■IP電話について
                                                      03/05/24 追記 05/04/18

今回は「PC to Phone」であったIP電話が「Phone to Phone」で利用できるようになり(従来の電話機で利用できるようになった)シェア拡大に各社熾烈な宣伝合戦を繰り広げているIP電話についての私の経験を書きます。

元々電話料金というのは「発信側の回線利用料」「中継回線利用料」「着信側の回線利用料」からなり従来の市外通話は「中継回線利用料」が高かったわけです。
それに比べIP電話は「中継回線」をインターネット網(無料)を利用することにより料金を劇的に安くするものです。

皆さんのお家にもYahoo! BBの提携会社からのADSLへの加入依頼の電話がよくかかると思います。
家にもよくかかってきましたが私はインターネット接続は今加入しているCATVが気に入っていましたしADSLは(家は電話局からの距離が遠いので)高速が望めないためお断りしていました。
ところが昨年の12月初めセールスの人が訪れ「IP電話だけでも加入できる」というので高額な市外電話料に頭を悩ませていた私は無料体験してみることにしました。

まもなくしてADSLモデムが郵送で届き説明書を見ながら配線をすませると電話は支障なく使えました。
ところがインターホーンが鳴らなくなってしまいYahoo!BBフォンに電話して言われたとおり配線し直すと今度はインターホーンが鳴りっぱなし、その故電話すると「電話機の製造元に問い合わせてください。」とのこと 三洋電機に電話して配線図をファックスしてもらい無事解決。
原因はインターホン用の6芯コードを私が別の所に差し替えたのが原因でした。

その後の感想
・実感としての音質は、一般電話より若干劣るものの聞きづらさを感じることはまずない。(時々雑音が入る)
・ファクスも問題なく利用できる。
・現在のところ、110番、119番、0120や0990などの番号への通話はIP電話ではなく一般回線経由となる。
・着信者がナンバーディスプレー電話や携帯電話でナンバー非通知拒否をしていた場合かからないが電話番号の前に186を押すことにより従来の回線で繋がる。
・キャッチホンは割り込んできた電話に出ることはできるが元の通話者に戻すことが出来ない。
 (IP電話同士で話していた場合はお話中になるらしい)
・IP電話同士の通話は何時間話していても無料。
・通話料金は国内一律3分7.5円

以上 使用してみての実感は普通Yahoo!BBのADSLに加入するとYahoo!BBフォン込みですが家の場合フォンだけなので基本料金千円余りいります。
それでも電話料金は激減しました。デメリットを差し引いてもメリットの方が多いので継続するつもりです。

私の体験を書きましたがYahoo!BBを推奨しているわけではありません。
市外電話を掛ける機会の多い方は一考されてはと思いますがその場合は各社比較して自己責任でお願いします。

追記(2005/04/18)
Yahoo!BBのIP電話のみの加入は2004年末から出来なくなったそうです。
4月1日から[050番号]の通話先が拡大され「日本テレコム」「ケイ・オプティコム」(暫定1年間)相互通話が無料だそうです。