★スクリューブレイカー 轟振どりるれろ アクション 2005年9月22日 任天堂/ゲームフリーク 

ポケットモンスターを生み出したゲームフリークが、久々に完全新作のアクションゲームを打ち出した!
なんて一般人にも、ポケモン好きの子供にも、ヲタクにも通じなさそうな煽りからレビューを始めよう。
そして、定価の安さを言いたい。 税込み3800円! 買いやすい! しかも振動機能付きカートリッジ!
巷では税込みにすると6000円になるゲームもあるってのに。この心意気に感動した。素晴らしい。

ストーリーはわかりやすい。義賊レッドリルがライバルの盗賊団に襲われ家宝を奪われる。親分が怪我をしてしまったので、
娘の主人公「くるり」が宝を取り戻すために、重機「ラセンダー」に乗り込んで奮闘する。ってのが導入。
その後はまあドタバタコメディ劇みたいな感じ。少し燃えるシーンはあったりする。泣けるシーンもあったりする。

ゲームの内容はタイトルから推測できる通り、ドリル好きのドリル好きによるドリル好きの為のゲーム。リンカーン万歳!
Rボタンでギュイーンとドリルを回して突き進む。これだけで楽しい。エフェクト、効果音、振動により爽快感が生み出される。
そして、ゲーム中にドリルのギアを手に入れる事によって、ドリルがパワーアップし更に爽快感が上がる。
最初がレベル1で2、3と上がるんだが、上げるにはドリアップというアクションをする必要がある。
で、そのドリアップ自体も楽しいんだなあ。ギュイ、ギュイーン!とドリルがパワーアップしていくのが。
ていうか、1だとショボい。最初に書いた爽快感は3になってからが真骨頂。無限にドリルを回せばアドレナリン全開。
あと、ステージ終了毎にギアレベルはリセットされる。ステージクリア型なので、これは仕方ない仕様。
大体、3の状態でクリアして次のステージへなので、1になってるの忘れてを凡ミスが…。まあ、そこはご愛嬌って事で。

クリアまでのステージ数は11。少ないように感じるが、1面1面が長めなのでプレイ時間は短く感じないだろう。
難易度も易しめだと思う。ライフを任意に増やしていく事が出来るので、それも相まってか。
まあ、絵とタイトルの柔らかさから伝わるとおりだね。隠しステージの難易度はそれなりのものになっているが。
ちなみにライフとステージを増やすには、ステージ中に散らばるチップを集める必要がある。つまり頑張れば誰でもと。

コレクション要素として、お宝集めがある。収集率によってコメントが聞ける。ここらはポケモン図鑑みたいなものか。
何個あるか、何個回収したかをステージ毎に示してくれる親切仕様。取りこぼしも無いぜ。
あと、親切と言えばナビゲーション機能かな。初挑戦はモチロンの事、久しぶりにやる時も役立つ。
リトライする時に飛ばせなくて、うっとおしいって事もあるけどな。人それぞれか。

音楽は良好。個人的にギアレベル3時のBGMは最高。レベル3状態の爽快感と見事なシナジー効果を生み出している。
他にもインターミッション時、ステージ中、ボス時の音楽はかなりマッチしてると思う。耳に残る。
ドリルの環境音も素晴らしいな。回る音、壊す音、壁に当たる音…全てが恍惚とさせる。
あと、ギアを取得した時のくるりの「ニー!」「サーン!」もなんか良かったな。取得した時の嬉しさがアップ。

オマケでパスワードの要素がある。公式サイトで発表される(いずれは攻略本や攻略サイトにも載るであろう)
パスワードをゲーム中で入力する事によって、色々な隠し要素が追加される。
その中に、サウンドテストがある。上にも書いたがこのゲーム、なかなか良い音楽が多いので嬉しいところ。
追記、パスワードによりハードモードの存在が判明。ヌルいなんて思ってた人も考え直すだろう、かなり難しい。

安価なので、適当に買ってみるかって感じで買って欲しいゲームかな。
もちろん、ドリル好きは有無を言わさず買っとけ。漢の武器で主人公は女の子だけど。  (2005/10/15)

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