★結界師 黒芒楼襲来 2Dアクション 2008年3月20日 バンダイナムコゲームス/エイティング

結界師のDS第二弾。前作を買おうかと思ってたら今作が出たんで前作をスルーして購入。
えーまず、漫画ではなくアニメを元にしてのゲーム化だとはわかっているが、それにしても・・・時音が可愛くねえ!
ドット絵の方じゃなくて、会話中に出てくるイラストの方。何枚かあるがほとんど可愛くない。
特にあるカットなんて松田美由紀さんに見えて仕方ない。結界師の5割は時音の可愛さで出来ていると言うのに!
あと時音以外もついでに書くと、良守と限の顔も気に食わない。牙銀の絵が馬状態しか無いのは手抜き。

と、キャラゲーなので絵について熱くなってしまったが、メインはやはりアクションパート、ゲーム本編。
これは正直面白い。思っていた通り、DSと間流結界術は相性が良い。一気に滅せた時は気持ち良い。
原作の結界生成方法と比べると全然違うインチキ生成だが、そこはまあテンポの関係上仕方ない。
良守の大結界と時音の多重結界、棒結界が上手いこと再現されてるだけで十分だ。

ストーリーは全部で8章(8面)。数は少ないが、微妙に探索要素があるせいなのか1面1面が結構長めに感じた。
難易度は結構高い(と思う)。体力制で回復アイテムが結構落ちてるが、死んだらステージの最初からなのが厳しいとこ。
ボス戦まで行くとボス戦からリトライ可能なのが救い。ボス戦は倒し方がわからないと普通に何度も死ねるので。

話は原作の最初から黒芒楼で火黒を倒すまで。8章しかないのでかなり端折ってる。原作知らないと結構意味不明。
なのに、その中途半端なイベントシーンや会話シーンをスキップできないとはどういう事だ!
タッチでしか文章送りができないので、かなり鬱陶しい。リトライ時にも2周目でも省略されない。
話知らん人は中途半端だし、知ってる人は鬱陶しいだけでもうダメダメ。このゲーム一番の不満点。
ちなみに、一度クリアすると正守が使用可能になるんだが、イベントシーンが良守・時音な上に上記の点で…。
正守専用の話を作れとは言わんけどさあ…これはないだろう。やる気失せるよ。

それとストーリー以外にミニゲーム、チャレンジ(ボスラッシュ)、スコアアタックの3つのモードが搭載。
ミニゲームは4種類あってゴキブリ潰し以外は原作の修行・鍛錬みたいな感じで結構面白い。
チャレンジは難しい。クリア時間が記録されるが、クリアすること自体が難しい。
スコアアタックはいわゆるステージセレクト。正守クリア後に出現するので、
「おお、これでようやくアクションゲームにだけ没頭できる」と思ったら…イベント挿入!
当然スキップ不可能。やってらんね、アホか。1面のチュートリアルなんて誰用だよ。

総評。イベントシーンの仕様が致命的すぎるが、横スクロールアクションが好きならやって損無し。 (2008/8/9)

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