★アナタヲユルサナイ テキストADV 2007年11月15日 AQインタラクティブ/Cavia/ZENER

5話(5話は前後半あって実質6話)のテキストタイプのアドベンチャーゲーム。
プレイ時間は12時間くらいかな? 時間は表示されないので体感。
 
結論から言うと、話は面白かった。流石、かまいたちの夜の麻野一哉。
進むに連れてアナユル世界にグイグイ惹きこまれていった。
バッドエンドも何個かあり、笑えるものや戦慄するものまであって楽しめた。
音楽も良かった。流石、ファイナルファンタジーの植松伸夫。
が、ゲームとしては駄目だった。ほぼ全編通して読んでいるだけ。
プレイヤーの介入する余地がほとんどない。オマケ程度の選択肢とミニゲーム。
難易度が高い低い言う前の問題。小説みたいなものだった。
主人公が真相に辿り着く前に脳内で推理しようぜって推理小説。
(小説の癖にオートモードが無いのは痛い。既読スキップはあり。)
 
話と同じようなもんだが、キャラと世界観も良かった。
ユウジがゲイのくせに男らしいし、万能過ぎて惚れると掘れるいうか。
それとちょいとネタバレだけど、坂本くんのバッドエンドは必見。怖い。
 
PSPを縦に持つってのは新鮮で良かった。片手で保持・操作できるのが楽。
ただ、操作ボタンの割り振りは微妙だったな。特に決定・読み進め。
片手で持つ際にはLボタンでいいが、両手で持つ場合は十字キーにも欲しかった。
 
逆転裁判4の「みぬく」みたいなシステムは勿体無いと思ったな。
ヌルイし、しても意味が無い場面が多かった。アナログパッドの操作もし辛い。
 
小説はダルい。本格AVGも面倒くさい。って人にオススメ。
定価で買うのは無いけど、2000円以下なら。 (2010/11/28)


トップへ  レビューへ