★カーブノア RPG 1991年4月19日 コナミ

いわゆるローグライクのRPGだ。正直このジャンルはトルネコとシレンしかやった事が無かった。ローグもやった事が無い。
しかしつい最近存在を知り、上記のゲーム好きとしては居ても立ってもいられなくなったので、半年ほど探し続けて発見し購入した。
と言う訳で、トルネコ・シレンとの比較が多くなってしまうだろうが、そこは許容して欲しい。・・・そんな人多いだろうし。

起動→メニュー→クエスト(ダンジョン)選択→潜り開始とパッと始められるのが良い。そして一つのクエストが短くサクッと終われる。
実に携帯機向け。潜ってる間はセーブできないとか問題なし。切れそうな充電電池の最後を絞る取る時とかに超オススメ。
クエストには4つの種類がある。「敵を○体倒せ」「金を○G集めろ」「妖精を○体助けろ」「オーブを○個探せ」という具合。
ネットゲームのミッションぽく言うと討伐、金稼ぎ、救助、発掘。おお、種類が巧いこと揃ってるし、響きがなんだかカッコいい。
個人的に討伐は他の3つより難易度が高いと思う。なぜなら主人公が弱いからだ。運要素が高く詰まってしまう場面が多かった。

「ダンジョンが4つでしかも短いって糞ゲーじゃねーか!」ではないよ。クエスト選択の後にレベル選択(10段階)があるんだ。
一つクリアするごとに上のレベルに挑戦する事ができる。ただ、一回クリアしたら正直下のレベルなんてやらないけどね・・・。
序盤は糞が付くほどヌルいが、レベル6を超えた辺りからやり応えが出てきて面白くなる。4マス的に殴られて即死するといい。

レベルが無いと書いたがハラヘリも無いぜ。つまり、無駄な動きし放題やり放題。ただ、敵を倒しても経験値が無いし、
HPも回復しないので意味が無い。というか、そういうシステムなわけだ。あと、斜め移動・攻撃、罠というシステムは無い。

持てるアイテムが8個ってのは凄く厳しく寂しい。ドラクエ1より酷い。シレンで保存の壺持ち込みまくりなヘタレは即死亡。
ってのは冗談で、アイテム自体がそんなに落ちてないし、使わなければならない場面が多いので問題なし。むしろ枯渇する。
クエスト開始時にランダムで4つのアイテムを貰う事ができる。命綱だ。ちなみに、自由に持ち帰ったり持ち込んだりは出来ない。
ああ、オーブ探しはこの面で苦労しやすかった。オーブ1個でアイテム欄を1個使っちゃうからだ。が、それが良かったりもする。

モンスターの動きはほとんどが規則的で、一定の地点で移動している。追ってくる敵も居るが、ほとんど居ない。というか危険な敵。
つまりは、上にも書いたとおり主人公が弱いので、基本的に逃げゲーである。討伐ミッションも強敵は避けて雑魚を倒すのである。
レベル上げしないでドンドン潜っていった時の弱シレン・トルネコ状態を、常に味わえるわけだ。最強装備で蹂躙なんてできやしない。
関係ないが、プレイヤーキャラの見た目が弱そうなんだ。4マスを使う大型モンスターなんてのが出てくるが、見た目で無理。

まとめると、ローグ好きでGB好きなら買っとけ。暇つぶしに丁度いい。結構レアだが、見つかれば安いと思う。
ちなみに、カラーでやると色が違うので宝箱とミミックを見分けやすい。って今時初代やポケットでやる人なんて少ないか。 (2006/11/1)

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