回復アイテム等がマップ上に落とされるので、頑張れば何時間も可能。中毒性もあると言えばあるな。

ここまでで、メカアクションやシステムとして面白いのは確かだが、これに並んで重要なのがある。
世界観やNPCの個性だ。近未来らしいチープさがいい雰囲気をかもし出してる。言葉では表しにくいなあ・・・
キャラも良い。イベントが起きる時もあり、喋りが楽しい。重要なキャラのチップなんかもよく喋ってくる。
個人的に2キャラを紹介する。まずは「ロイ」 こいつは主人公の兄貴分、親友みたいなキャラで
色々教えてくれて、面倒見が良い。戦闘では機体はそんなに凶悪ではないのだが、強い。CPUのAIで一番賢いんじゃないだろうか。
ファントムクラッシュのキャラの中で一番カッコいいと思ってる。
そして、「ミルッヒ」 雑魚狩りキャラ。レベル的には上級のキャラなのに、Dランクに乱入してきて、
他CPUもろとも主人公機もぶっ潰しにかかってくる。いわゆる賞金稼ぎ。しかも12歳。
レーザーを装備している時はマジで怖い。喋りや性格なんかも12歳とは思えない感じ。だが、そこが良いんだよねえ。

他色々では、自分で育てたスクービーを使用して対戦できるんだが、2人でも、画面が4分割されてプレイしづらい。
瞬殺できたり、回復アイテムもあったり、一人用のようにBOTが居ないので正直面白くない。残念。
一人用のランブリングシステムでLIVE対戦が出来たら最高だと思う。
音楽はインディーズの曲が100曲くらい入ってるんだが、これが良い。特にMona-Lisaと鉄板がオススメ。ターボ最高イエー。
曲はCDみたいに購入して、好きにサントラが作れる。そしてランブリング中に流す事が出来る。

まとめると、最高。。。まとまってねえ。
XBOXゲーで一番好きかもしれない。メカゲー好き以外にもやって欲しい。
どうせ今なら安いだろうしねえ。続編はPS2だし買って損は無いと思う。 (2004/7/6)

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