★カードヒーロー カードゲーム 2000年2月21日 任天堂

不遇の名作。そこそこ売れたのに、出荷多すぎで値段崩れまくった。今でも新品が残ってたりする。
これはファミ通の宣伝のせいだと思う。当時、持ち上げまくってた。まあ、俺はそれで買ったんだけど。
あと、デザインが一般受けしなかったのもあるんだろうけどな。値崩れも含めてイメージが悪い。
俺は発売日に買ったが後悔していない。だいたい、あんだけプレイできたなら、定価でも安いっつの。3800円って。
カードゲームとしてはもちろん、他のジャンルのゲームと比べても、据え置きハードと比べても面白い。
カードゲームとしては、カルドセプトと並んで最高峰だね。共通点として、使えないカードがほとんどない。
遊戯王とかは使えない・入れる必要のない糞カードが沢山ある中でね。カードの種類・枚数の多さなんて本当に関係ない。
カードヒーローは全部で114種類しか無いのに、何を入れようかかなり迷う。これはゲームバランスの良さでもある。
まあ、デッキのキャパシティが20枚(30枚)なのもあるけどね。よくこれだけで、面白くできたもんだ。

ソフトを起動すると、オープニングデモが始まる。ポケモンみたいなもの。どっちも任天堂だしね。
ここのBGMが地味にカッコいい。今でも口ずさめる。本編中でも使われた・・・かは覚えていない。クライマックスっぽくはある。
ああ、デモ自体もカッコいいがね。ダインが召喚されてるし。・・・もう一方は、何故かカッパラーだけど。
最初から始めると、月日と時刻設定になる。これもポケモン金銀っぽい。曜日とかでイベントがあったりする。
日付が変わって、お母さんに話しかけるとお小遣いとして50円貰えるの。少ないのか妥当なのか。何気に笑える。
あと、誕生日も設定できて、もちろんその日にはプレゼントが! なんと、普段の10倍の小遣いが! 
レアカードとかくれればいいのにね・・・。ちなみに、俺はリアル誕生日にしていたせいで、ちゃんとイベント見てない。
で、本編はチュートリアルの連続で始まる。当時、「説明書不要!」って売り文句があった気がするが、まさにその通り。
かなーり時間かけて、親切にゲームシステムを教えてくれる。しかも、楽しみながらという見本のような仕様。
バトルのテンポは良い。特に序盤はルールがシンプルにされていて簡単方式。最終的には長い戦いもある。
一手ごとにセーブされるので、ズルできないのもいいね。俺は負けるの嫌いで、他だとつい消してしまうからね。

カードの手に入れ方が熱い。現実のトレーディングカードみたいに、店でパックを買うのだ。何種類かから選べる。
1パックに3枚入っており、全てがランダム。開ける瞬間は手に汗握る。どれだけ金をつぎ込んだだろうか。
レアカードは個別に高値で売ってたりする。まるでカードショップ。1日毎に品揃えも変わるという凝りよう。
上に書いたとおり、カードは114種類しか無いんだが、なかなか揃わないよ。IDによって出ないカードもあったりするし。
ここのトレード必須な仕様は頂けない。ポケモンじゃないんだから。1個で全部そろうようにして欲しかった。
ちなみに、カードは売ることも出来る。なんだかホントに現実的。同じ種類のカードは3枚までしか入れられないんで、
4枚以上になったら売ると。ああ、素晴らしき売買人生。他のカードゲーだと無駄に出まくるカードかあるもんね。

ストーリーはお約束な感じ。子供向けですなあ。クリア後は更なる世界が待っていて、全然飽きさせない。
クリア後にバトルに関して、ある大きな要素が出てくるのって珍しいよなあ。全く変わってくるし。

通信対戦は、よくバグった。例えば、自分と相手では見えてるカードが違ったり。召喚したモンスターが違うとかね。
せっかく対戦が楽しいゲームなのに勿体無かった。シンプルのようで、複雑なシステムのせいだろうな。

とにかく、カードゲー好きなら買っとけ。面白すぎる。絵なんて気にするな。ガチャフォースみたいなものだ。
ああ、5年経った今だが、続編を求む作品の一つ。メトロイドよりこっち作ってくれー。 (2005/5/4)

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