スパムメールと格闘(?) U

Home(表紙) 2005/04/27
わが愛機と周辺機器の紹介     
はじめに
 今回は直接スパムメールと闘ってみました。私自身のメールアドレスは変更したのでスパムは来ませんが息子に聞いてみると1日10〜20通ほど来るそうです。でも多数の登録の関係でアドレスは変更したくないとのこと。そこで私が最初に考えたのは「一ヶ月ほど別のアドレス名にしてまた戻せば良いのでは、そうすれば宛先不明でスパム送信元に不達通知が届き来なくなるのではないか」と思いました。しかしプロバイダに問い合わせると「例え本人でもそれはできないとのこと」また後ほど私の考えが甘かったことがわかりました。

そこでなにか良いソフトはないかと検索中見つけたのが「SpamDump」というシェアウェア(1000円)です。最初に目にとまったのが「スパムメールに対して偽造した不達メールを返信する機能」ですが、スパムメールの実態は違っていました。別の機能が役立ちました。
スパムメールの現状
 雑誌に「3大セキュリティ対策ソフト対決」と言うことで今注目すべき機能「迷惑メール」に対しての対策結果が載っていました。

各ソフト初期設定のまま 総メール数:918通(通常メール:850通. 迷惑メール68通)でどれくらいの判定ミスをしたかというものでした。結果は「ハー」と言うもので私が使用している「ウイルスバスター」以外は学習効果があると言うことなので効果が上がっていくのかも知れません。代わりにと言うかウイルスバスターには[例外メールアドレスの設定]と言うものがありここに登録すればスパムと判定されることはないのでしょう。でも「何も悪いことをしていないものが身を隠さねばならない」どうも性格的に嫌です。できればスパムをやっつけたい。

そもそも通常メールと迷惑メールの比率 世の中ではこんな割合なのでしょうか?     少なくても私と息子に来るスパムの割合は通常メールの2〜3倍 迷惑メールだらけです。そして雑誌には迷惑メールの多くが英語のメールと書かれていましたが私の所には英語のメールなど一通も来ませんでした。
SpamDump
 ダウンロード(3週間の試用期間あり)下記から

vector・・・私の説明したかったことすべて説明してあります。

StarStoneSoft・・・作者さんのHP

SpamDump のご紹介・・・特徴・メーラー別の設定・過去の質問


早速ダウンロードして試してみました。

@
プロバイダ

ウイルス・
バスター
A
SpamDump

ウイルス・
バスター
B
メーラー
メールの流れの途中にSpamDumpが入る。ウイルスチェックが2度行われる・・・ちょっと鬱陶しいと思ったのですがメーラーを起動していなくてもメールを受信したことが分かります。

ところがインストールして使用してみるとメーラーで受信するときB作動状態がながーく続き最後に下図のメッセージが表示されるのです。(メールはちゃんと受信できています)



プロバイダに電話すると「err」が出ているとのこと。そして「ソフトをインストールしてそうなったのであればそちらに聞いてください」ごもっともです。ただ私としてはメールはちゃんと受信出来ているのになぜ???

その故をメーカーのサポートさんにメールすると とても丁寧に 1.「私が設定をどこか間違えているかを調べる方法」 2.メーラーとプロバイダ間でどのようなのやりとりがなされているか調べるプロトコルアナライザというツール フリーのものとその使い方 を教えていただきました。お陰でプロバイダに少し手直ししてもらい正常に使用できるようになりました。(私のプロバイダ独自のトラブルだと思いますので詳細は省きます)

プロバイダとの通信状況を調べることが出来るなんて始めて知りました。(@_@)
SpamDump 使用
 結論から書きます。・・・私は色々試してみましたが初期設定のままで十分。

スパムと判定されたメールを選択して右クリックで表示
早速かねてからやってみたかったスパムメールに対して偽造した不達メールを返信やりました。ところが10通のうち4通しか届きませんでした。しかもそのうち1通は次の日 別のメールアドレスで同じ内容のメールが来ました。分かりました。スパムメールは送信元と「中止依頼」の受信はまったく別なのですね。同じ理由で「フィルタ設定」→「拒否するアドレス」の「Fromが実在しないメールアドレスの時は拒否する」に初期設定でチェックが入っていなかった理由がわかりました。相手が送信元を度々替えているので時間がかかる割に効果が薄いのですね。



上図の項目 設定できるのですが初期設定のままで一番効果があったのが「拒否する発信国名」でした。最初の図に「判定理由の表示」と言うのがありますがこれがとてもうれしかったです。そして誤って判定された物は「選択行のメールを表示」で別の物で拒否すればいいのです。

ただしメーラーで拒否した経験から「送信者」「件名」では拒否は効果があまりないと思います。そのかわり「許可」にはこれが有効ではないかと思います。

どうしても拒否できない物は「ドメイン」「IPアドレス」になりますがこれが割り出すのが難しいですね。間違って大手のプロバイダのドメインやIPアドレス拒否すると通常メールもスパム判定されるかも でも削除されるわけではないので安心ですが。怪しい「IPアドレス」は前回、書いたところで探してください。

実験期間・・・4月11日〜4月20日
通常メール:60通 スパムメール163通:(プロバイダからのウイルス除去通知19通含む・・・無料でメールのウイルスチェックをやってくれる)
あとがき
 SpamDump を使用して感じたのは「今まで穴のあいた網で魚をすくっていたのが今度は魚の方から網に飛び込んでくる」そういうイメージでした。

同じ数だけスパムが来るのに(不達メールを根気よく出し続けるとある程度減少するのかも)件名を読むのも嫌と思いながら削除していたのが分類された物を眺めるのは爽快・・・
一挙にスパッと削除(^_^)v

それと「このメールはこういう理由でスパムと判定されました」と言うのが一目瞭然でスパムの実態を知ることが出来とてもよかったです。他のソフトと比べたわけではないのですが私の感想です。

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