■フォントについてU

2007/11/30
 みなさん フォントはたくさん入っていたでしょうか?
さて今回は色々のフォントを使用するにあたり、知っていた方が良いことを少し書いてみたいと思います。

フォントを見て気づかれたと思いますが MS P ゴシック MS P 明朝 のように[P]がついたフォントがありますね。これは[プロポーショナルフォント]と呼ばれるフォントで、これに対しMS ゴシック MS 明朝 は[等幅フォント]と呼ばれます。違いは下記のようになります。

  プロポーショナルフォントは美しいですか?(MS ゴシック)
  プロポーショナルフォントは美しいですか?(MS P ゴシック)

欧文フォントのほとんども[プロポーショナルフォント]になっており、ホームページアドレスなどは欧文フォントで書かれた方が読みやすいです。しかし日本語フォントで書きたい場合は半角で[P]を使用すると読みやすくなります。
(wordの文字の初期設定は[日本語・・・MS明朝][欧文フォント・・・Century]です
そのため画面上では半角英数の文字にあまり違和感はありませんが、印刷するととても目立ちます、それが嫌な方は日本語の半角で入力されると目立たなくなります。・・・設定で別の欧文フォントや日本語に変更することも出来ます。)

   http://hccweb1.bai.ne.jp/enjoy/       (Century)
   http://hccweb1.bai.ne.jp/enjoy/  (MS ゴシック)
   http://hccweb1.bai.ne.jp/enjoy/        (MS P ゴシック)

プロポーショナル フォントとは(マイクロソフトの解説もお読みください)

※ 一般的に「毛筆体」はポイント数に比べて他の書体より一回り小さく表示されます。
   それを利用してルビと漢字の間隔を狭く見せることも・・・具体例


それともう一つ大事なことは「自分のパソコンに入っているフォントがすべてのパソコンに入っているとは限らない」と言うことです。

ほとんどの方は「MS 明朝・ゴシック」の他に最初に「HG」と付いたフォントが存在したと思います。
このフォントはwordをインストールすると一緒にインストールされます。それ以外の日本語はおそらく「年賀状ソフト」等と一緒にインストールされたものと思います。
従って同じwindows OSでも使用ソフトが違えば入っているフォントも違ってきます。

◆ Word
例えばワード文章に変わったフォントを使用して、メールの添付ファイルで送ったとします。
しかし送られた方がそのフォントを所有していない場合、自動的にそのフォントに一番似ているフォントに置き換えられてしまいます。
どうしてもその文字を相手のパソコンで表示したいという場合は、word のツール→オプション→ 保存に「True Type フォントを埋め込む」という項目がありますがファイルが重くなりますし、その他制約もありますのであまり使用することはありません。

◆ メール
ではメールの場合はどうでしょうか?
メールは送信者が何のフォントを使用して書いても、受信者側ではその方が設定している(下図はOutlook Expressの初期設定です)フォントで表示されます。

【訂正】
「何のフォントを使用して書いても」は
下図の「メッセージはすべてテキスト形式で読み取る」にチェックが入っていた場合です。
チェックが入っていない場合は送信者が書いた通りに受信者側で表示されます。
(デフォルトはチェックが入っていない状態でした。訂正します)


【追加】
 ←この署名は固定ピッチフォントで見ると正しく表示されます。

署名に上図のような文字で絵を描いてこられる場合がありますね
そう言う場合は下図の「プロポーショナルフォント」のところ「MSゴシック」等、等幅フォントにしていないと正しく表示されません。


◆ ホームページ
たまにタグに「○○行書体」などと書かれているのに、表示はデフォルトのフォント で表示されているホームページを見かけます。(ブログの場合はご自分でフォントの変更までされる方は少ないと思いますが)
これもご自分のパソコンでは「○○行書体」で表示されますが、そのフォントが存在しないパソコンではデフォルトで表示されます。


ではいろいろの書体をどのようにして楽しめばいいのでしょうか?
上に書いたようにフォントが変わらないようにするには「印刷」することですが、パソコン上で変化しないように表示するには画像にすることです。
JPEG・GIF・PNG 等の画像ファイルにするとどのパソコンで表示しても変化しませんし、PDFファイル(専用ソフトを使用して変換する)にしてもワード文章などを自分のパソコンで入力したフォントのまま相手に見てもらうことができます。
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