Boot革命(市販ソフト)

2008/04/15
わが愛機と周辺機器の紹介     
はじめに
 「BOOT革命」のことを初めて知ったのは、雑誌で「パソコンのXPをUSB外付けHDDに移動して、本体にはVistaをインストールして使い分けましょう」と言うような広告を見たときです。
全く何のことを言っているのか分かりませんでした。(USB外付けHDDからOSは起動できないはず と 思っていましたので)

ネットで検索してみると「BOOT革命 USB ver.1」が見つかり読んでみると上記のことが出来るらしいです。とっても興味をそそられましたが結構難しそう・・・それに実験するにはソフトの値段にも二の足を踏んでしまいました。
状況
 たまたま I-O Data の外付けHDDを購入された、ボランティア仲間のHさんが付属ソフトとして「BOOT革命 USB ver.1」が付いていたそうで、使用しないからと下さいました。
しかし ソフトはWindowsXPのみ対応でした。

  私はノートパソコンのXP機に、デスクトップ機のVistaをBOOT革命を使用して外付けHDDにコピーして、使用してみたかったのです。(ボランティアの相談室でパソコンを持参されず、Vistaを使用希望される方のために毎回 私が持参しているXP機に追加してみたいのです)

これについては製造元のアーク情報システムのQ&Aに下記のように書かれていました。
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Q6: コピーした外付け USB ハードディスクを別のパソコンに接続して起動できますか?
A6: できません。

ただし、コピーした外付け USB ハードディスクを別のパソコンに接続することは特に制限を設けていません(環境が異なるコンピュータに接続した場合は、正常に起動できないことがあります)。ファイル・フォルダの参照やコピーすることは可能です。
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家電量販店へ立ち寄ったとき、 I-O Data のポータブル外付けHDDにVista対応の「BOOT革命 USB ver.2」を添付した外付けHDDを販売していないか探してみましたがありませんでした。
そのためポータブル外付けHDDは購入しないつもりでしたがタイムセールに出会い、衝動的にBUFFALO製品を購入しました。その時バンドル専用スリムパッケージ版の「BOOT革命 USB ver.2」(Vista対応のみが頭にあり、正確に覚えていなかった)を購入しようとして"for Vista"「BOOT革命 DISK mirrer ver.1」を購入してしまいました。(>_<)
実施
 何はともあれ考えていても分からないので、XP対応のBOOT革命をWinXPにインストールして、購入したポータブルハードディスクにコピーしようとしました。
「コピー先」(ポータブルハードディスク)の方が「コピー元」(Cドライブのシステム)以上に大きくなくてはいけないのは知っていました。そこでパーティーションを3つに分けデータを少し入れていました。
ところがいざコピーしようとすると下図が表示されました。これではデータが消えてしまいます。



マニュアルを読んでみると上の状態にしておくように書かれていましたのでそのように。
(コピー完了後は普通にパーティーションを切って使用できます)



USB外付けハードディスクから起動する方法は「BOOT革命/USB Ver.2 for Vista 」に書いてあるように3つの方法があります。

1.内蔵ハードディスクから・・・上図 にチェックを入れればいいのですが、実験をしてみようという気持ちなのでハードディスクに書き込むのは何となく抵抗があります。

2.BOOT革命製品CD・・・添付ソフトなので不可能、しかし間違って購入した「BOOT革命 DISK mirrer ver.1」で可能でした。(ノートパソコンはFDがないので)

3.FD・・・一応 後で制作して、起動できました・・・これならパソコンを起動するときに決めればいいのでデスクトップはFDがよいかも。
起動できるか?
 デスクトップのWinXPで「BOOT革命 DISK mirrer ver.1」をCDドライブにセットして再起動すると、下図の画面が出て何かキーを押すと「やった!起動できました」



喜びもつかの間、下図が表示されました。
(私の場合 元のXPが以前マザーボードを変更するなどしましたが、その時点ではライセンス認証の画面が出ませんでした、今回許容量を超えてたまたま出たのかもしれません)



どきどきしながら「次へ」をクリックして暫くすると「ライセンス認証サーバーと接続できません」とメッセージが表示され、もう一度やり直したら「これでwindowsのライセンス認証の手続きが完了しました」とでました!! やれやれ

※ 日経PC21 3月号に「複数の外付けHDDにウィンドウズが入っていても、同じパソコンで使うため、ユーザーのライセンスは1つだけでよい」と書かれています。(「BOOT革命/USB Ver.2 for Vista」の使い方記事の[注2])
あとがき
 同じ雑誌の[注1]に「外付けHDDにウィンドウズを入れて使う場合、使用できるパソコンは「BOOT革命/USB」をインストールしたパソコンのみ。ほかのパソコンに、そのHDDを挿しても、ウィンドウズは起動しない」と書かれています。

ところが 私のパソコンはOSをインストールしているカートリッジ入りHDDを交換する方式。
OSをVistaに入れ替えて試してみたところ起動できました。でもUSB接続なので動きが若干遅いです。XPを使用したいとき、どちらを使用するかはその時の気分で決めましょう。
(カートリッジの抜き差しで接続箇所が痛まないか心配していたのですが「頻繁に着脱してもトラブルの心配は少ない」そうです)

肝心のノートパソコンではどうかと試してみましたが(上の雑誌の通りだとダメ)その段階まで行けませんでした。

「High Speed Mode Boot from USB-HDD」と表示されて何のキーを押しても無反応なんです。
パソコンのUSBは2.0 外付けハードのUSBも2.0 で上のメッセージが出ると言うことは [2.0]っていろいろあるの? 調べてみると下記のように・・・どうやら私のノートパソコンは少し古いのでHS(High Speed)モード(480Mbps)ではないらしいです。
これでは私の当初の目的は断念です。

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2000年4月に仕様が確定した、USB 1.1のバージョンアップ版となるUSB規格。愛称は「HI-SPEED USB」。最高480Mbpsという高いデータ転送速度を誇り、HDD、CD-Rなどといったストレージ機器を接続しても、十分なパフォーマンスを発揮できるようになっている。

 規格としては、USB 2.0は従来のUSB 1.1にHSモードを追加しただけのものとなっている。従って、USB 2.0での転送モードはLS(Low Speed)モード(1.5Mbps)、FS(Full Speed)モード(12Mbps)、HS(High Speed)モード(480Mbps)の3種類となる。
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知らないことが山のようにあるのでパソコンは楽しいのかな?

元から入っているOSのwindowsXPと外付けHDDにコピーしたwindowsXP、コピーした時点ではまったく同一でドライブ名も同じなのでUSBの方を分かりやすい名前に変更しないと混乱します。
また ウィルスセキュリティソフトがどうなののだろうと興味があったのですが、直後から普通に使用できて、それぞれ別々に定義ファイルが更新されるのに驚きました。
今後は別のOSのように扱うことが出来て、ソフトを削除したりインストールしたりも出来るそうです。
しかし それらのことは私にとって便利になったのか、面倒になったのか悩むところです・・・