★超操縦メカ MG ロボットアクション 2006年9月2日発売 任天堂/サンドロット

ロボゲー大好きなサンドロットが放つDS第一弾ソフト!は、やっぱりロボットアクションゲームだった。
サンドゲーは初めてだったが、評判を聞いた限り期待していた。まあ、任天堂のチェックもあったみたいだけど。
実際、PS2持ってたら鉄人とリモダンは発売日に買ってただろう。それだけ俺はロボゲーが好きだ。
つまり、ロボゲーってだけでプラス補正がかかってしまう。それを踏まえてレビューを書くとする。
というか、これまでプレイしたロボゲーで酷いものって無かった気がする。ガンダムは除いてね。

ゲームの進行はミッション選択クリア型。・・・なにそれ?こんなジャンルあるの? うん、適当に考えてるよ。
かなりの数のミッションが用意されていて、難易度が4段階あるので達成率100%にするだけでも結構遊べる。
イージーは本当にイージーだが、スーパーハードは本当にスーパーハード。苦行と思えるときもある。
ミッション内容は大きく分けるとバトル、レース、運搬の3つになるかな。8割がバトルで他は息抜きって感じ。
レースは周回数が増えてくるとダルくなってくる。他の機体を破壊することによってもクリアになるのは救いか。
って、爆走兄弟レッツ&ゴーのゲームを思い出したよ。相手のマシンを破壊する事によってレースに勝利!って奴。

話は全体的にはどうでもいいレベルだけど、ポイントポイントでは面白いとこがあると思う。
個人的には笑えるシーン、燃えるシーンが何ヶ所かあった。・・・ラストの展開は皆が期待を裏切られるだろうが。

さて、このゲームの最大の売りが操作方法! 各ロボットごとに操作方法が違う! 動かすだけで楽しい!
下画面がコクピットになっているんだが、これが何十種類もあるわけだ。新しい機体を手に入れるたびに暗中模索が楽しい。
性能が高くても使い勝手がわからないと、何もできずに撃破されたりするのはご愛嬌。バカゲーと思おう。
機体数は実際に操作できるのが121体、CPU専用が19体と、140体に及ぶ。つまり、121個も操作方法があるわけだ!
…というのは理想・妄想で、ステータスUPした上位モデルが結構あり、実際のロボットの種類は47となっている。
121からだと一気に少なくなったように感じるが、これでも十分な数字である。全て使いこなすのは難しい。
ただ、上位が手に入ると下位が明らかに不要になるのは悲しかった。縛りプレイでしか使わなくなる。

ロボットのデザインはダサカッコいい、パチモン臭い。変形できるロボットが結構居て、トンデモ変形するのも多い。
キカイオーみたいな感じで、ゲッター、コンバトラーっぽいのが居たりもする。犬とゴリラが個人的にヒット。

ロボゲーにはよくあるカスタマイズ要素として、パーツ装備がある。一回付けると外せないという素晴らしい仕様で。
廃棄する事によって新しいパーツを付けることはできるが、これは勿体無い病患者には結構苦しい仕様。
パーツの保持数が最大9個までなのも苦しさに拍車をかける。私なんて↑の重病患者なのでEDまでほとんど使わなかった。
でもこれはこれで、取捨選択に悩んだりするのが楽しかったりする。パーツは買えるが売れないのもアレだ。
装備スロットは1〜4になってるんだが、下位モデルは多め、上位モデルは少なめとかになってると良かったのになあ。

当初、対戦が無いのは惜しいと思ったが、やり進めるうちに考えは変わっていた。対戦は要らない。
なぜなら明らかに対戦用のバランスになってないからだ。仮に対戦があったとしたら、瞬殺or被瞬殺で終わりそうだ。
ダウン中でもマイナス補正無しに攻撃が通るので、倒されたら終わったも同然と。バランスなんてどうでもいいって意見は却下。
そこで、マルチプレイを搭載するなら協力プレイが欲しかったところ。連ジやガチャなんかも協力のが楽しい、俺は。
どうせ途中で協力に飽きてくると、誤爆→わざと誤爆→乱闘へ…になるだろうし。くにおシリーズは偉大だ。

結論としてロボゲー、バカゲー大好きなら買っとけ。色んなとこでツボを突いてくる作品だと思う。
ロボは漢のロマン、変形は漢のロマン、ドリルは漢のロマン、核ミサイルは漢のロマン、忍者は漢のロマン。自爆は漢のロマン。
あー、余計に鉄人とリモダンがやりたくなったなあ。DSでの次回作にも期待しよう。 (2006/9/8)

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