★ジャッジメントシルバーソード-Rebirth Edition- シューティング 2004年2月5日 キュート/M-KAI

ワンダースワン最初にして最後の縦シューティングゲーム。通称「銀剣」
これの前身はWWGP2001でのグランプリ作品であり、ワンダーウィッチ(WW)を持っていれば
WWGP公式や作者HPから、ダウンロードしてプレイする事が出来た。
そして、2年ちょっとの時間を経て、カートリッジでキュートから製品化されたのが今作である。
ただのWWGP版(前作)の移植ではなく、色々追加・変更されている。
自分はWWを持ってないし、前作をやった事が無いので、詳しい違いとかは書かず今作だけ見て書いている。
スワンクリスタルが発売された後のソフトは基本的にクリスタル推奨だが、
この銀剣はその中でも更に。というか、クリスタル専用と言ってもいい。
カラーでもやってみたが、見づらすぎる。弾がほぼ見えない。STGで弾除けが出来ないのでは話にならない。

2種類の攻撃とバリアを駆使して、全30面+アルファを進んでいく。
攻撃は前方集中型(ノーマル)と多方向型(ワイド)のショット。バリアは前方に出るタイプ。
バリアは100%から始まって、弾に当てるとパーセンテージが下がり、バリア自体も小さくなっていく。
しかし、バリアは全ての弾をスグに消せるわけではなく、ボムも無いので緊急回避方法は無い。
弾幕ゲーながら、ほぼ自力で避けるしかないのが古い感じでいいね。
難易度は3段階。イージー、ノーマル、ハード。普通だね。正直ハードは難しいね。

このゲーム、開始した当初はオプションとか何も無い。ポーズすら。
点数を稼いで、一定数まで行くと「オプションレベル」が上がって、色んな隠し要素が出てくる。
最終的には無敵まであるので、頑張って経験地稼ぎすれば誰でもクリア可能。まあ、つまらんけど。
とか言いつつ、俺はイージーしかノーコンクリアしてない。ラスボス強いんだよ・・・。
他にも面白い隠し要素があるが、ネタバレになるので書かないでおこう。

で、点数稼ぎについて。普通に敵を落としていけば点数が入るのは基本として、
このゲーム独特の倍率システムがある。敵に対して寸断無くショットを打ち込み続けると、
×2、×3・・・と倍率が上がっていく。そして、ちょっとでも間が開くと下がっていく(×1まで)
と、ここでバリアの出番だ。バリアにも攻撃力があり、これを敵に重ねると、
ショットの比ではない上がり方が見られる。ちなみに弾と違って敵に当ててもパーセンテージは下がらない。
バリアを稼ぎとして使うポイントは堅い敵やボスのトドメ直前。早すぎると敵の攻撃に倒されるし、(死ぬと×1になる)
遅すぎると倍率をあまり上げられない。使う瞬間が難しいんだよねえ。
まあ、ここがこのゲームの稼ぎプレイの面白い所。クリアと稼ぎでプレイが分けられるSTGは好きだなあ。
オプションで残機数を変えたり、ステージの途中からプレイする事などが出来るんだが、
デフォ設定でしかランキングに登録できないのはいい事だ。難易度別ランキングもあるし。

あと、縦画面なのが地味にいいよ。GB、GBA共に縦シューはなんか狭くてやり難いからね。
つーか、今までスワンで縦シューが出なかったのが疑問。昔の作品の移植・リメイクでもいいのに。
ああ、ただスワンのボタンの性質上慣れるまで操作しづらい。いや、慣れても難しいか。
音楽はまあまあ。シューティングって名曲が多いから、比較しがちだけども。

マジで携帯機のSTGでは最高峰。シューターなら買うべし。
これまでの携帯機の縦シュー?捨てちゃってよ。状態。
間違っても家庭用・業務用とは比べるなよ。 え?今更だけど某STGと名前が似ている? 気にするな!
でも、期間限定で通販だけの販売だったので、手に入れるのは困難。
中古屋回るか、オークションくらいだろう。頑張ってくれ。 (2004/8/29)

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